『中立魔都市:ルミス』
グリフォンは強敵です。それなりの冒険者5名が苦戦するほどに。
それを1撃で倒したポムはなかなかに異常なわけです。
日も暮れあたりは真っ暗だ城門には灯りと人影が見えた。
『やっと着いた!今日はヘトヘトだ、、』
『ああ、今日はゆっくり休みたい。』
デルとトルンはもう歩けない様相だ。
『僕も美味しいご飯食べてみんなと寝たい!』
『お腹すいた。』
ポム、ベリーも今は普通の少女のようだ、中身は化け物なんだけどね
城門はそこまで大きくはなく辺境側は裏門らしい、こちらからの旅人が少ない証拠だ
門前の衛兵がこちらに気付き近づいてくる
『この時間に珍しい!橋からきたのか?』
衛兵の1名が話しかけてくる。その姿は爬虫類のトカゲに似ている種族はリザードなのだろう
『ああ、橋から来た』
『よく無事で、しかもウルフに、トレント、人族2名かさらに珍しい組み合わせだ』
『何が言いたいんだ?』
デルもトルンは内心ヒヤヒヤしている、確かに変な組み合わせだ
しかもこちらは別件で潜入中、なわけで
『そんなに、構えないでくれこれも仕事なんでなモンスター同士わかるだろ?』
『あああ、それはわかる。無事と言われたがどういうことなんだ』
『橋周辺に魔物が出たと報告を受けていてな。しかもグリフォンときたもんだ。珍しいどころかありえないことだ。グリフォンを何か違う魔物と見間違えたんだろうともっぱらの話でな』
トルンは、収納ボックスから爪と羽を出してリザードに見せる
『これは?』
後ろにいたもう1名のリザードも気になったのか話に加わる
『俺たちで倒した。正確には後ろに2名でだけどな』
まさかという顔だ、そりゃそうなるか
『これは、、待ってくれ、、お前達で本当にグリフォンを?。いやこれは確かに、ううむ』
リザード達は、慌て始める、1名は急いで城門へ消えていった
『疲れているところ悪いがこちらへ来てもらえるか?悪いようにはしない。むしろ君たちは英雄だ。』
そういうとリザードはこちらへくるように手招きをする
『英雄だとさ、それだけグリフォンは危険な魔物だからな』
『えーゆー!いい響きだね!お腹すいた!』
『ご飯食べたい』
相変わらずポムとベリーはこの事態のことよりお腹の心配らしい、なんというかなんなんだろう
『そうだ!自己紹介がまだだったな!俺は中立魔都市軍城壁管理部のヘテロ・リザードだ。
走ってたのが部下のロイ・リザード。ロイとは種族が一緒でまぁどこかで血は繋がってるかもなハハハ
何せこの街には沢山のモンスターがいるからな!』
『デル・ウルフだ。こっちがトルン・トレント』
『僕はポム!!』
『ベリー』
『ああ。よろしく頼む』
ヘテロの後をついていく城門くぐる途中に木でできた分厚そうなドアが見えた
『少しの間、ここで休んでてくれロイが今報告で本部まで行ってるのでな』
4人は案内され分厚いドアを入る。中は思ったより広く真ん中に円形のテーブル、椅子は丁度4つ
部屋の奥には鉄格子でできた牢も見える。
牢には布がかかって中は見えない。
『かけてくれ。奥の牢には気にするな、お前達が入るわけじゃないんでな!ハハハ』
どうやらヘテロは気さくで、よく笑う性格らしい
『にしても、お前達はすごいな!あのグリフォンを倒してしまうとは、、被害はまだなかったものの
討伐隊を組んで様子を見にいくところだったんだ、それも倒されたんなら安心ってもんだ!』
『僕がどかーんっと倒したんだ!ベリーの魔法もすごくて!』
『嬢ちゃんが!?それはすごいな!職業はあるのか?まだ子供だろう』
『僕はゆ、、うむっむむ』
悪い予感がして。急いでデルがポムの口を塞ぐここで勇者の話を出されるのはあまり都合がよくない
『どうしたんだ!いきなり!』
ヘテロはポカーンっとしている。あ、やばい余計に変な感じに、、やばい
ギイィドン!
勢いよくドアが開く、先ほど城門へ消えていったリザードが戻ってきた。紹介されたロイというリザードだろう
話を上手く隠してくれた結果オーライ!
『先輩!報告です!こちら4名を拘束!明日改めて、話を聞きたく本部へ連行とのことです!以上!』
え!?4人で顔を見合わせる、いやもう1名もびっくりしているようだ
『ロイ!どういうことだ!こちら4名はグリフォンを討伐してくれた恩人だぞ!グリフォンを放っておいたら
街のものに被害が出ていたかもしれんのだぞ!』
『先輩、これは本部の決定なので私はなんとも、直の命令です、、申し訳ないですが従うしか、わ!』
ロイを押し除けて小柄な猫型のモンスターが入ってくる
『たた隊長!!』
『ヘテロ、ロイ御苦労、それに旅のもの達も驚かせてしまったな。私はこの街の防衛責任者のバベル・アムールです。以後お見知り置きを。』
立派な軍服に歴戦の面構え、雰囲気が違う
『ロイも言い方に気をつけなさい。ただ、詳しく話を聞かねば今後の判断は難しい。
疑っているわけではないが全て鵜呑みにしていては街の防衛にも関わる。
旅のもの達は、こちらで用意した宿で明日まで待機してほしい。
安心して欲しい無下に扱わない、ふむ、お腹も空いたであろう?今日のところは宿で食事と温かい布団で寝ると良い』
そういうとあとは任せたと言い残し、バベルは出ていった。
『すまないが、そういうことだ。これから宿まで案内する』
よかったと安堵する反面、大丈夫だろうかの間で、デルとトルンは疲れた頭でぐるぐるとしていた
ただ、ある意味無料で宿と飯にありつけるのだ今はよしとしよう
4人は、ロイに案内され城門を潜る、そこには四方に伸びる綺麗に舗装された道と多種多様な建物が立ち並ぶ
それぞれの建物に前には露店やらテーブルで食事をするものや、酒を飲んで大暴れするものまで
なんというか賑やかな印象だ
『また、あいつ暴れてやがるな。。困ったものだ。はぁ〜後で注意せねば』
ロイは愚痴をこぼす。その愚痴はどこか楽しそうだ
賑やかな区画を抜けた先は比較的静かで宿屋、道具屋など立ち並ぶ、そのうちの1つに入る
カランカラン!ドアが開くと目の前には受付が見える受付には人族の女が見えた。
やっと次の街に到着!ここから物語が加速します!お楽しみに!




