第38話 友達がいないという地獄
私、みいなは乙女ゲーのヒロインに転生した。男嫌いな私は乙女ゲーでも男を避け続けていたが…
その影響か、ゲームと違って友達が全然いない。
「友達をどうにか作らねば…。」
でないと、またあいつらにバカにされる。
ということで、女友達を作りたいのだけど…。
「私、女子から結構避けられてるよね?」
きっと、セシリアの手引だろう。絶対。というか、100%。あとは、私に対する嫉妬、部外者扱いとかだろう。
ゲームと違って、私の頭はお花畑じゃないから、このままでいいと思ってたけど、いざ考えてみると、流石にやばいよね?
…というか、私にはユメリアって友達がいるじゃない!最近、全然話してなかったわ!
「…久しぶりに、1年の教室にでも、行ってみるか。」
私はそう言って、前の教室へと向かった。
◇◇◇
「懐かしい!…とはまだいえないところね。」
私は元いたクラスの前でそう呟く。
なんか周囲の視線がいっそ痛いし。はやくユメリアに会いに行こ。
「ユメリア〜。いる〜?」
私がそういうと、セシリアの取り巻きから、ものすごく睨まれるのであった。
「あら、あの落ちこぼれのこと?」
「あいつなら、ずっと家にひきこもっているのよ?罪悪感に押し負けているんじゃないかしら。」
思ったんだけどさ。乙女ゲーのちょっとひねくれたキャラたちだけど、結局はユメリアの居場所とか教えてくれるじゃん?なんだかんだ人間なんだなって思うの私だけ?
「まさか…ヒロインチートだったり?」
「なにをあいつはボヤボヤ呟いているの?」
「さぁ?」
「ひとりごとが多いなんて…気持ち悪いにもほどがありますわね。」
私に取り巻きどもの呟きは届かないのであった。




