閑話 メイの記憶その3
わたしの言葉に考え込んだヴィヴィさまはゆっくりと話し始めました。
「…えーと、メイの気持ちはわかった。でもね、さっきも言った通り、ポーションを使ったのは俺がそうしたかったからしただけなんだよ。例え高価なものだったとしても、そこは変わらない。もし、メイが気になるなら、助けた事は無かった事にしてもいい。俺がその辺のドブにでもポーションを捨てたと思ってくれたらいい。あ、ドブは無いか。…まぁだから、メイ。君が気にする事はないよ。ましてやそれで一生を捨てるような事をされる方が俺は辛い。」
あろう事かヴィヴィさまはポーションを使った事実を無くそうと仰いました。
その価値を充分に理解した上でです!
どれだけお優しいのでしょうか…わたしはこの方にお仕えしたいと心から思いました。
でも、わたしに何が出来るでしょうか…そんな想いがつい、口から出てしまったんです。
「そんなっ!そんなこと…。わたしがヴィヴィさまに助けていただいた事はまぎれもない事実です…!それを無かった事にして生きていくなど…できるはずが無いです!それに…そのようにやさしいヴィヴィさまだからこそ…善意でしていただいた事がわかるからこそ、お仕えしたいと思うのです。…でも、なにも出来ないわたしでは…ヴィヴィさまのお邪魔です…よね…」
そんなわたしになお、ヴィヴィさまは優しく問いかけます。
「邪魔では無いさ。…でもね、メイ。君の村はどうするんだ?」
わたしの…村…
そうだ…わたしは…村に帰りたい…の?
…でも、村にはもうお父さんもお母さんも…居ない。
そんな村に…本当に帰りたい?
いやだ…それならわたしはヴィヴィさまと一緒に行きたい。連れて行って貰いたい…
そんな想いが口から溢れました。
「…わたしは、村を捨てて逃げました。狼に襲われた時、両親が身を挺して逃がしてくれたんです。…必死に狼と闘っていた村の人たちを、両親を置いて…逃げたんです。そんなわたしがっ…村には…もう、戻れま…せん。ですから…ヴィヴィさま、の…」
でも…ヴィヴィさまについて行きたい。
その言葉だけが最後まで出ませんでした。
この言葉を口にして、ヴィヴィさまに明確に拒絶されるのが何よりも恐ろしい事だと思ったからです。
でも、わたしの紡ぎたかった言葉をヴィヴィさまはきちんと理解していました。
「そうか…なら俺はメイを連れていってあげるよ。」
…ッッ!!
その言葉は今のわたしがどれ程望んでいた言葉だったでしょうか!ヴィヴィさまは間違いなく、連れていってくれると仰いましたでしょうか…?
わたしのそんな喜びも、ヴィヴィさまの次の言葉で目が醒める事になりました。
「でもね、メイは…メイのお父さんと、お母さんのお墓を作ってあげたくはない?」
「ッ……でも…」
でも…それに続く言葉をわたしは言えませんでした。
わたしを助ける為に自分を犠牲にしたお父さんとお母さん。その二人のお墓。
今ヴィヴィさまについて行くと、きっとお墓は作れない。
でも村に戻ってお墓を作っているとヴィヴィさまは何処かへ行かれてしまう。わたしはもうなにも考えられませんでした。
そんなわたしにヴィヴィさまは続けます。
「このままじゃあメイは二度と自分の村には戻れなくなる。俺がこのままメイを連れて行くことは出来るけど、でも、それじゃあメイは本当になにも出来ない子になってしまうよ。…見たくないものに目を瞑って忘れたつもりになっても、決して忘れる事なんて出来ないんだ。それは大人になればなるほど重くなってくる。…狼に村を襲われ、両親を殺されたばかりのメイには酷かもしれないけど、そうなる前に村での出来事に決着をつけに行くべきだと思う。」
……。
きっとヴィヴィさまが仰っていることが正しいのでしょう。村に戻って両親を供養するのは今しか出来ないことです。それに、なにも出来ないまま、ヴィヴィさまに付いて行っても邪魔にしかなりません…だから…わたしはヴィヴィさまの言葉に…答えました。
「………はい…。」
「うん。それでいい。偉そうだけど、…俺はそう思う。」
「……よし!じゃあ、これからの予定を立てよう!」
重い空気を払うように、ヴィヴィさまは元気に仰いました。どうしたんでしょうか。
「俺はメイを村に送り届けた後は村の復興を手伝う。そうだな…元どおりとは行かなくても、ある程度生活出来るようになるまで二、三ヶ月程は掛かるだろう。その間にいろいろ知りたい。この世界の事、常識や生活、魔物のこと。しかし、そうなると住むところが要る。俺に知識を教えてくれる人間も必要だ。さて、困ったな、俺の希望としては可愛くて、知的で、尚且つ俺の事を怖がらない人間がいいのだが…」
一瞬ヴィヴィさまがなにを言い出したのか、わかりませんでした。
復興を手伝う?二、三ヶ月?知りたい?
