第30話 壁ドンされたという地獄
どうも、物江花です!6月の目標であった30話達成ついにすることができました〜!!ここまで見てきてくださり、本当にありがとうございます!感謝しかないです!
私は今、オリバー様に胸ぐらを掴まれ、壁にドン!とされていた。
「僕とアダムとデュークの3人の時間。…奪わないでくれるかな?」
オリバーは不機嫌そうな口調でそういう。
どうしてこうなったのよぉぉぉぉぉ!!
私は心の中で名一杯そう叫ぶのであった。
私は数時間前、この屋敷を訪れた。
«屋敷に到着時»
「でか…。」
魔法学園に入学すると同じようなリアクションをまたまたしてしまう。
いや、家がこのサイズってでかすぎるでしょ?
「あ!来てくださったんですね!よかった〜。」
いや平民になぜ敬語?しかも私、年下だよ?というかこないと思ってたわけ?
「じゃあ、荷物は執事さんに預けてもらって。」
「いえ、結構です。」
自分の荷物を執事に預ける?ムリムリムリムリ。絶対、というか断固拒否。無理です!
「ぐすっ…。ごめんなさい。僕、怒らせるつもりじゃなかったのに…。気に障るようなことしちゃって…」
ねぇ、この子、実は私が男嫌いって気づいてないか?悪気なしでこれはすごすぎるよ。ある意味。
«お庭でお散歩»
「このお庭、庭師がたんせい込めて花を育てたんです!きれいですよね〜。」
そりゃあ、きれいになるに決まってるでしょ。庭師が育てたんだし。というか、私は花より団子なんですけど?興味ないから。花なんか。
そりゃあね、理想は女子は花言葉〜とか言ってるかもしれないけど、現実は団子なんだよ!
「あはは…、綺麗ですね〜。」
帰りたい。今すぐに家に帰りたい。オリバーが身分が低かったら、よかったのに…。運営どうにかしろよ!
「…っ。興味ないですよね、花なんて。見ていて飽きちゃいますよね。そんなところを散歩しよと言い出す僕もアホですよね。というかアホとうり越して馬鹿ですよね。すみません、すみません。」
なんでこの子、こんなにネガティブなわけ?ゲームでこんなんじゃなかったような気もするけど?…実際みたら、こんな感じだったのかも知れないな。
面倒くせぇ。相手すんのがだるい。よく使用人さんたちは飽きずにこの子に付いていられるわね。
「そんなことないですよ!私花好きですし!ほら、あそこに咲いてるハルジオン!綺麗じゃないですか!」
私は咄嗟に前世で見たことがある花の名前を発言する。
「あれはハルジオンではなく、ヒメジョオンですよ。まぁ、確かにどちらも似ていますからね。間違えるのも無理ないんじゃないですか?」
…煽ってるの?絶対煽ってるよね?無自覚なのか?ある意味怖いよ!というか気まずいし!
「わぁ!このタンポポ綺麗ですね〜。」
私は気を紛らわすように目の前にあった絶対そうであろうというものに指を指す。
「それは、ブタナですよ。どっちも、キク科でできているけど、葉の形状とかが違うんです。…あの〜、下手に僕に合わせようと気を使わなくて大丈夫ですよ?」
やばい。今すぐこいつを殴りたい。…いや、こらえるのよ、私。
«お部屋でティータイム»
「おいしい。」
私は眼の前のスイーツに感激を受ける。
前世では味わったことのないような滑らかなマカロン。こっちにはチョコ、こっちにはいい香りの紅茶。
「喜んでもらってよかった〜。」
オリバーは機嫌そうにして私を眺めてくる。
まぁ、この子がいなければもっといい味だったんだろうな〜。まぁ、ちょっぴりだけど感謝してあげてもいいけど。
「そういえば、マイナちゃんって最近、アダムとデュークと仲がいいですよね。」
私はその言葉を聞き、紅茶を喉につまらせてしまう。
「あの…大丈夫ですか?」
「けほ、けほ。…なにかの間違えではありませんか?」
私は咳き込みながらオリバー様にそう言う。
「嘘だ!だって、アダムとデューク、僕といるとき、ずっとマイナちゃんの話をするもん!」
なんの話だよ!?話すことなんかねーだろーが!!!
「それに、アダムがマイナちゃんの家に行ったんでしょ?」
私はその言葉に思わずフォークを落としてしまう。
「それにこの前デュークと倉庫に閉じ込められてたよね!僕達が駆けつけたときにはデュークが膝枕してたじゃん!あれ、学園中に噂になってるんだよ!」
私はその言葉に思わず、頭を抱え込む。
おいおいおいおいおいおいおい、何情報がダダ漏れてるの!?!?ってか噂ってなに!?!?!?!?勘違いすんなよまじで!
こうなったら、学園にいる生徒の記憶を全てすり替えるか?いや、待て待て。あの王子には通用しないだろう。
あぁ、もぉ…どうすれば
「僕はね、アダムとデュークが大好きなんだ〜。」
私が悩まされている中、オリバーはそう発言した。
「だから、アダムとデュークに危害を加える者は僕は誰だって許せない。」
その重い声に私は恐怖心を抱いた。
まるで、さっきと別人みたいな声色だ。あんなに明るくてゆるふわだたのに急に真面目っぽくなって。
オリバーは席を勢いよく立ち上がり、私の胸ぐらを掴んで、壁にドォォン!ってする。
「君、アダムに魔法をかけようとしたよね?」
いや、どういう状況よ、これ。
私は心の中でそう呟くのであった。




