冒頭説明『正式書記の設置』
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議題:正式書記の設置
開催場所:オリュンポス本部
司会・書記:テミス(司会兼任)
審議区分:組織運営・役職選任
参集メンバー
出席:ゼウス、アテナ、ヘルメス、アポロン、アレス
候補者:ムネモシュネ
投書者:テミス
投書:
「会議が目まぐるしく、記述と司会の両立が大変です。そこで正式な書記を求めます」
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テミスは司会席に着くと、自ら提出した投書を読み上げた。
コン、コン。
―木槌が二度、打ち鳴らされた―
テミス:「それでは、第XX回神話系ミーティングを始めます。本日の議題は、『正式書記の設置』についてです」
ゼウス:「これは投書なのか?」
テミス:「正式な投書です」
ゼウス:「書いたのは?」
テミス:「私です」
ゼウス:「受理したのは?」
テミス:「私です」
ゼウス:「議題として採用したのは?」
テミス:「私です」
ゼウス:「司会と記録は?」
テミス:「私です」
―静寂。
アテナ:「……確かに書記が必要そうだ」
テミス:「今、その話をしています」
テミスは机の上に書類を積み上げた。
発言記録、議論の整理、脱線の修正、決定事項の確認、後日報告の追記、各所への情報共有。
すべての担当欄に、同じ名前があった。
アテナ:「負担が一柱へ集中しすぎている。司会と書記は分離すべきだろう」
ヘルメス:「それに、会議中は記録を取っている間に、話が別方向へ進むことも多いからね」
アレス:「話を逸らす者が悪いのではないか?」
一同の視線が、ゼウス、アポロン、アレスの三柱へ向いた。
ゼウス:「なぜ、わしまで含まれている」
テミス:「発言記録を確認しますか?」
ゼウス:「いや、議論を続けてくれ」
コツ。
―木槌が小さく打ち鳴らされた―