最後まで話し終わったヴィヴィさまは、ウインクをするような雰囲気でわたしを見つめました。
そこでようやくわたしはヴィヴィさまの仰ったことが頭に入ってきたんです。
俺も、記憶が無い。この地を知る足掛かりに村で生活をするから、俺に知識を教えてくれ。その為にはメイ、君が必要だ。
わたしにはヴィヴィさまの言葉がそのように聞こえました。この時のわたしはさぞ、間抜けな顔をしていたと思います。
「…ッ!!!!!!!!!!!!」
「はいッ!わたしが適任だと思います!」
そう言ったわたしに、ヴィヴィさまは満足気に微笑んでくださいました。
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その後、村へ向けて出発となった時に、わたしはハッと気付きました。
今、ヴィヴィさまを村へ連れて行くわけにはいかないと。
「やっぱりいけません!!」
何故なら、ヴィヴィさまのお顔はどう贔屓目に見ても、人間には見えないからです。
あっ!もちろんわたしはもう全然大丈夫!むしろ、あまり表情の分からなかったヴィヴィさまのお顔もだんだん分かるようになって来て、可愛らしく思えてきたというか…その…えーと…そういうのではなくて…ごにょごにょ…
とにかく!村の人にとってはきっと受け入れられないと思うんです。…こんなに可愛いのに…
「…どうしたの?やっぱり行くのが怖くなった?」
ヴィヴィさまは心配そうに尋ねてきます。
わたしはヴィヴィさまのお顔の事を考えていたので、一瞬意味がわかりませんでしたが、直ぐに勘違いされてる事に気付き、慌てて否定しました。
「あ!いえ…違います!!そういう意味ではなく…」
「?」
ヴィヴィさまはわたしの答えに困惑されている様子でした。
なんと言えばいいでしょうか。お顔の事を直接言うのは気が引けます。ですから、わたしは遠回しに言う事にしました。
「その…ヴィヴィさまが一緒に来てくださるのはとても嬉しいです。わたしも正直言って一人では…不安です…でもヴィヴィさまがわたしと一緒に村に来ると、きっと辛い思いをされます!…ですから。村へはわたし一人で戻ろうと思います。すみません。わがままばかり言ってしまって…」
「?…ごめんね。状況が良くわからないから詳しく説明してくれるかな?メイも一人では不安で、俺と一緒に行きたいって言うのが本心でいいのかな?それともやっぱり俺とは行きたく無い?」
そんな!ヴィヴィさまと一緒に行きたくないなんてあるはずがありません!!
「そんなっ!!ヴィヴィさまと一緒に行きたくないなんて…あるはずがありません!!」
思った事がそのまま出てしまいました。そうです。ヴィヴィさまと行く事が嫌だなんて、あるはずがないのです!
