刃雷
異世界転移してしまった。そんな状況でも腹は減る。
僕は食堂に通され、そこの食事を食べていた。
食材はゲームで言うモンスターが使われていた。
でも、なぜか食べ慣れている味がする。まるで前から食べていたかのように。『おいしい?』僕を転移させた少女、ユイナが感想を聞いてくる。『うん。なんか初めて食べたのに、馴染みのある感じ。』
『それはよかったわ。』食事を済ませると、別室に通される。少し埃が舞っている。王様が話す。『これが本題だ。この、セイヴァーギアを起動できるか確かめてもらう。』『!?…なんだ、これ!』そこにあったのは、
濃い緑色の巨大な甲冑のようなロボットだった。
『これ、ロボット…なの…!?』『セイヴァーギア。この世界で運用される人型魔導具だ。そちらでは、ロボットと呼ばれている。』ロボット。つまり、僕は今からこれに乗る。僕はロボットやミリタリーが好きだ。
これはまさに夢にみた光景とも言える。興奮する。
僕は目を輝かせ、尋ねる。『あれ、一体どんなの
なんですか?』『あれはかつて、この世界の救世主が乗っていたセイヴァーギアだ。』『300年も前に、その
救世主はこの機体、刃雷に乗って、混沌を収め、
世界を滅亡から救ったのよ。噂では、救世主も
あなたと同じ異世界人だったとか。』ユイナが喋る。
『でも、僕が呼ばれた理由には…』『少年よ、聞くのだ。この世界は今、戦争により滅亡に瀕している。
愚かにも、まだ300年前と同じことを繰り返してしておる。』『我々は伝説にあやかることしかできん。
しかし、それだとしても、滅びを待つよりかはいい。少年よ。試しに乗ってくれ。』コックピットが開く。
『…わかりました。やってみます。』コックピットに
入り、座席に座る。その時、身体が光る。
『これは!?』この世界では魔法の他に、スキルという人が一つのみ所有できる才能がある。彼、木崎平次が手にしたものは、特殊操縦技能。異世界人もこの世界に充満するマナと呼ばれる粒子が身体を身体に入る
ことで、スキルを手にすることができる。彼の
特殊操縦技能は、セイヴァーギアを上手く操縦する
才能。『スキル、特殊操縦技能を検知。新たに
操縦者登録を行います。』刃雷からシステムボイスが 発せられる。僕はどうやら選ばれたらしい。
『無事に適合したようね。あとは…』
兵士たちがなだれ込む。そして。『南門よりマーギットのセイヴァーギアの襲撃!』『マーギットめ、察知したか!』マーギット帝国。アルガイダ王国と敵対関係にある国だ。それが、侵略しようとしていた。
次回は戦闘があります。戦闘描写は難しいですが、
頑張って描こうと思います。近日中に公開します。




