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第46話 剣術試験という地獄

本日2回目の投稿となります。前話をお読みでない方はそちらをぜひお読みください。

「2次試験は剣術を図るテストだ。ルーク騎士団長があみだくじで相手を決めてくださる。…ですよね?」


副団長がさっきまでルークがいた場所へ話しかけるも、そこにはルークの姿がない。


騎士団長であるルークは私に話しかけに来ているのであった。


「いや〜。畑のじいちゃんがね、マイナちゃんの気配の消し方にかんめいをうけたそうでね。」


「あ、はぁ…。」


近寄んなし!!!離れろし!!!!ふざけんなし!!!聞こえねーし!!


私は必死にこころの中で叫んでいた。


「次、剣術だけど…。できるの?」


煽ってんの?こいつ。できるわけ、ないじゃん。剣って持ったことないし。



◇◇◇


「お?ただのヒョロ女じゃねぇか。楽勝だな。」


目の前に立つ男は私に向かってそう言った。


…悪かったね、ヒョロ女で。というか、男と戦うなんて聞いてないんですけど!きっっも!


剣なんて持ったことないし。竹刀なら体育の授業で少しやったんだけどな〜。


「おめぇ、そんな持ち方でいいのか?」


私は両手で剣を精一杯肩に掲げていた。


こうじゃないと重たくてもてなさそうだからこっちだって工夫してんの!


「舐めてんのか?てめぇ。」


舐めてませんよ!クソガキが!私の方が前世も換算したら、年上だっつーの!敬語使え、敬語!


「いいぜ。んじゃ、俺は本気でおめぇを潰してやるよ。」


本気?今、本気って言った?剣なんか持ったことない相手に本気で?


まってまってまって。私、死んじゃう死んじゃう。手加減しろよ!!素人かどうかなんて、普段剣やってる人なら一目で分かるでしょ!?


「オラァァ!!」


「うっわ。きっも!」


私は反射的に、バッドで彼の顔面を打つようにして、剣を当ててしまう。彼はなぜか、数メートル先の場所に吹っ飛んでしまった。


男は壁にめり込み、気絶していた。


「…あ。」


これぞ、ヒロインチートってやつ?あはは…。加減覚えないといつか人、殺しちゃいそうだな…これ。


私は心の中でそう呟いた。


私は後で「やりすぎだ!」と、副団長にこっぴどく怒られ、ルーク騎士団長には爆笑されるのであった。


「これ…私、悪くなくない?」

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