ヴィヴィさまは、子どもに諭すように、優しく言いました。
「そっか。ありがとう。じゃあどういう意味で言ったのかもうちょっと詳しく教えて貰える?」
わたしはもう15歳で立派な大人ですが、ヴィヴィさまに言われると嫌な気は全くしませんでした。
「…はい。お気を悪くさせてしまうと思いますが…ヴィヴィさまは人間…では無いですよね。そんなヴィヴィさまが魔物に襲われた村へ行くとなると、襲って来た狼と同じ目で見られる事になると思います。そうなると話をすることすら…できないかもしれません。わたしを救ってくださったヴィヴィさまがそんな理不尽な目にあわれるなんて…わたしは堪えられません。ですから村へはわたし一人で行こうと思います。」
わたしはヴィヴィさまの顔色を伺います。
村の仇を討ち、救ったヴィヴィさまがその元凶の魔物と同列に見られる…そんな事、断固として赦せる事ではありません。お気を悪くしてはいないでしょうか。
そんなヴィヴィさまは、気付いてもいなかったという様に、苦笑され、仰いました。
「確かにそうだね。自分の顔の事をつい忘れてたよ。まだ自分では見た事が無いからあまり実感がなくてね。」
「でもメイの言う通りだな。どうしようか…」
それからヴィヴィさまは考え込まれました。
あぁ…わたしの所為で余計な負担をヴィヴィさまに掛けてしまった。なんで村の仇を討ったヴィヴィさまがこの様に不要の負担を強いられるのか…
わたしはその事でとても申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
五分程でしょうか。考え込まれていたヴィヴィさまが突然喋られました。
わたしはその間、無様にもオロオロとヴィヴィさまを眺めている事しか出来ませんでした。
「あー多分、大丈夫っぽい」
「?」
どういう意味でしょうか。ヴィヴィさまは大丈夫と仰いました。なにか解決の糸口を見つけられたのでしょうか。
さすがヴィヴィさまです!
そう思っていると続けて。
「ちょっとやってみるから見ててね」
ヴィヴィさまがそう仰ってからの数瞬、わたしはまばたきすら出来ませんでした。
パアァァァっと淡い光がヴィヴィさまを纏ったと思った時には、女神の様な、それでいてキリッと芯の通った美しいお顔のヴィヴィさまがいらっしゃいました。
これが遥か遠くの森に住むという、エルフ族なのでしょうか。
わたしはつい、言葉を漏らしていました。
「……すごく…きれい…」
「どう?メイ。どういう風に見えるかな?人間になってる?」
わたしはヴィヴィさまが如何に美しいか伝えようとしましたが、それを形容する言葉が出てきませんでした。
「はいっ!!ヴィヴィさますっごくお綺麗です!」
「ありがとう、メイ。じゃあ具体的な特徴も教えて貰えるかな?俺は男に見える?女に見える?」
そう言ったわたしに、ヴィヴィさまは質問されました。
わたしではヴィヴィさまの美しさを伝えきれませんが、なんとか表現しようと頑張りました。
「そうですね。どちらと言われても納得してしまうと思います。強いて言えば女性でしょうか。髪は細い絹のようなプラチナブロンドで瞳は目の覚めるように鮮やかな金色です。お顔はとても女性らしいですが、髪が短いので、男性にも見えます。どちらにしてもとてもお綺麗ですよ!」
わたしの答えにヴィヴィさまは微妙そうなお顔をされました。魔物の時のヴィヴィさまのお顔の表情もわかる様になっていたわたしにとって、人間のお顔になられたヴィヴィさまの表情は手に取るように簡単にわかりました。きっと、わたしの表現力の無さが原因で、ヴィヴィさまには伝わらず、失望させてしまったのでしょう。
わたしは名誉挽回、汚名返上とばかりに、更にヴィヴィさまが如何に美しく、整ったお顔をされているかまくし立てたところで、ヴィヴィさまに止められてしまいました。
わたしの稚拙な表現力では聴くに堪えなかったのでしょう。こればかりは仕方ありません。わたしの不得の致すところです。次に機会があれば、ヴィヴィさまにもご納得頂けるような表現をしてみせます!とわたしは密かに心に決めたのです。
