大蛇討伐の戦利品
今度はスサノオがアマテラスを必死に説得した。
――会議、再開。――
ヘラクレス:「ところで、討伐後は?」
スサノオ:「オロチの尾から剣が出てきた」
ヘラクレス:「剣?」
スサノオ:「あまのむらくものつるぎ!」
アレス:「レアドロップ!」
テミス:「ゲーム用語で神話を説明しないでください!」
コツ。
―木槌が小さく打ち鳴らされた―
スサノオ:「お前は?」
ヘラクレス:「ヒュドラの毒を矢に利用した」
スサノオ:「毒素材か!」
ヘラクレス:「ただし、その毒は後に、私自身の死の原因にもなった」
スサノオ:「…………」
アレス:「…………」
スサノオ:「呪い装備じゃねえか」
ヘラクレス:「扱いには注意が必要だ」
テミス:「注意で済んでいません。二度と使わないでください!」
コツ。
―木槌が小さく打ち鳴らされた―
やがて、二柱は固い握手を交わした。
スサノオ:「今度、一緒に何か狩ろうぜ!」
ヘラクレス:「いいだろう!」
アレス:「俺も行く!」
アマテラス:「絶対、日本には来ないでください!」
会議室が静まり返った。
アマテラスは自分の大声に驚き、テミスの後ろへ隠れた。
スサノオ:「姉貴、昔より声が出るようになったな」
アマテラス:「…………」
テミス:「須佐之男様。煽らないでください」
カン!カン!カン!
―木槌が三度、強く打ち鳴らされた―
テミス:「はい! いい加減、本題に戻ります!」
ヘラクレス:「しかし、ヒュドラとオロチを交換した場合――」
テミス:「別日にしてください」
アレス:「その別日、俺も――」
テミス:「知りません」
カン!
―木槌が強く打ち鳴らされた―




