わたしの体、マドを待ってるんだよ
「美嘉は優の女だ。俺じゃ駄目だ」
俺はそう言って、彼女の胸から手を離した。
「駄目って、どういう意味? ねえ、マド、わたしと遊びたくないの? わたし、マドとなら平気だよ。女の子以上に可愛いんだもん」
でも、男だ。そう思う俺の目の前で、美嘉は、上着を脱いで、上半身ブラジャーだけの姿になった。俺の目が彼女の胸に釘付けになっている間に、美嘉はするりと下も脱ぎ捨てて、上下の下着だけの姿になっていた。女の子の温かい体温の熱量と甘い柔肌の芳香が真近で感じられる。
世間を騒がせた安城美嘉のトップレス写真で披露された美しいボディーラインの実物が俺の目の前にあった。ショーツは写真で見たものよりさらに小さく、美嘉のデリケートゾーンをぎりぎりのラインで隠している。丸く優美に盛り上がった恥丘のラインも美しく、その奥に秘められた神秘ゾーンへと男の意識を誘う。
「遊びじゃ済まないって意味だよ。俺だって、男なんだぞ」
「そう。偉そうにすごむんだったら、男だって、態度で見せてよ。それとも、マドって、意気地なし? わたし、マドが、男でも女でも構わないわ。遊ぶのに性別なんて関係ないでしょ」
美嘉は、そう言いながら、ブラジャーの背中のホックを外した。たわわな下乳が露わになった乳房の前で肩紐のみでぶら下がった特級サイズのカップがこれ見よがしに揺れている。
「男だから、そんな姿を見せられたら襲いたくなる。美嘉を犯してめちゃくちゃにしたくなるんだ。男は野獣だぞ。優は、優しかったかもしれないけどな」
俺は、美嘉のブラジャーを剥ぎ取った。そして、目の前に露わになった彼女の大きな乳房を乱暴に揉みしだいた。
美嘉の可憐な蕾は淡い薄紅色でぷっくりと膨らみ、同じ色合いの滑らかな乳輪が透き通るように白い乳房の上に溶け込んでいる。妖艶なトップレス写真で想像していたのとは違う。手折られるのを待つ可憐な花のようだと俺は思った。
重量感のあるたわわな乳房の感触を手のひらで思う存分味わいながら、さぞかし美味しい乳が出るだろうなどとあらぬことまで想像してしまう。
「俺の子供を妊娠してもいいのか? 美嘉。優じゃなきゃ駄目なんだろ? 優のこと、本気で好きなんだから。だったら、こんなことしちゃ駄目だ。な、分かるだろ?」
そう言う俺の前で、上半身裸の美嘉はこっくりうなずいた。
「マド、ずるいな。こんな恥ずかしいことまでしておいて、そうやって逃げるんだもん」
「男だからね。杏子と礼奈のような快楽自体を楽しむ遊びとは違う。好きになった女の子には子供を産ませたくなってしまう。優の美嘉への気持ちも同じだと思う。でも、プロデューサーとアイドルの関係でそれはタブーだろ。だから、今は、距離を置いて、時期を待ってるんだよ」
「分かった。そういうことにしといてあげる。でも、やっぱり意外だな。マドって、そんなに可愛いのに男なんだね。少し理屈っぽいとこ、優に似てる」
「俺、美嘉のこと応援してるから。優と上手くいくようにって」
そう言う俺の目の前で、彼女の柔らかそうな裸のお腹がきゅるっと鳴った。
杏子は、軽食も出さないまま、俺と美嘉を酒の肴代わりに飲むだけ飲んで礼奈と別室に消えてしまったし、俺たちまだ何も食べてない。アイドルの女の子は体重を気にして少しずつしか食べないものだと聞く。その分、お腹が空くのも早いのだろう。
「美嘉、何か食べるかい? 俺、作ってやるよ」
杏子のキッチンを勝手に借りて手早く作った俺の料理を美嘉はきれいに平らげた。
「美味しい! マド、あなた、料理の天才?」
「そんな大した物じゃないけどさ、美嘉の口に合ったようで嬉しいよ」
「わたし、決めたわ」
今度は何を?
