幕間③
みここです。初投稿にしては幕間長いよね。気にするな
爆発の跡地、なだらかな丘の上の大きな屋敷だったものはその原型をほとんど残さず、もうもうと黒煙を上げていた。近くまで飛んだソフィーは、その熱気に当てられてか汗をかくが、その汗はなぜだかひんやりとさせるものがあった。
補助魔法で炎がこれ以上燃え映らないように抑え込む。しかし熱気はその周りの平均気温を著しく上げていた。逃げ惑う人はすでにいない。黒い人の形をとった炭がちらほらと屋敷内に散見された。建物の大きさからすると、おそらく貴族の、そしてこれら死体はメイドや執事といった従事者だろうとあたりを付ける。
「宣戦布告ということなのだろう」
こういった、暗殺紛いの宣戦布告は歴史を紐解けばいくつもあげられる。これもその一つであるとするならば、山脈を挟んだ隣国――共和国の仕業なのであろう。しかしソフィーにはなにか引っ掛かりを覚えていた。
使われたのは爆発系の炎魔法。それも幾人かによる複数射撃だ。これらの人数を、この山脈にまで送り付けるのはいささか大変である。この威力であるならばそれなりの熟練度を要する。そして何よりも人数だって少なくはないはずだ。そんな者たちが一つの山脈をこえ、王国に侵入し作戦を行うなどリスクが大きすぎるだけだ。山脈からでなければ海からというのもある。共和国は半ば半島に近い形状をしている。陸路が山脈で囲われているが、船での交流は行える。確かに船を使えばこの人数を送られるだろうが、それを危惧している王国は共和国からの船に厳重な検閲を行っている。それを潜り抜けるほどの人数ではないはずだ。
そう考えると、王国の何者かによる手引きが考えられるが、王国の派閥は現状そこまで対立化しておらず、過激派などもごく少数のはずである。平和な国のはずなのだ。
「第三者の介入の可能性……そして帝国への戦火……」
そこまで口にだし、よからぬ思想であると頭を振る。別に帝国と仲が良いわけではないが、アメリアとは茶会の仲だ。疑いたくはない。そんなのは空想の域を出ないのだ。
下で今も少ないが屋敷が燃えている。その中で複数の影が動くのをとらえた。
「あいつらか!」
ソフィーは考えていたものをすぱっと切り離し、奴らの跡を追った。
みここでした。初投稿ネタやめたい(ボソッ




