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神話系ミーティング ~その問題、神々が議論します~  作者: すばる ゆう
第XX回 『日本の神々について』-オリュンポス本部-

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特別ゲスト 天照大御神


コン、コン。

―木槌が二度、打ち鳴らされた―


テミス:「今回は日本神話について理解を深めるため、特別ゲストをお招きしています」


アテナ:「ほう。東方の神か」


テミス:「日本神話における太陽の女神、天照大御神様です」


一同が入口を見た。

…………。

誰も入ってこない。


テミス:「……天照様?」


扉が数センチ開いた。

ちらっ。


ヘルメス:「いたね」


ゼウス:「何をしておる! 遠慮せず入ってまいれ!」


パタン。

扉が完全に閉まった。


テミス:「ゼウス様」


ゼウス:「何だ!」


テミス:「声が大きかったようです」


ゼウス:「歓迎しただけだぞ!」


テミスは席を立ち、扉の前まで歩いていった。


テミス:「天照様、大丈夫です。文化交流の会議ですから」


アマテラス:「……本当に?」


テミス:「はい」


アマテラス:「知らない神様がいっぱいいますし……」


テミス:「私が司会を務めますので」


アマテラス:「……変なこと、聞かれません?」


テミスはゼウスを見た。

ゼウスが目を逸らした。


テミス:「私が止めます」


しばらくして、扉が開いた。


赤と白を基調に、金の刺繍を施した豪奢な着物。頭には黄金の髪飾り。

太陽を司り、高天原の中心的存在として知られる女神、天照大御神が、おそるおそる姿を現した。


装いは堂々としていた。本人は、そうでもなかった。


繊細で優しく、怒ると天岩戸と呼ばれる洞窟にこもる神である。


アマテラス:「……天照です。よろしくお願いします」


一同:「よろしくお願いします!」


アマテラス:「ひっ」


天照は素早くテミスの隣に座った。


テミス:「……そこは資料置き場ですが」


アマテラス:「ここがいいです」


テミス:「…………」


テミスは無言で資料を移動させた。

アマテラスは資料置き場の上に、礼儀正しく正座していた。


ムネモシュネは議事録に記した。


※特別ゲスト、着席を確認。

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