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MN1 ファイル20220319・20220321

翌朝

ートリスカ帝国ダペン市エル・ソムリホテルー

504号室のモーニングコールが鳴る


レイはゆっくり起き上がりながら天井のモニターを起動する


レイ「はい・・・・」


フロントマン「おはようございます 朝6時のモーニングコールです」


レイ「ありがとうございます」


天井のモニターが消え、音楽が流れ始め照明がつく


レイ「ハードロックで起こすなんて趣味悪いよほんと」


レイは二日酔いで痛んだ頭を抑えながら起き上がり、顔を洗いシャキッとする


レイ「よし。」


エレベーターに乗って2階のバイキングへ向かった


レイ「いただきます」


とってきた食べ物を食べ始める


おばさん1「ねえ見たー?このニュース」


おばさん2「知ってる!西部でまた反乱でしょー?ここ10年戦争ばっかでやだわー」


隣のおばさん2人が話している


レイはそれを貝汁を飲みながら聞いている


おばさん1「しかもまたHalo ForceってPMCが介入してるらしいわ」


おばさん2「PMC・・・・って民間軍事なんとかの略でしょ?」


おばさん1「1企業なのにここまで力をつけたんだから、連合はなんで潰さないのかしら。」


トマトジュースを飲みながら話している


おばさん2「裏でズブズブなんじゃないの?そのPMCと連合」


おばさん1「結局金で動くのね。金以上に必要なものはたくさんあるんじゃないの?」


レイはベーコンを食べ始める


おばさん2「でもどれだけ愛がー力がーとか言っても 金が必要な社会ができた以上一番重要なのは金じゃないの?」


レイの手が止まり、少し微笑む


おばさん1「うーんどうなのかしらねえ・・・」


2人は黙り込んだ


——————

フロントマン「これにてチェックアウト完了です」


レイ「いいホテルだった。またくるよ これチップ」


レイは追加で1万ペータ置いていく


フロントマン「お客様それは・・・」


レイ「いいよいいよ。余裕は大切だから」


フロントマン「・・・ありがとうございました!」


フロントマンは元気にレイを見送る


レイは駐車場から出て、街の中心地へ向かった


中心街の信号で止まったレイの車 ビルの壁面モニターにニュースが映った



ニュースキャスター「次のニュースです。トリスカ帝国西部で起こった減収反対デモに乗じて起こった反乱はHalo Forceの協力によりほとんど鎮圧が完了したとのことです。」


レイ「へえーHalo Forceがねえ・・・」


ニュースキャスター「現地の人はこれに対して」


現地人1「そこらじゅうでデモがうるさかったが鎮圧してくれて感謝してるよ!」


現地人2「わざわざPMCなんか来なくたって軍が鎮圧したさ、わざわざ呼ぶってのはおかしいと思いますがね・・・」


ニュースキャスター「次のニュースです。シャン・ド・ウォール南部の火事で・・・」


信号が青になり、また車は走り出す。それ以上は聞こえなかった


レイ「そう、わざわざ呼ぶ必要なんてない。金さ この世は」


時速は70kmオーバー


レイ「ほんっと感謝してるぜ社長。こんな天職 早々ねえ」


レイはEMI本社へと戻るべく小道に曲がり始めた。


———EMI本社別館契約兵宿舎B棟二階4号室———

子供「パパ!35歳誕生日」


子供・母「おめでと〜!」


照明をつけるとクラッカーの紐を引いた娘と母がいた。


サイザ(35)『おい!ちょ、なんだこの派手な飾り!』


母「あなたのために作ったのよ!」


子供「パパが欲しかったこれ!」


娘はIROXの時計を渡す


サイザ(35)「これ、100万はするやつじゃないか!」


母「大好きよあなた」


サイザ(35)「ああ、もう!このバカ娘とその母!」


3人「ははははははは・・・・」


サイザはベットに横たわりビデオを見ていた。8年前のことだった


サイザ「・・・・はあ・・・」


床にはポテチの袋が散乱していた


サイザ「片付けるか・・・」


壁には家族の写真があった


横には家族の遺影


———EMI空軍専用整備庫———

ミロシア「飛ばせますか?」


整備兵1「飛ばせるっちゃ飛ばせるが、もう100年前の機体だ。確実性はないぞ」


ミロシアは整備兵と交渉していた


ミロシア「お願いします。父の一生の夢だったんです。乗せてやりたい」


ミロシアは遺骨の入った箱を持っていた


整備兵1「あんたの父親とは面識がある・・・わかった!」


ミロシア「ありがとうございます!」


———トリスカ帝国 アミタタタ市 バンベルべ総合病院4F105号室———

息子「パパ・・・」


リグ「レオ、大丈夫か?」


レオ「大丈夫だと思うよ お医者さんも大丈夫だって言ってたじゃん」


リグ「そうだよな・・・そうだよな・・・」


リグは少しの面会時間の後また医者と話していた


医者「単刀直入に申し上げれば、息子のレオさんですが あまりいいとは言えません。」


リグ「手術をすれば・・なんとかなるんでしょう?」


医者「なりますが、手術台は約1億ペータはかかります」


リグ「そんな・・・」

——————

実家に帰ったリグは怯えていた


闇金業者「おらあ!はよ出てこんかい!」


闇金業者2「7000万ペータはよ払わんかい!」


2人の闇金業者に追われていた


リグ「どうして・・・どうしてこんな」


床には妻に電話をかけっぱなしのスマホが落ちていた


机には借用書があった


棚には診断書と、妻からの罵倒の手紙があった


手紙「あんなクソ息子を産むくらいならホストと子供を産みます。後7000万ペータありがと笑 トモヤくんイケメンで私にすっごく優しいの。お前みたいなろくに稼がないポンコツとは違うのよ。息子にもその血が移ったのよ可哀想に笑」


