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駆け出し冒険者が勇者でした!?  作者: あんでる病んでる
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守り手!

デル達の泊まった宿酒場は、宿と酒場が併設してますが

他の宿は併設してるところは多くなく珍しいといえます。

酔っ払いに良からぬ誤解をされた不本意なデルとトルンは急ぎ受付へ向かう

当然のことながらポムとベリーはとっくに居たようでご機嫌斜めだ

『遅いよ〜お腹すいた!!』

『遅い』

『ちょっとトイレに行っててな?な?トルン』

『あー、ご飯前に出しとかないと、あははは』

トルンの言い訳にしてはセンスが無さすぎる

コレルが気を回す

『お集まりですね!それではご案内をいたします』

正面玄関から見て右手に酒場が併設してる作りになっており遅めの時間帯になり

酒場は温まってる時間帯だった


『お席はこちらをご用意しております。レニーー!お客様のご対応をお願いします!』

そういうと、ポムくらいの年齢だろうか少女が走ってくる

『失礼します!レニです!お飲み物とお食事はいかがしましょうか?』

『俺たちは、とりあえずエールだなトルン』

『エールで。ポムとベリーはどうする?』

『うーん僕は、アポオで!』

『水』

『エールが2つと、アポオ、水1つずつですね。食事はいかがしますか?今のおすすめは、ウイングコッコのディアヴォロ風と、朝取れた新鮮野菜の香草炒めです!』


『食事はそのおすすめと、肉を多めにお願いする』

『肉ー!にくうー!』

『同意』

『久しぶりの肉だな!飲むぞー!』

周りも時間帯的にもワイワイ、ガヤガヤしている酒場はこうでなくては

飲んでる人たちも種族もそれぞれで面白い

デルはカウンターに目をやる

カウンターでは1名客専用だろうかポツポツと飲んでいる

その中でも、ひときは大きな体躯で毛深な獣人系種族のものがいた後ろ姿は、熊?に近いだろうか

背中から伝わる歴戦の戦士という出立ちだ、武器もその体躯に似合う肉厚の剣を傍においている

あれを振り回せる戦士だ、さぞかし名が通ってるんだろう、そんなことを思っていると

レニが両手に飲み物を重そうに抱えて来た

『待たせしましたー!!うちのタルジョッキは大きいので気をつけてください!よいしょ。とと』

そういうと勢いよくテーブルに置く

『おー!デカイ!これは飲みごたえがありそうだ!』

『僕のアポオ!』

『水、水』

『えーうん、この度は・おふっ!』

『そんなのいらんだろ!トルン!カンパーーーーーい!』

パン!

各々タルジョッキを持ち4人で打ち鳴らす

『かーーーーー!これだよこれ!ヒヤヒヤ冷えてる』

『びっくりした。まぁ堅苦しいのはいいか。にしてもヒヤヒヤだな!冷たい』

『このアポオも少しシュワシュワしてる!美味しい!』

『やっぱりお水が最高』

レニがおすすめ料理と、適当なおつまみを持って来てくれた

さすが、センスがいいお酒に合いそうな品々と、ポムやベリーが食べそうなメインどころまで

ここはいい酒場とすぐにわかる

それぞれ、飲んで、食べてこれまでの旅の話や自分の話などしていた

食べ飲み始めてかれこれたった頃。。


先ほど、トイレで会った酔っ払いがこちらに絡み始めた

『おーーおおー!仲がいいんだな!毎晩よろしくやってるのか?種族も違う!これは素晴らしいことだギャハハは』

それを聞いたデルと、トルンは無視を決め込む。

辺境村の酒場でも酔っ払いに何度も絡まれたことはある

そういうときの対処法は無視が一番。相手も反応がないとノリ切れずあきらめる

だが、この時の酔っ払いは虫のいどころが悪かったようだ

『おい!!テメェらだよ!犬っころと、観葉植物ふぜえが!』

多少カチンときたがここは構わないほうがいい

ポムとベリーもポカーンとしてて何も言い出す素振りもない

ただ、1人黙ってないものがいたレニだ

『もーー!お客様!他のお客様に迷惑になります。お控えください!』

まだ少女なのに勇気がある

周りで飲んでる客達も、そーだ!そーだ!やら、子供に言われて情けねぇ!などヤジが飛んでくる

酔っ払いも少女に注意されて恥ずかしさから逆上する

『あ?チビがなんか言ったか?聞こえねえぞ!!オラ!』

酔っ払いは、レニを殴ろうと拳を振り上げる、危ない。

その刹那、酔っ払いが吹き飛ぶ、何が起こったか目の前には

カウンターで飲んでたあの熊獣人がいた


『よくぞ。勇気を持ち言えたぞレニ』

そういうと熊獣人はレニの頭を撫でる

『いつも、ありがとうございます!ベリック様』

さすがー!!ヒュううーーー!よ!我が都市の守り手!!など

周りのもの達から歓声が上げる


落ち着くと、その熊獣人はこちらを見る

『大丈夫か?運がなかったなお客人』

その体躯に似合わない温和な表情でこの人は周りから好かれるのだろうとわかる

と同時に、デルもトルンも何もできなかったことに少なからず虚しさが込み上げる

『ありがとうございます。』

『びっくりした!すごい速さだね!』

『感謝』

『レニが無事でよかった。』

熊獣人は軽くお辞儀するとレニにエールを注文するとカウンターへ戻って行った

そこからは周りの客がカウンターへ集まり我先にと熊獣人と酒盛りを始める

『すごいでしょう?ベリック様』

レニはテーブルの空いた食器を集めながらいう

『すごかった、一瞬でカウンターからここまで来ていた。ベリック?、、ベリック様はどんな人なんだ?

都市の守り手とか言われてたが?』

『ベリック様このルミスの都市軍の副軍長様なんだよ!すごいでしょ?』

それはすごい、、ん?またなんでここの宿酒場にいたんだろう、行きつけの酒場だったりするのだろうか

『すごいでしょ?ジー』

レニは答えを求めてる、しっかりすごい!さすが!など言って機嫌を取っておいた


そんなこんなでハプニングはあったものの、レニからデザートとお茶をもらいくつろいだ

周りも落ち着き始め客が帰り始めた頃、デルたちもそろそろ寝ようとなった

席を立つとコレルが気づいて来てくれた

『お客様は既にお会計をいただいております。そのままお部屋へお戻りください、受付にて湯あみの準備もございますのでお好きなお時間にご利用くださいませ』

そういうと、ペコっと頭を下げ受付に戻っていく

誰だろう、俺たちの食事代を払ってくれたのは?軍かな?とあまり気にしなかった、、

湯あみ!?至れり尽くせり!などと思いながら

4人はそれぞれ、湯あみや身支度を整え、長い1日をふかふかなベットで思い出しながら眠りについた。。

熊は私にとって優しいイメージです。

ただ、怒ると怖いんだろうなーー、、

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