僕の部屋に初めて女性が・・・。
ナツミ「ちょっと~~~・・・・たくちゃ~んこの通路めちゃくちゃ狭いんですけど・・・・」
タクミ「大丈夫です。僕は毎日通ってますから。」
ナツミ「うわっ!!クモ!!無理~~!!」
ナツミさんが不意に僕の腕に抱き付いてきた・・・・!!
柔らかな感触と甘いシャンプーの香りが一気に押し寄せる。
タクミ「ナツミさん・・・あの・・・あたってます。」
ナツミ「え!何?クモ行った・・・?」
タクミ「いや・・・そうじゃなくて・・・・。」
タクミ「胸があたっています・・・・!!」
ナツミ「あ・・・ごめんごめんでもナツ昔から鳩胸なんだよねえ。」
・・・・。
えっ!それだけ?「ナツ鳩胸」その言葉だけが頭の中でぐるぐる周る。
ドキドキしてたのを悟られ無いように慌てて部屋へ案内する。
バイク置き場の奥地に位置する僕の住まい。
住めば都。
プレハブ小屋という名前のタクミ御殿。
冬は北極。
夏は赤道直下。
30畳ほどの殺風景な空間。コンクリートの床に工具や部品が並び、天井には裸電球がぶら下がっている。
そこに僕は粗大ゴミで捨ててあった絨毯をひいて暮らしている。
タクミ「ナツさん・・・ちょっと待ってて下さい。今、仕切りを作ってあげますから・・・・・!!」
ナツミ「たくちゃ~ん。ここ虫居そう!!・・・・。」
タクミ「・・・・・・・。そりゃあ山の中だから・・・蛾やアリやカマドウマや・・・・・」
ナツミ「ええええええええ~~~~~~。ダメ〜!それ以上言わないで寝られなくなるから!」
「カマドウマって何!?名前からして絶対に無理!」
僕は閃いた!!
「ナツさんこれ使って下さい」
いつかキャンプに行こうと思ってリサイクル屋で買っておいた500円の4人用のドーム型テント。
これなら蚊帳もついてるし。
ナツミ「建物の中でテント・・・!?」
ナツミ「タクちゃんそれ素敵・・・・!!」
ナツミ「テントとか初めてだし。なんだか楽しそう~~~!!」
僕も初めてだったので説明書を見ながら・・・。
ポールをクロスさせて・・・あ~して。こ~して。
やり直したり…。あっこれで良いのか!
タクミ「よし!出来た!」
ナツミ「きゃーーー素敵。ナツの部屋完成。」
ナツミ「たくちゃ~ん♡一緒に寝る~~~~!?」
・・・・・・。
カーーーーーー。僕は赤面して何も言えなかった。
ナツミ「たくちゃんって可愛い。」
完全に弄ばれてる。
都会のお姉さんて怖い。
つづく。




