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神話系ミーティング ~その問題、神々が議論します~  作者: すばる ゆう
第XX回 『日本の神々について』-オリュンポス本部-

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35/53

結論『日本の神々について』


テミスは時計を見た。

そして、会議室を見渡した。


ゼウスは、自分のシールを探す相談をしている。


ヘラクレスとスサノオは、怪物討伐の話を再開している。


アレスは、日本の武神との交流を希望している。


アマテラスは、再び帰りたそうにしている。


テミス:「…………」


カン!カン!カン!

―木槌が三度、強く打ち鳴らされた―


テミス:「はい! 終わります!」


一同が静まった。


テミス:「今回の議論をまとめます!」


テミスはホワイトボードに書いた。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


一、八百万とは、数え切れないほど多いという意味である。

二、日本では自然・土地・祖先・生活など、様々なものに神聖性を見いだしてきた。

三、日本には御守・破魔矢・おみくじなど、神々と人間を結びつける独自の文化がある。

四、古代ギリシャにも、多数の神々と多様な信仰が存在した。

五、十二神は、オリュンポスの神々全員を意味するわけではない。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


テミス:「したがって、今回の投書に対する回答は――」


大きく書き足した。



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


投書への回答


★『オリュンポスも頑張っている!』


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


沈黙。


ゼウス:「……もう少し威厳のある結論にならんのか?」


テミス:「今日の会議内容から、威厳を抽出するのは困難です」


ゼウス:「なぜだ!」


テミス:「途中から、自分のお菓子のシールを欲しがっていたでしょう」


ゼウス:「それとこれとは別だ!」


コツ。

―木槌が小さく打ち鳴らされた―


アマテラス:「……日本も頑張ってます」


テミス:「もちろんです」


アレス:「戦神も頑張っている!」


テミス:「そうですね」


ヘラクレス:「怪物退治も――」


テミス:「終わります!」


コン。


ムネモシュネは最後の発言を記録し、議事録を閉じた。


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