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神話系ミーティング ~その問題、神々が議論します~  作者: すばる ゆう
第XX回 『人類のエネルギーについて』—オリュンポス本部—

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クリーンエネルギーへの転換

テミスはホワイトボードに大きく書いた。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


★『環境にも優しいエネルギー』


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


テミス:「人類はエネルギーを大量に消費する一方、地球温暖化と資源問題を抱えています」


アポロン:「待て。地球を温めることが問題なのか?」


テミス:「気候変動による大雨や森林火災、海面の変化などが問題視されています」


プロメテウス:「火を使うことが問題なのか?」


テミス:「火そのものではありません。特に化石燃料を大量に燃焼させ、地中に長期間固定されていた炭素を大気へ戻していることが問題です」


アポロン:「私が問題というわけではないのか?」


テミス:「現在の急速な温暖化の主因は、人間活動による温室効果ガスの増加です」


アポロン:「……よかった」


太陽の神は、地球温暖化の元凶にされず安堵した。


ゼウス:「今、責任問題を恐れたな?」


アポロン:「父上に言われたくない!」


コツ。

―木槌が小さく打ち鳴らされた―


テミス:「さらに、化石燃料は人類の時間尺度では有限です」


ゼウス:「なくなったら別の場所を掘れば?」


テミス:「限界があります」


ゼウス:「海の底はどうなのだ?」


ポセイドン:「勝手に掘るな」


テミス:「すでに海底油田もあります」


ポセイドン:「もう掘られてるのか!?」


プロメテウス:「……人類、地下を掘るのが好きだな」


ポセイドン:「もう掘られてるのか!?」


海神の叫びは、誰も聞かなかったことにした。


テミス:「そこで、再生可能エネルギーとして、太陽光、風力、水力、地熱などが注目されています」


アポロン:「太陽光なら任せてくれ」


アイオロス:「風力もな」


ポセイドン:「水力もあるぞ」


雷神一同:「我々もいるぞ!」


雷神達が、再び神器を手にした。


テミス:「ただし、どれも万能ではありません」


テスラ:「太陽は沈み、風は止まり、水力や地熱にも地理条件があります」


アテナ:「複数のエネルギー源を組み合わせ、蓄電や送電網を整える必要があるのだな」


ゼウス:「つまり、全部使えばいいのでは?」


テスラ:「……本質は捉えています」


ゼウス:「ほら!」


コツ。

―木槌が打ち鳴らされた―


テミス:「ただし、雷神の常駐発電は使えません」


ゼウス:「まだ何も言っておらんじゃろ!」


テミス:「その手に持っているものが、すでに語っています」


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