候補者 ③アポロン ④アレス
――候補者③アポロンの審査――
次に、アポロンが作成を申し出た。
芸術と詩歌を司る男神は、後世に語り継がれる記録を作ると宣言した。
―アポロン案―
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議題:
黄金の光がオリュンポスを包むとき、
苦悩せし正義の女神は静かに立ち上がった。
その手に握られしは、疲労と責務の結晶――
人はそれを、議事録と呼ぶ。
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コツ。
―木槌が小さく打ち鳴らされた―
テミス:「却下します」
アポロン:「まだ序章だぞ」
テミス:「だからです」
投書の読み上げに至るまでに、羊皮紙三枚を使用していた。
アポロンは不採用となった。
―候補者④アレスの審査――
アレス:「発言者と結論だけ書けばよい」
戦を司るアレスは、極めて簡潔な記録を提出した。
尚、力加減の問題でアレスは石板を使用していた。
―アレス案―
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議題:テミス「書記が欲しい」
経緯:「必要」
論点:「探す」
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アレス:「必要な内容は入っている」
テミス:「審議過程がすべて失われています」
ヘルメス:「石板が割れているけど」
アレス:「筆圧だ」
アテナ:「もっとマシな候補者はいなかったのか!?」
試験に使用した石板三枚のうち、二枚が破損していた。
アレスも不採用となった。