「マド。わたしのお嫁さんになって。わたし、男の子でも気にしない。マド、可愛いもん。そのエプロン姿なんて特に。まあ、わたしほどじゃないけど」
そんなこと、あんたが気にしなくても、普通に世間が気にするよ! って、俺、思いながら、美嘉の美麗な裸体に目が吸い寄せられてしまう。
いまだに脱いだままショーツ一枚の姿の美嘉は俺の視線を感じて楽しんでいるように見える。天然エロ娘だ。
「わたしが優くんのものになって、マドがわたしのものになるの。それで丸く収まるでしょ」
収まらないよ! 優、あんた、とんでもない女の子に手を出したんだよ。ちゃんと責任とってよね!
「ねえ、マド。知ってる? わたしの体、マドを待ってるんだよ。マドが欲しいんだって。見てみる?」
「もう十分見せてもらってるよ」
俺は、美嘉の甘く絡みつくような誘いに抗って、極力平坦な口調で返した。
「まだ見てない部分があること知ってるくせに。ねえ、マドってば、見たことあるの? 女の子の一番エッチな部分」
美嘉の甘い声に、俺は、ただ軽くうなずいて見せた。
「あるんだ……。意外だわ」
「俺、男だから」
「相手はどんな子? すごく興味がある」
美嘉はそう言って食卓の上に身を乗り出して頬杖を突いた。彼女の豊満な左右の乳房がテーブルの上に乗って自らの重みで丸く潰れ、その先端の可憐な蕾が美しく皿に盛られているように見える。美味しそうな美嘉の先端に引力があるように俺の目が吸い寄せられてしまう。
「ね、今夜は、女子会だよ。あの二人は朝まで戻ってこないしさ。わたしたち二人だけ、秘密の女子トークってこと。マドのこと、もっと教えてよ。ねえ、どんな子だったの?」
「俺にとって一番大切な存在。それしか言えない。俺、その時は、こんな姿じゃなかったんだ」
「マドって、地下アイドルとして活動してたんだよね。その時は、男の姿だったってこと?」
「まあね」
「女装に興味を持ったのはいつから? マドの女の子姿、自然すぎるんだもん。こうやって真近で見ても、男の子だって分からない。普通の女の子アイドルよりずっと可愛い」
「興味は無かったんだけど、俺、もの心つくまで女の子として育てられてたから。わりと馴染みやすかったんだと思う」
頬杖の姿勢のままさらに身を乗り出してきた美嘉の胸とテーブルの間で丸く潰れている乳房の見事な曲線美に目を奪われたまま、ついそう言ってしまった後で、口を滑らせてしまったことに気付いた俺はそこで口をつぐんだ。
「何だか、色々事情がありそうね。マドの大切な存在のことも、マドが言いたくないんだったら、今はそれでもいいわ。代わりにわたしの話、聞いてくれる?」
「うん。もちろん」
「優は私の初めての男なの。初めのうちはただ憧れの存在。それが、仕事を通じて身近な存在になり、いつの間にか初恋の相手になってたの。一日中優のことばかり考えていて、思い切って告白した時は、仕事のパートナーとしてしか見てないって言われちゃった。それでも、わたし諦めなかった。わたし、諦め悪いんだ。分かるでしょ」
美嘉は、そう語りながら、立ち上がり、杏子のキッチンで二人分のグラスを用意し、冷蔵庫から取り出した果実ジュースを注いだ。
美嘉が後ろを向いている間、俺の目は半裸の魅惑的なお尻に釘付けになっていた。小さいショーツは、女の子の大切な部分を覆うぎりぎりの面積しかない。美嘉はさりげない動作を装ってお尻のラインと脚線美を強調するポーズをとっている。
「うふふ。マド、今、わたしのお尻、エッチな目で見てたでしょ。顔にそう書いてあるんだからね」
そう言って、美嘉は、俺にグラスを手渡すと同時に、俺の唇に唇を重ねていた。軽い挨拶のようなキス。それはほんの一瞬の出来事だった。長身の彼女の背丈は俺とほぼ同じなので、背伸びする必要も顔を上に向ける必要もない。まるで通り風のようなキスだった。
次回:美少女アイドルとの甘美な戯れ
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