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神話系ミーティング ~その問題、神々が議論します~  作者: すばる ゆう
第XX回 『日本の神々について』-オリュンポス本部-

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日本からの予定外の参加者


テミスは、天岩戸にこもろうとするアマテラスを必死に説得した。


――会議、再開。――



アマテラス:「……なんでいるの」


スサノオ:「来た」


アマテラス:「呼んでない!」


スサノオ:「知ってる」


アマテラス:「帰って」


スサノオ:「俺、日本の神」


アマテラス:「知ってる!」


スサノオ:「しかも強い!」


アレス:「ほう?」


スサノオの言葉にアレスとヘラクレスが反応を示した。


スサノオ:「ヤマタノオロチ倒してるからな」


ヘラクレス:「……ヤマタノオロチ?」


スサノオ:「八つの頭を持つ大蛇だよ」


アレス:「なんだと!」


ヘラクレス:「八つの頭を持つ大蛇と言ったな?」


スサノオ:「おう」


ヘラクレス:「俺も似たものを倒したことがある」


スサノオ:「マジで?」


ヘラクレス:「レルネーのヒュドラだ」


スサノオ:「頭いくつ?」


ヘラクレス:「伝承による」


スサノオ:「あー」


ヘラクレス:「……分かるか?」


スサノオ:「あるよな、そういうの」


大蛇の討伐を成し遂げた者同士、通じ合うものがあったらしい。


コツ。

―木槌が小さく打ち鳴らされた―


テミス:「神話関係者特有の悩みで意気投合しないでください」



――テミスの注意も空しく、大蛇談義は止まらない。


ヘラクレス:「問題は頭数ではない。首を斬ると増える」


スサノオ:「……は?」


ヘラクレス:「増える」


スサノオ:「クソ仕様じゃねえか」


ヘラクレス:「だから、切断部を焼いて再生を防いだ」


スサノオ:「再生阻害か。賢いな」


ヘラクレス:「甥のイオラオスに手伝ってもらった」


スサノオ:「いい連携だな」


ヘラクレス:「お前はどう倒した?」


スサノオ:「酒」


ヘラクレス:「酒?」


スサノオ:「八つの頭に酒を飲ませて、酔ったところを斬った」


ヘラクレス:「……賢いな」


スサノオ:「だろ?」


アマテラス:「その知性を、普段から別のところに使ってくれれば……」


アマテラスの表情が、みるみる曇っていった。


スサノオ:「姉貴?」


アマテラス:「田んぼの畦を壊して……」


スサノオ:「ヤマタノオロチの話しようぜ!」


アマテラス:「神殿に……」


天照が、再び出口へ向かった。


スサノオ:「姉貴!」



――会議、一時中断。――


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