手紙
「あっ、どもっ、ロウです。前回セナちゃんに助けらた後セナちゃんに家まで送ってもらったんだ。でねセナちゃんの事家の人にも誰にも何も喋ってないから来ても大丈夫だよって言ったんだけどセナちゃん中央政府の事を探って来るって言って何処か行っちゃったんだよ〜。セナちゃ〜ん、先っちょだけでいいから、先っちょだけでいいから「ピー」させて〜。ゴホン、でね、家に帰って来たら母もメイドさん達も僕が怪我して帰って来たから大変だったんだ、なんてったって僕貴族でしょ?変態だけど貴族でしょ?大騒ぎしても〜、大変よ〜」
「ガチャ」
ロウは父親が眠る部屋のドアを開けた。
ロウはベッドに横たわっている身体中包帯を巻かれている父親を見て思った。
(親父は中央政府が今までやってた事、全部知ってたのかな?親父は北地区の略奪には関わってないよね?意識が戻ったら聞いてみるか?いや、もし親父が関わってたら親父を見る目が変わっちゃいそうだ…知りたいけど知るのが怖い…)
ロウが父親を見ながらそう考えていた時ふとボロボロになった父親の軍服が畳まれて置いてあるのに気づいた、そして何気無しに軍服を取り広げると紙切れの様な物が落ちた。ロウが落ちた紙切れに気づき見てみるとそこにはこう書かれていた。
【10分の1計画は順調につき、貴殿らの協力に感謝する。国王陛下も大変喜んでおられる様子であるのでこれからもよろしく頼む】
「ん?10分の1計画?国王陛下?なんだこりゃ?」
ロウは紙切れを読みそうつぶやいた。
(親父が刺されて帰って来た事に何か関係があるのかな?)
ロウはそう思いその紙切れを自分のポケットにしまい父親の部屋を後にした。
ロウが自分の部屋に戻ると部屋の窓枠にハトが止まっていた。
「あっ、やっと来た」
ロウはそう独り言をいいハトの足に付いてる手紙を手にした。実はセナと別れる際、何か分かった事があったらハトを飛ばすね、と、セナに言われていたのだ。
【あの町外れの教会に来て。セナより】
手紙にはそう書いてあったのだった…
ロウはセナからの手紙を読んですぐに支度を済ませ家を出た、そしてあの最初にロウが拉致された教会に来たのだった。教会に入るとセナが教会にある椅子に1人で座っていた。
「セナ」
ロウはセナにそう声をかけた。
「ロウ、待ってたよ、こっちに来て」
セナはそう言葉を返した。
「うん」
ロウはそう言いセナの横に座った。
「あのね…中央政府の事調べてたらとんでもない事が分かったの…」
セナはロウにそう言った…




