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第10話 いやがらせを受けるという地獄 

私は朝から、男が入らないよう、魔法で見えないバリケードを張りながら、廊下を歩いていた。

周囲は私に注目をしている。


「ねぇ、あの子って」


「平民出身の。特例で入学したらしいの。光魔法が使えるらしいわ。」


「すっげ。俺の嫁になってくださいっていってみよっかな?」


「あの子を狙う殿方は多いそうよ...」


「え?平民なのに?」


...うっさ。朝っぱらからよくそんなに噂話ができるものね。尊敬尊敬。


私は目立たず、一人...あの町で暮らしていければいいものの...。この国の国王を私は恨む!


え~っと、私のクラスはここで...。席は...


「うわ...」


机には「凡人」「平民なくせに生意気な」というような私に対しての悪口がたくさん書かれていた。

周りはニヤニヤとかクスクスとかそんな感じ。


はぁ...。どこの世界でもいやがらせのやり方は一緒なのね。本っ当くだらない。


私は、カバンから除菌シート、除菌スプレー、よく落ちる酸性の洗剤を取り出す。それらのもので机に書いてあった落書きを奇麗さっぱりに落とした。


「...もう、汚くないよね?」


私は男が嫌い。つまりは男が触ったものにもできるだけ触りたくない。すなうち、除菌グッズを持ち歩くのは当然。普段からこういうものを所持している。


書いたのが、男かもしれないし、一応除菌しとかないと。


周囲はその光景を見て、ポカーンとフリーズ状態。


「静かになって授業に集中しやすい空気なんじゃない?」


私は誰にも聞こえない空気でそう呟いて、授業を受けることにした。

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