リグ「・・・・・・・・」


リグは黙り込んだままだった


———3月21日EMI本社社長室———

サイザ「このグミ毎回うめえなー!」


ミロシア「完全にハマってる・・・」


リグ「俺その前のシリーズの方が好きだったぞ」


サイザ「隊長も食べる?」


レイ「俺お菓子は食べない派」


ミロシア「・・・」


サイザ「えーノリ悪いなー」


リグ「ハハッ・・・」


4人は社長が来る前に雑談をしていた


ミロシア「そういえばここ(EMI)ってエルメス以外に内戦とかに介入してるんですか?エルメスばっかでそんなイメージないですよ」


サイザ「確か2007年のルワン内戦には介入してたよな。でもそれ以降はずっとエルメス1本で食ってるってことか?」


リグ「MNの影響はやっぱ大きかったんですね」


ミロシア「というかMN エルメスのみならず他の地域の内戦にも積極的に介入させるべきでは?」


ミロシアはコーラをコップに注ぎながら話す


レイ「俺を殺す気かよ。エルメス一本の方がこっちとしては楽だ」


ライ「そう、そっちの方が楽だ。それにMNの変身者の正体がバレるというリスクがあるからな。」


いつの間に後ろに社長が立っていた


サイザ「うわっ!」


リグ「驚かせないでくださいよ・・・」


ミロシア「僕は気づいた上で話してましたけど」


レイ「の割には社長さんが話し始めた時身体がビクッとしてたぞ?」


ミロシア「・・・黙ってください」


ミロシアは静かに怒りながら話す


ライ「エルメスは閉鎖的な空間だ。連合さえも介入することができない戦闘区域 さらに金銀財宝がたくさんある こんな贅沢な環境 MNで利益を出すのに最適な場だろう?」


レイ「さっすが社長さん」


レイは指を鳴らす


ミロシア(トークや他のPMCに殺されるリスクがあるのに・・・結局金か・・・・)


ミロシアは軽く首にかけたペンダントを握りしめる


ライ「さて、本題だが・・・」


レイ「出撃の時間だな」


ライ「現在のコードの位置だが依然として農場で止まったままだ。」


デスクのディスプレイを起動してエルメスの農場のマップを写す


ライ「かつて大豪農の屋敷があったすぐ近くの道路の真ん中だ」


サイザ「どうしてまあそんなとこに」


ミロシア「30km近くも移動したのがさらに不思議ですね。」


ライ「いまだに原因不明だが何者かが後ろで動いているはずだ。・・・とにかく」


レイ「動いてないなら絶好のチャンスってわけだ いつ出撃する?」


レイは次ライが何を言うかわかっているように聞く


ライ「今は」


レイ「何時だ だろ?」


ライ「それは私のセリフさ。奪うなよ」


レイ「へっ・・・よしお前ら出撃準備!」


4人は社長室を出て装備を整えるために武器庫に向かった


ライ「・・・・」


伊達「社長 できました 新装備です。」


伊達はデータを見せる


モニターには『DーBraker』と書かれていた


ライ「・・・・期待しているぞレイ」


ライは何か希望を見出すように去っていくレイを見た


———同日23時42分エルメス農場——

所属:Dread Force「ヤイリウム隊」


ヤイリウム1「おい、あれ見えるか」


ヤイリウム1が指した先には路上に転がった純金ライオン像があった


ヤイリウム2「もーらい!」


ヤイリウム2が掛け出す


ヤイリウム4「あ、待て!」


ヤイリウム3「走るのは卑怯だぞ!それに罠かも・・・」


ヤイリウム2「いいじゃんいいじゃん。どうせ後で分配すれb」


ライオン像を拾ったヤイリウム2は次の瞬間潰れていた


ヤイリウム1「は、・・・ハルム・・・?」


周囲から蛇の尻尾のようなものが出てくる


ヤイリウム3「な、なんだ・・・」


ヤイリウム4「なんだよこr」


残りの3人も叩きつけられてしまう


???「あーれ あいつだと思ったんだけどなあ・・・あいつじゃないか」


尻尾は地下に戻りさらにその地下には謎の存在がいた


to be continued・・・


・用語解説『ペータ』

この世界の一般的な通貨。1ペータ12円ほどの価値がある。一般市民にとっては「生活を左右する単位」だが、PMCにとっては「計算のための数字」に過ぎない。


・用語解説『ルワン地区内戦』

ウルティア連邦第4都市ルワンの移民政策反対デモから始まった内戦。EMIなどのPMCが介入を“発表”した。しかしのちの削除された記録書では、EMIなどの介入は小規模な武器輸送に留まっていて何か裏があったのではと言われている。

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