デルのスキル
ポムは、見た目だけでデルを犬だと思ってます。
人間族からすれば、ウルフ種と犬種の見分けは難しかったりします。
デル、、かわいそう
ヒックスは、4人を神鉄山登山道入り口でおろし、乗合馬車はアグニ村へ旅立って行った
ありがとう、ヒックス、、でもお尻が痛い、でもありがとう
『少し、早めについたな。ただここから山に入るのは危険だな』
『今日は、野営をして明日に備えよう!』
『さんせー!そして、お腹すいた!』
『野営ぺこぺこ』
謎の言葉は無視して、デルとポムは水場を探しにいき
トルンとベリーは野営の準備をすることになった、この組み合わせは4人で話し合っており
魔物や盗賊が来ても戦闘面で遅れを取らないようにするためだ
デルとトルンは今のところ、戦闘に難があるため仕方ない
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『ポムーーー勇者の感で川か池を探してくれよ』
『任せて!!ムムム!!こっちかな?』
確かに野営は危険だが、こう言う時はなぜか
楽しんんだよな、なんでだろう?
ポムの勇者の感で、野営地から離れないあたりを散策する
『デルは犬でしょ?』
???
『、、、ウルフ!!狼だ!!気高き!』
『狼でも鼻は聞くんでしょ?水の匂いはしない?クンクンしてよ』
『全く、、まぁやってみるか、、スンスン、、』
デルは種族がウルフなため嗅覚は優れている方だ、ルミスの市場での人酔いも匂いが原因だったりする
『どう?勇者は水の匂いはわからないや、、』
ポムはどこからか拾ってきた木の棒を振り回してる、子供かよ、、子供か。
大体水の匂いといっても水自体は無味無臭だし、どちらかというと水場に生えてる植物の匂いだったり
するんだけど、、ん?この匂いは
『ミントの匂いがするぞ!水場が近いかもしれない』
『スースーするやつ?』
『食べたり、匂いを嗅ぐとスースーするな、、近いぞ』
匂いのする方を辿る、野営地を背にしながら進んでいく
『お!!あったぞ!湖だ!ぼちぼち大きいし魚も取れるかもしれない!』
『さっすがー!ワンワン!』
ポムに怒っても仕方ないと察して、ハイハイとなっていた
『野営地を、ここに移す方がいいかもな、水場が近い方が何かと便利だ』
『確かに!!僕が呼んでくるよ!』
『大丈夫か??。、少し待て、目印に火を起こすから』
デルは手早く、収納ボックスからマッチと乾いた藁を取り出す
ポムに近くにある枯れ枝を集めさせて火をつける、枝に火もうつりいい感じだ
『よし!これを目印に戻ってこいよ。野営の場所はここから真っ直ぐだからな!』
『わかったーーー!行ってくる!ビューン!』
ポムは、闇に消えていった
デルはポツンと1人になってしまった、座って湖に映る星を眺める
『誰もいないと寂しいもんだな、、』
そんな思いにふけっていると
茂みがガサガサと音を立てる
『ぉ、早いな!もう戻ってきたのか』
そう言って、音がする方を見る
・・・
・・
・
ヒョコ、
そこには、鋭い角を持つ赤い目の何かがいた
『一角魔うさぎ!?』
うさぎとはいうが、それほど小さくはない、魔物は野生の動植物に魔の素
『魔素』が原因で変異すると言われている
モンスターは、この魔素を体内に吸収して生きてたりする
人族は魔素を利用して、体を強くしたり、魔法という術を使う
ところが、野生の動植物にはこの魔素をうまく取り込み利用することができないため
取り込みするぎると、理性を失い凶暴化してしまう
中には理性を失わず魔素を取り込み神格化するものもいるとか
このうさぎも、魔素で変異したんだろ、、こちらを見ているが襲ってくることは、、ひ!きたーーーー!!
理性を失い凶暴化してるようで、こちらへ飛び出してくる
デルは、逃げようかと思ったがこれ以上このパーティーのお荷物になるわけにはいかないと
収納ボックスからドラン特製のかぎ爪を装備する
『くるならこいやーー!』
一角魔うさぎの大きさは、デルより少し大きくあの角で突かれたらひとたまりもない
デルはこれでも辺境村周辺で何度も小型の魔物や、駆け出し冒険者との戦闘経験はある
まず、あのスピードで来たら急に方向転換はできないはず
できるだけ引き付ける、、
うさぎは、さらに加速し角を武器に迫る
デルはギリギリで避ける、うさぎは勢いよくデルがいた場所を通過すると
避けられたことに怒り狂い方向転換をして追撃してくる
デル深呼吸し、、、叫ぶ
『ウルフクロー!!』
デルのつけるかぎ爪は淡くひかる、これはウルフ種が持つ固有のスキルだ
お構いなしにうさぎは突撃する、その刹那さらにデルはスキルを発動
『陽炎!』
うさぎはそのまま角でデルの腹を貫いた、、だがそこにはデルはいない
そう、このスキルは相手に幻影を見せ油断させるものだ
デルはこのスキルを逃げるためによく使っていたが相手が直線的な攻撃で、知能が低い場合こそ有効だった
『それは俺じゃねーーーー!くらえー!』
スパ!シュン、、、
幻影の後ろから本体であるデルがうさぎを切り裂く
うさぎは自分のスピードでふき飛ぶと、断末魔の末、悶え、動かなくなる
デルは息荒く
『ああははは!やった!!やったぞ!!俺だってやればできるんだ!はぁはぁ、、体がいてぇ、、久しぶりに使った、、せいで反動が、、』
反動で、その場に崩れる、デルは組合で測定してもらったステータスを思い出す
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性別:男性
種族:ウルフ
年齢:20
レベル:3
職業:狩人(固有:爪)
ギフト:赤の世界
スキル:異空間収納:Lv1(付与)
スキル:ウルフクロー:Lv1(固有)
スキル:陽炎:Lv1(固有)
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デルも腐っても現場を任せられる個人事業主だ、自分の戦い方はわかっている
だが、辺境村周辺では毎日同じことの繰り返しで存在意義を見失っていただけだった
『にしても、ドランの武器はすげぇや。とんでもない切れ味と軽さだ』
少なからずデルは自信をつり戻しつつあった、が、、
『あ!?テメェまだ立てるのか?。』
倒れるデルへ、うさぎがまだやれると起き上がり向かってくる
『はは!出来過ぎだったのかもな、、くそ』
デルは久しぶりのスキルの連発で立つ気力は残っていなかった
迫る、うさぎ
『トルン、すまねぇ、、先に逝くぞ、だがな!!最後までテメェの顔見続けて死んでやる!こいやー!』
その声に反応したのか、うさぎは駆け出した
実は出来る子、デル!
久しぶりの戦闘シーンで、こちらが楽しくなりました。
デルには悪いけど、、戦闘シーンは大事です。
メリハリないとね。死ぬな!デル!