それから改めて村へと行く事になったのですが、より速く到着出来るようにと、ヴィヴィさまがあの魔狼へと変身されたのです。
一度、変身されたところは見ていた筈なのですが、改めて目の前でされるのを見て、本能的な恐怖が沸き起こりました。
それからの事はあまり覚えていません。
わたしが気が付いた時には凄いスピードで森を掛けるヴィヴィさまの背中に必死にしがみ付いていました。余裕が出てきたのはそれから更に数分後の事でした。
森の終わり、村への一歩手前であるオニバカエデの大樹の元でヴィヴィさまから降りたわたしたちは村へと向かいます。
途中ヴィヴィさまがわたしを気遣ってくださいました。でも、ヴィヴィさまの優しさに甘えてばかりでは、本当になにも出来ない人間になってしまいます。そうなると、いくら優しいヴィヴィさまでもいつか愛想をつかしてわたしの元を去っていくでしょう。そんな事になったら、わたしは自分がどうなってしまうか自信がありませんでした。
そんなわたしにヴィヴィさまは勇気の出るおまじないだと言って、優しく手を握ってくださいました。
「ありがとう、ございます。」
もう、わたしの中でヴィヴィさまは居ない両親に変わり、兄とでも呼べる存在になっている事をこの時に自覚しました。
……ッ!ヴィヴィさまがお兄さまだなんてッ…!!そんなッ…そんな事は不敬な考えよ!止めなさい!メイジー!
自分で自分を叱咤したわたしでしたが、一度した妄想は止めようがありませんでした。
…仮に、もし!仮にヴィヴィさまとの関係が一歩進んだ場合、兄というのはマイナスにしかならないのでは…?…いいえ…そんなことないわ!良く考えるのメイジー・ブランシェット!兄と言ってもわたしとヴィヴィさまに血縁関係は無いの…形式上の兄なのよッ!…なにも問題ないじゃない!!それに…お母さんが偶にしてくれたお話の中には兄妹で燃え上がるような恋をしたお話だってあったわ!
思考があらぬ方向へと飛んでいたわたしでしたが、シルフィード村が見えはじめると、やっと冷静になる事が出来ました。
村は酷い状況でした。
それでも、原型をとどめているのはヴィヴィさまが元凶の魔狼を倒してくださったからです。
あんなに強い魔物が群れで来た場合、町の形なんてわからないくらい壊滅的な状況になる事の方が多いのですから。
わたしとヴィヴィさまが町を見ながら歩いていくと、前から人がやって来ました。
目を凝らすと、それは村長でした。一夜にして老けた印象がありますが、間違いなく村長でした。
知り合いが生きていたことにわたしはホッと胸を撫で下ろしました。最悪、村の生存者は居ない事も覚悟していたからです。この分だと他にも難を逃れた人が居るでしょう。本当にこの奇跡的な状況はすべてヴィヴィさまのお陰です。わたしは自然と感謝の気持ちでいっぱいになりました。
村長と話をして、やはりわたしの両親はあの後、魔狼に殺されていた事を知りました。
覚悟はしてはいましたが、現実に突き付けられると、なんともしがたい感情がわたしの中に渦巻きました。
それから、一通り村長と話しを終えたわたしは、聞かれるがまま、ヴィヴィさまをご紹介しました。
なにを隠そう村を襲った魔狼を倒して、救ってくれたその人だ。と。
すると、あろう事か村長はわたしの話を信じられない、証拠は無いのかと言ってきたんです。
とても信じられませんでした。わたしは村長だという事も忘れ、激昂しました。あのままヒートアップしていれば、鉄拳制裁もあったであろうと思います。
それをヴィヴィさまはお止めになられたんです。村長の言い分も尤もだと。村の責任者である村長が初めて会った人間の言葉を証拠も無しに聞く方が問題だと。
…なんとお優しいんでしょうか。ご自分の事だけではなく、村長の立場になって多角的に物事を判断する。わたしはより一層ヴィヴィさまを尊敬いたしました。
でも、魔狼を倒した証拠となると難しいのでは無いでしょうか。ヴィヴィさまも悩まれている様です。
ヴィヴィさまに無理難題を吹っかけるなど、村長と言えども許しがたい行いです。
しかし、ヴィヴィさまは思い出されたように、腰にある布袋を取り出しました。
そして次の瞬間、驚くべき事が起こります。
