第15話 運は敵という地獄
それからのことだった。
王子は廊下でわざと「偶然だな」と言って話しかけにくるし、教室で窓を眺めているときは窓の外から手を振ってくるし、寮部屋には必ずお目付け役みたいのがいるし。
全部お前だろうが!な~にが偶然だよ!!!全部必然だろ!!
私はことあるたびに魔法で逃げ続け...
今に至る。
「私の運は敵なわけ?...」
私は涙目でそう言う。
「やぁ。これはまた偶然だな。」
というアダムラフテリア。
この間だから紹介してあげよう。
アダムラフテリア・ネイテイル。この国の王太子殿下でありイケメン。攻略対象の1人目。マイナの1つ上の17歳であり、この乙女ゲーのメインルート。前世で結婚したい乙女ゲーのキャラランキング1位になっていた男だ。
...正直、こんなに腹黒っぽさはなかったと思うけど。というかもっと冷たい氷の王子じゃなかった?あの容姿とキャラがあっていない気がするんですけど。
「は、初めまして!オリバー・ブライスです。」
という、ゆるふわな男の子。オリバー・ブライス。17歳。ショタ?って言ったらいいのか?攻略対象の男2人目。ゲームではよくヒロインの助けたり励ましてくれていた全国ショタコンには欠かせない栄養だった人物。
...本当に17歳?マイナより年上なのか?
「アダムが迷惑をかけてすまない。私はデュークだ。今回はよろしく頼む。」
という、眼鏡でクールキャラ。デューク・レノックス。17歳。しっかり者の攻略対象3人目。よくヒロインには魔法を教えてくれたりした人物。
...なんか面倒見よさそうだよね、この人。
見事に攻略対象が3人揃っちゃったよ...。
しかも全員生理的に無理。鳥肌が立つ。
「よろしくなのです。」
という、ユメリア・カンファニオン。乙女ゲーのヒロインのお助けキャラ。
でも、私はなぜか...
「ふん!」
彼女は私の視線に気づきそっぽを向く。
そう、私はなぜか嫌われている。
そして...
「なぜこの班に平民がいるのかが理解できませんですわ」
というせんすを持ったいかにも令嬢。乙女ゲーの悪役令嬢。セシリア・パラメータ。もちろん私は嫌われている。
なんと今日、乙女ゲーのキャラを5人が集まることとなったのだ。
ん?どうしてこうなったって???
実は今日の授業が...
ついに15話まで到達することができました~。6月中に30話まで更新するのが目標なのでぜひ見てくれたら嬉しいです!!!
週別ユニークユーザーが117人になっていてめちゃくちゃおどろきました!!ありがとうございます!!




