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神話系ミーティング ~その問題、神々が議論します~  作者: すばる ゆう
第XX回 『日本の神々について』-オリュンポス本部-

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日本の武神・軍神について


アレスは、先ほどのご利益一覧を眺めていた。


アレス:「ところで、勝運というものがあったよな」


アマテラス:「はい」


アレス:「日本にも戦神がいるのか?」


アマテラス:「もちろんいますよ」


ヘラクレス:「興味深いな」


ヘルメス:「急に元気になったね」


アマテラスは、新たに名前を書いていった。



★八幡神(やはたのかみ/はちまんしん)



アマテラス:「武家から篤く信仰され、武運の神として知られています」


アレス:「いいな!」



★建御雷神(たけみかづち)



アマテラス:「武神や雷神として知られ、国譲りの神話にも登場します」


ゼウス:「雷!?」


アレス:「国譲り?」


アマテラス:「地上の国を譲るよう交渉するため、派遣されたんです」


アレス:「どう交渉した?」


アマテラス:「剣の切っ先の上に座って……」


アレス:「採用!」


コツ。

―木槌が小さく打ち鳴らされた―


テミス:「何にですか!」


アレス:「武力外交!」


アテナ:「アレスは外交に関わるな」



★毘沙門天(びしゃもんてん)



アマテラス:「仏教由来ですけど、毘沙門天も有名ですね」


ゼウス:「また海外から来たのか」


アマテラス:「はい」


アレス:「日本、強そうな神を集めていないか?」


アマテラス:「そういうわけではありません!」


???:「強ぇ奴といえば、あと俺とか?」


アマテラス:「そうですね。須佐之男も――」


アマテラスが止まった。

テミスも止まった。


会議室の一角に、見知らぬ男が座っていた。


首には御守。

手にはおみくじ。

そして、先ほど没収したはずの破魔矢。


無造作に束ねた黒髪に、着崩した白い着物。精悍な顔つきの青年、須佐之男命。

天照の弟であり、ヤマタノオロチ退治で知られる神である。


スサノオ:「よっ、姉貴」


アマテラス:「…………」


スサノオ:「久しぶり」


アマテラス:「…………」


アマテラスが立ち上がった。


テミス:「天照様?」


そのまま出口へ向かった。


テミス:「岩戸は禁止です」


カン!

―木槌が強く打ち鳴らされた―



――会議、一時中断。――


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