なんと、ヴィヴィさまが倒された魔狼が突然現れたのです。
わたしも驚きのあまり、声を上げそうになりました。
しかし、ヴィヴィさまの変身された魔狼の姿を見ていたので、なんとか寸前のところで堪える事が出来ました。
そこでヴィヴィさまは村長に問いかけます。これで信用したかと。その問いに村長は呻き声を上げるばかりでした。
わたしはフッと村長の方を見ると、腰を抜かした村長が、幼児の如く、恐怖による失禁をしているではありませんか。
その瞬間、わたしの中に暗い喜びが生まれました。
これ程お優しくて、寛大なヴィヴィさまが嘘など仰るはずが無いのです。信用しなかった当然の報いだと。
フツフツと沸き起こる喜びは大きくなります。
しかし、わたしはこの感情をヴィヴィさまに知られて評価を下げる訳にはいかないと、すぐに取り繕いました。ですからきっと知られてはいないでしょう。
その後、村長は何事も無かったかの様に、偉そうにヴィヴィさまに向かって喋っていました。
その股間部分には隠し様も無い無様な染みを作っているにも関わらずです。
わたしは、我知らず村長の股間部分を睨みつけていましたが、ハッと気付き、視線を上にあげました。
それ程長い間睨んでいた訳ではないので、これも横にいらっしゃったヴィヴィさまには見られていないでしょう。
そんなやりとりの後、わたしは遂に両親と再会しました。
いくら覚悟をしていたと言えども、もの云わぬ肉塊と化した両親の姿は筆舌に尽くしがたい感情を巻き起こしました。
わたしが逃げた後、どれほど苦しんだんだろう…わたしを逃す為にどれだけ辛い思いをして魔狼と戦ったんだろう…どれだけ考えてもわたしにはわかりませんでした。
少なくとも私は今ここにいる。お父さんとお母さんの、それとヴィヴィさまのお陰で生きてこの場にいる。
そう思ったら私は涙が止まりませんでした。
既に涙は枯れてしまったと思った程泣きましたが、わたしの涙は枯れてなんかいませんでした。
そんなわたしをヴィヴィさまはそっと背後から見守ってくださいました。
直接見てはいなくとも、わたしにはそれがわかりました。
だから、安心していっぱい泣いて、いっぱい喋って両親との最期の別れを終えたのです。
その後からわたしの記憶はありません。
心に大きな穴が開いてしまって、とても寂しい思いをしましたが、不思議と暖かな気持ちで眠りに就いたような気がします。
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…そうだ。泣き疲れたわたしは昨日ヴィヴィさまに寄りかかって、もたれるように眠ってしまったんだ…
どうしよう…ッ!!!
思い出したわたしは更に顔が真っ赤になっているだろうと思いました。
恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい!!!!!
そうじゃなくても、醜態ばかり見せていたのに、泣き疲れてヴィヴィさまにご迷惑を掛けるなんてっ!!
もう15歳なのに…大人なのにっ!そんな子どもみたいな事をしてしまったなんて…!
そんなわたしを他所に、ヴィヴィさまが目を覚まされました。
「うぅーん…あ…メイ…おはよ…う…」
「ッ…!!お!おはよ…ございま…す!」
わたしは目の前にあるヴィヴィさまのお顔を直視する事が出来ませんでした。
あぁ…どうやって謝ろう…
わたしはこれからの事を考えるともう一度眠りに就いて、知らなかった事にしたいと本気で考えました。
以下後書きです。
メイ視点で3話分書かせて頂きましたがどうでしたでしょうか。
書き進めているうちにメイがなかなか残念な子になって来ましたが、ご愛嬌という事でよろしくお願いします。
読み終わった後に色々と思われる所があるかとおもいますが、批評、批判等は甘んじて受け入れさせて頂きたいと思います。
宜しければ別視点ものに関するコメントなども頂けますと今後の参考(また別視点を挟むかなど…)にさせて頂きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。




