伏兵
「あっ、どうも、キューイです。みなさんお久しぶりです。この前変なおじさんに絡まれて怖かったです。えっ?変なおじさんって誰って?分からない人は読み返してみて下さい。それじゃ」
「ガチャ」
足で馬を止めた音がした。
「団長やっぱり中央軍の奴ら何処にもいないみたいですね」
キーナがキューイにそう言った。
ガゼと別れた後3人は町の中央通りを5時間程馬で駆け走り町の出口に来ていた。
「そうみたいだな… 北軍と中央軍の戦が激戦しててこの町の防衛には手が回らないとみた」
キューイはそう言い話しを続けた。
「この出口の先にある森を抜ければ激戦区だ
取り敢えず森に伏兵がいないか確かめよう」
キューイは2人にそう言った。
「はっ」
キーナとジルの2人はそう返事をした。
「俺について来てくれ」
キューイはそう言い町の出口の先にある森に向かって馬を走らせた。
森に入って1時間程した時、事態は変わった。キューイ達一行は20人程の中央軍の兵隊達に足止めをくらい馬から降ろされた。
「お前達ここに何のようだ?」
中央軍の兵隊の1人がそう言った。
「団長どうやら変装のおかげでこいつら俺達が北軍って気づいてないみたいですね」
ジルが小声でキューイにそう言った。
「団長どうします?俺がこいつら殺りましょうか?」
キーナが小声でキューイにそう言った。
「俺が1人取っ捕まえる、そしたら2人でここにいる中央軍の奴ら全員切り捨てろ」
キューイは小声で2人にそう言った。
「はっ」
2人は小声でそう言った。
「おい、お前達きいてるのか?」
中央軍の兵隊がそう言った瞬間キューイは飛びかかり声をかけて来た中央軍の兵士を羽交締めにした、その瞬間キーナとジルの2人は中央軍の兵士達に向かって切りかかった。
「ズバッズバッズバッ…」
2人はその場にいた中央軍の兵士を全員切り捨てた。
「た、た、助けてくれー」
キューイが羽交締めにした兵士がそう叫んだ。
「助かるかどうかはお前次第だ」
羽交締めにしながらキューイはそう言い話しを続けた。
「お前に聞きたい事がある。いいか?正直に話せよ?」
キューイは中央軍の兵士にそう言った。
「はっ、はい何でも話します、だっ、だから命だけは助けて下さい」
中央軍の兵士はそう答えた。
「町に兵隊がいないのは何故だ?」
キューイはそう質問した。
「はっ、はい、北軍との戦で応援に行きました」
中央軍の兵士はそう答えた。
(やはりな…)
キューイはそう思った。
「この森にはお前達の他にも伏兵がいるのか?」
キューイは続けて質問した。
「いっ、いません、おれ達は怪しい奴が来たら本陣に知らせろと言われてここに居ただけです」
中央軍の兵士はそう答えた。
「そうか、ありがとよ」
キューイはそう言った瞬間中央軍の兵士の首の骨をへし折った。
「うぐっ」
首の骨を折られた中央軍の兵士は息絶えた。
「聞いた通りだ、ジル、すぐに北月師団の待つ陣に戻りみんなをここに呼んで来てくれ」
キューイはジルにそう言った。
「はっ」
ジルは北月師団の待つ陣へと馬を走らせた…




