序章 ダイイングメッセージ
名前:石井 龍太
年齢:65歳
職業:元刑事(現在は退職して無職)
性格:犯人に対して情熱的に叫ぶことから、感情的である可能性がある。
背景:老刑事。田中健一とは警察時代に顔を合わしてた。
名前:橋本 信也
年齢:38歳
職業:ビルの警備員
性格:勇気があり、思いやりがある。
背景:ビルの警備員。夜勤で管理ビルを巡回している。
【プロローグ】
ビルの薄暗い廊下を、息を切らせながら石井龍太が駆け抜ける。彼の背後には、冷酷な眼差しをした犯人が迫っていた。石井の靴が床に響く音が、静まり返った空間に不気味なリズムを刻む。彼は振り返ることなく、ただひたすらに前へと走り続けた。
くそっ、このままじゃ…!石井は心の中で叫ぶ。
彼の心臓は激しく打ち鳴らし、汗が額を伝う。毎秒が永遠のように感じられ、彼の呼吸はますます荒くなる。しかし、彼は止まるわけにはいかなかった。彼の後ろには、命を奪う意志を持った影が追いすがっているのだ。
廊下の突き当りに差し掛かり、石井は左へと曲がる。そこには非常階段があり、彼は階段を二、三段飛ばしで駆け下り始めた。犯人の足音が、彼に迫る速度を増していく。石井は階段を下りながら、自分の運命を呪った。なぜこんなことになったのか、なぜ彼がこのような選択を迫られたのか。
「まて!お前のためだと思って黙ってたんだ!変なことを考えるな!」
「これかも別に誰にも話すつもりはない!」
元老刑事の石井龍太がナイフを手にした犯人に叫ぶ。
「このような事になり、私は誠に残念です。」
犯人はついに彼に追いつき、冷たいナイフを彼の首筋に突き立てた。
犯人は石井龍太の襟をつかみナイフを振り上げる犯人
「苦渋の決断ではありますがあなたを殺します!」
老刑事の首筋に冷たいナイフが突きささる。
「うっがあああああ!!」
「これがお前の望んだ結末か?」
犯人は嘲笑うように言った。石井は答えることができず、ただ静かに目を閉じた。彼の体は力を失い、階段の踊り場に崩れ落ちる。その瞬間、彼の人生が閃光のように脳裏を駆け巡った。
そして、彼の耳には、遠くで夜勤の警備でビルを巡回していた
橋本信也の声が聞こえてきた。
「誰だ!そこにいるのは!」
暗闇の中へ逃げる犯人。地面へ倒れる老刑事
「大丈夫ですか?大変だ!早く救急車を呼ばないと!」
しかし、もはやそれは遅すぎた。
石井龍太は、警備員に最後の言葉
「苦渋の決断…」
という言葉を最後に亡くなった。
私立探偵 カズヤとアイゼンハワードが元老刑事の残したダイイングメッセージ「苦渋の決断」という言葉と残されたノートをてがかりに犯人を見つけ出す。【苦渋の決断】元刑事殺人事件がはじまる。




