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【127万PV突破】 運と賢さしか上がらない俺は、なんと勇者の物資補給係に任命されました。  作者: 虫松
『魔王と勇者の継承者(デュアル・ヘリテイジ)ダイ・マオウの大冒険』

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第3話 南米エクアドルで潜伏戦

エクアドルの南海の港町、グアヤキル。


濃霧の海岸線に浮かぶ街灯の光が、海面に揺れる。チームMI6は小型ボートで到着後、こぢんまりとしたホテルに潜伏した。


「今夜はここで泊まるか……明朝には出発だな」

ルーカス・ヴァルデスがベッドの端に腰を下ろし、荷物を整理しながら陽気に呟く。

「みんな、ここは僕の冗談で少しでもリラックスしてくれ。…って、油断できないけどね」


セリーヌは窓の外を警戒する。

「冗談はいいけど、ここも安全じゃないわ」


アイゼンは赤い瞳を窓に向け、静かに呟く。

「レッドウルフの影は、想像以上にしつこい……」


その瞬間、ホテル全体の電気が一瞬消え、冷たい風が窓を叩く。

「来たな……」


アイゼンのハワード声に緊張が走る。


暗闇の中、壁に反射する月光に銀色の瞳が光った。

カリナ・ヴォルフ、レッドウルフ「赤い秩序」特殊部隊、超能力使い。長い黒髪を束ね、戦闘用の黒スーツに身を包む。無表情だが瞳には冷酷な怒りが宿る。


挿絵(By みてみん)


名前:カリナ・ヴォルフ(超能力使い)

所属:レッドウルフ「赤い秩序」特殊部隊

年齢:28歳

外見:長い黒髪を一つに束ね、冷たい銀色の瞳。戦闘用の黒スーツを纏い、無表情だが瞳には常に怒りの色が宿る。

性格:冷静沈着で残虐。感情をほとんど表に出さず、任務遂行に徹する。

能力:精神感応と念動力を駆使して敵を翻弄。遠距離からの攻撃や味方の行動を制限することが可能。戦場では「誰が味方で誰が敵か」を見抜く能力も持つ。

戦闘特徴:単独でもチーム戦でも危険。物理攻撃は避けられることが多く、アイゼンやセリーヌの戦術を逆手に取る。


「私の名はカリナ……面白くなりそうね」

カリナは高笑いを響かせる。部屋の空気が微妙に震え、チームの体が軽く浮くような感覚に包まれた。


「念動力……?」

ジャスパーが息を呑む。手元の工具も揺れ始める。


セリーヌが素早く前に出て、銃を構える。だが弾丸は空中で方向を変え、無意味に散る。カリナの精神感応がチームの反応を先読みし、行動のタイミングをずらしているのだ。


ルーカスが笑いを抑えながら、天井のドローンを狙い撃つ。

「僕に任せて!この子たちの自由は奪わせない」

プラズマライフルがドローンを次々と撃墜。ドローンが落下する衝撃で一瞬の隙を生む。


アイゼンはマントを翻し、魔族の力で重力を局所的に制御。チームの安定を取り戻す。

「全員、屋内の安全区域へ!」


だが、カリナはそれでも一歩も引かない。念動力で家具を飛ばし、天井からライトを落とす。壁を伝わる冷気が、チームの呼吸を一瞬凍らせる。


「ふふふ……誰が味方で誰が敵か、すぐにわかるわ」

カリナは超能力で部屋の空間を掌握し、動きを制限する。だが、ルーカスの機転とアイゼンの魔族能力が組み合わさり、チームはギリギリで反撃の体勢を整える。


「手荒い歓迎だな!」

アイゼンは再び低く呟く。チームは南極へ向かう前に、これほど手強い相手が待ち構えていることを実感した。


「ハハハハハハッ……!」


それは愉悦でも快楽でもない。

冷酷さと支配欲の滲む、異能の女の笑いだった。

空気が震え、周囲の窓ガラスが共鳴するように細かく揺れる。


「ククク……フハハハハッ!」


まるで闇夜そのものが彼女に従うかのように。

笑い声は止むことなく、狩られる者の心に恐怖を焼き付けていった。


グアヤキルで闇夜に高笑いが響く。カリナ・ヴォルフの影は、次の戦場を予告しているかのようだった。

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