第18話 私が腹を立てるという地獄
「続いては、魔法の精密性を試す試験...魔力を注ぎこむ魔法を計る試験です。この箱はある一定の魔力を注がなければ小爆発を起こす魔法箱です。まぁ、小爆発といっても数分気絶するだけです。安心してください。皆さんにはこの箱の中に魔力を注ぎこんでもらいます。ただし、魔力の注ぎこむ量が多くも少なくも小爆発を起こしますのでご注意を。」
第2の試験内容はこうであった。
教師は「安心してください。」とは言っているものの、私はこのあとに相当な人数が小爆発を起こすということを知っている。
ゲームでマイナは小爆発を起こし、気絶をする。そして目を覚ますと...攻略対象に膝枕されていたのだ。
そんなことされてたまるかぁぁぁぁぁぁ!!!!
私は心の中で叫ぶ。
とにかく、この試験のためにも私は日々、魔力操作を調整しつつある。かと言って、平民出身の私がここの試験を突破できるなんて怪しまれるかもだけど...
「あの未来を覆せるのなら..」
私は両手でその箱を優しく持って魔力を注ぎ始める。すると、私の魔力である光魔法の魔力が暖かく、ここちのよいオーラを放って、箱に流れ出ていく。
「すごいぞ、光魔法の使い手。」
「なんてここちのよい魔力なのかしら。ここにいても伝わってくるわ。」
「あの平民、生意気ですこと。」
「あんなオーラただよらせないでほしいことですわ。自慢しているのかしら?」
私だってこのオーラをただよらせたくないわよ!でも、仕方ないじゃん?だってあの伝説な光魔法だよ?
いくら私がこの乙女ゲーのヒロインだからってこのオーラはたとえ魔力を制限していたとしても無自覚に出てしまう物なのよ。
「ふぅ、終わった。」
私はひとまず一安心をする。
とりあえず、あの膝枕イベントが来ないのも確か!私ってば流石すぎ!乙女ゲーでヒロインイベントフラグを立つギネス記録取れると思うわ~。
「さて、私とペアのユメリアは...」
「うわぁぁぁぁ!!」
ユメリアの方に私は視線を向けると彼女は魔力を多くこめすぎてしまい、箱に日々が入ってしまった。
すると突然箱が光だし、一瞬にして、彼女は眠りについた。
「...気絶しちゃった。」
それにしてもこの箱すごいわね。確か、前代の聖女が作ったものなんだっけ?魔法使いざるもの、魔力のコントロールはできなければならぬとか言って作ったらしいけど、よく作ろうと思ったな。
光魔法でこういうのを作れるから、王家はどうりで私を手放さないわけか。凄いね。
ん?どういうわけかって????
数100年に一度現れると言われる聖女の特徴、それは光魔法が使える者、そしてそれに見合った容姿の持ち主。
つまり、マイナ・ポタインは聖女というわけなのだ。
「まったく面倒くさい話よね。」
私は気絶しているユメリアを見てそう呟く。
聖女はこの国にとって前代未聞の未知なることを成し遂げてくれると言われる貴重な人物。そんな人物に私が選ばれたなんてごめんだ。選ばれたい者など、この世界にはたくさんいるんじゃないか?
この世界ではなくても、前世の人間が。
「ねぇ、見てみて。アダムラフテリア様とセシリア様。どうやら成功したそうですよ。」
「お2人も流石。それに比べ...」
彼女たちの視線が一気に集まる。
「あの2人は勝てるのかしら?」
「無駄よ。たとえ、光魔法が使える女がいたとして、あいつの隣にいるのは足手まといですもの。」
なにやら、ユメリアのことを悪く言っている人たちに私は酷く腹を立てた。
その様子を攻略対象3人に見られているとも知らずに。
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今週と来週忙しくなりそうなのであんまり投稿できないかもなんですけど、その次の週とかに頑張るんでご了承ください。




