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【127万PV突破】 運と賢さしか上がらない俺は、なんと勇者の物資補給係に任命されました。  作者: 虫松
『魔王と勇者の継承者(デュアル・ヘリテイジ)ダイ・マオウの大冒険』

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1779/1921

第6話 深海侵入 ― ドローン潜水艦との激突

漆黒の海、光も音も呑み込み、ただ水圧だけが鋼鉄を締め付ける世界。

MI6特務課の潜水艦《リヴァイアサン》は、静かにその深度を下げていた。

外殻を打つ水流が、まるで敵意を孕んだ囁きのように響く。


「深度8000……接触まであと3分!」

ソナー士官の声が震える。

モニターには、無数の赤い点が浮かび上がる。蜘蛛の群れのように広がるその影――ゼフィルが送り込んだ無人兵器部隊、ドローン潜水艦群だった。


鋭角的な機体に赤いセンサーランプ。

群れをなすように襲来し、まるで獲物を取り囲む鮫の群れのごとく、MI6艦を包囲していく。


開戦


「敵接近! 衝突まで10秒!」

艦内に警報が鳴り響く。


キャプテン・ドレイクが操舵席に飛び込み、怒鳴った。

「回避行動! 潜航角度30度下げろ!」


潜水艦が急角度で潜ると同時に、外殻をかすめて爆雷が炸裂。

深海の闇に閃光が走り、衝撃波が艦を軋ませた。


「迎撃システム作動!」

ジャスパーが操作盤を叩くと、艦外の魚雷管から無人迎撃機が射出される。

小型魚雷が水を裂き、迫るドローン潜水艦を爆散させた。


しかし次の瞬間、四方八方から赤い光が突き刺す。

「敵ドローン、群体アルゴリズムで連携している!」

セリーヌが歯噛みしながらスコープを覗き、艦外レーザー砲で狙撃する。

青白い光線が水中を裂き、ドローンの一体が尾部ごと吹き飛んだ。


突如、艦の外壁に「ガンッ!」と衝撃。

数体のドローンが外殻に取り付き、ドリルアームで侵入を試みていた。

「艦外作業ポッドを出す! 俺が行く!」

アイゼンがダイビングスーツを纏い、緊急エアロックから射出された。


漆黒の深海に、彼のシルエットが放たれる。

背に背負った推進装置で加速し、敵ドローンの死角に回り込む。


ズガァン!

携帯炸薬を叩きつけ、一体を粉砕。

散る破片の光が一瞬、彼のゴーグルに赤い閃光を映した――ゼフィルの監視カメラだ。


「見ているんだろう、ゼフィル……!」

アイゼンは銃を引き抜き、次々と迫るドローンを撃ち抜く。


艦内のドレイクが両手を広げ、艦体周囲の海水を操った。

「うねれ!」


深海の水流が渦を巻き、ドローン群をまとめて飲み込む。

高速の水圧流が鉄を潰し、ドローンの装甲を歪ませた。

その隙に魚雷が直撃し、爆発の連鎖が深海を赤く染め


「制御限界! 敵はまだ40体以上!」

ジャスパーの叫びに、艦内が凍りつく。


その瞬間、艦首の巨大ハッチが開いた。

セリーヌが操作する艦載砲が展開し、全方位に散弾ミサイルを発射。

「一網打尽よ!」


数十発の閃光が、深海を昼のように照らし出す。

破壊されたドローンが断末魔のように水泡を散らし、闇に沈んでいった。


「……敵影消失」

ソナーが告げた瞬間、艦内に重苦しい沈黙が落ちた。


息を荒げる仲間たち。

アイゼンはまだ艦外でゴーグル越しに暗闇を見据える。

その先に浮かぶ、不気味な影。


深海基地アルゴス、漆黒の巨影が、ようやく姿を現した。


アイゼンは低く呟く。

「ゼフィル……深海基地で待っていたのは、お前か。」



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