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第55話 迷宮ダンジョンという地獄

「迷宮ダンジョン?」


私はローズガーデンでユメリアの言葉をオウム返ししてしまう。


どっかで聞いたことあるワードだな。


「そうなのです!ここらに、迷宮ダンジョンがあるそうなのです!」


私はユメリアのわくわくしている様子に「へ〜。」と興味がなさそうに答える。


もう私はダンジョン飽きた。飽き性だから、しょうがないんだよ。


「騎士になるべくいかなるときも想定する!…なので、マイナ。行きましょう!」


「あへ?」


◇◇◇


《数日後》


「来たのです!」


「来たな。」


「…っう。なんで、僕が迷宮ダンジョンなんかにぃ…。」


「…。」


ユメリアだけならまだしも、なんでデュークとオリバーがいるんだよ!


私は心の中で盛大に突っ込んでしまう。


「来なければよかっただろう?オリバー。」


「嫌だよ!それで、デュークと2度と会えなくなるかも知れないじゃん!」


「本当に、迷宮ダンジョンの伝説を信じているのですか…?」


オリバーがデュークに泣きくじゃる様子を見て、ユメリアはそう言った。


迷宮ダンジョンは、入ると出口が2度とわからなくなってしまうという入ったら絶対に出られないと言われるダンジョン。


…って言っても、もう人工的に出口作っちゃったから、迷宮じゃなくなったんだけどね。レベル上げのためのダンジョンとして使われてるだけなのに。


というか、デュークはよく了承してくれたな。来ないでもらった方がよかったのだけれど。


「さぁ!行くのです!」


ユメリアが最前線に立ち、ダンジョンに進むのであった。


「そういえば、アダムラフテリア様を誘ってないのですか?」


「たまには、アダムラフテリアがいない方がいいと思ってね。」


そう言って、オリバーはデュークを見ているのであった。ユメリアとオリバーの会話は、マイナとデュークには、聞こえないのであった。

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