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神話系ミーティング ~その問題、神々が議論します~  作者: すばる ゆう
第XX回 『正式書記の設置』 ーオリュンポス本部ー

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22/53

候補者 ③アポロン ④アレス


――候補者③アポロンの審査――


次に、アポロンが作成を申し出た。

芸術と詩歌を司る男神は、後世に語り継がれる記録を作ると宣言した。


―アポロン案―

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


議題:

黄金の光がオリュンポスを包むとき、

苦悩せし正義の女神は静かに立ち上がった。

その手に握られしは、疲労と責務の結晶――

人はそれを、議事録と呼ぶ。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


コツ。

―木槌が小さく打ち鳴らされた―


テミス:「却下します」


アポロン:「まだ序章だぞ」


テミス:「だからです」


投書の読み上げに至るまでに、羊皮紙三枚を使用していた。

アポロンは不採用となった。



―候補者④アレスの審査――


アレス:「発言者と結論だけ書けばよい」


戦を司るアレスは、極めて簡潔な記録を提出した。

尚、力加減の問題でアレスは石板を使用していた。


―アレス案―

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


議題:テミス「書記が欲しい」

経緯:「必要」

論点:「探す」


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


アレス:「必要な内容は入っている」


テミス:「審議過程がすべて失われています」


ヘルメス:「石板が割れているけど」


アレス:「筆圧だ」


アテナ:「もっとマシな候補者はいなかったのか!?」


試験に使用した石板三枚のうち、二枚が破損していた。


アレスも不採用となった。

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