フレ-デル王国へ
僕とユーラはスモーランドの国王に呼ばれ再び城を訪れた。
今朝、ヴィルとアリーナはリスラ共和国へクリスマス休暇の為に出発した。
「ユリア、君もフレ-デル王国へ留学するんだって?」
ヴィルの妹のユリアがフレ-デル王国へ一年間行く事が決まったらしい。
「ええ。私ずっとあなたと学びたかったの。エンゲル王国にもいけなかったし、ようやく願いが叶うのね。」
「そっか、嬉しいよ。」
「それでな、リネア…。君がフレ-デル王国へ行く際彼女を同行させてもらえないか?一人で出発させるつもりだったがたまたま君たちがフレ-デル王国へ行くと聞いたから…。」
「国王様、いいですよ。」
「ミハイル様には少し申し訳ないが。せっかく二人でいれる所を。」
「国王様、お気遣いありがとうございます。どのみち馬車でリネアと何かできる訳ではありませんから。」
「…まあ…。」
国王様が少し顔を赤くした。僕はその馬車で何かする奴もいるとは言えなかった。
◇◇◇
場所はエンゲル王国に移って…。
「ミハイルがフレ-デル王国へ…。」
私は、チャーリーズへ出勤して、休憩時間にシャーロット様に兄上がフレ-デル王国へ留学した事を伝えた。
「リネアに続きミハイルまで…。」
やはり悲しそうだ。
「やっと気楽に話せる友人ができたと思うといなくなる…。本当に寂しいな。ホテルの件は何か言っていたか?」
「落ち着いたらすぐ連絡するそうです。電話やメールでのやり取りを希望していました。」
「はー…。セルゲイ、君は料理はできるのか?」
…変な汗がでてくる。
「あの…それなりには?」
「じゃあ、私に教えてくれないか?ミハイルに教えて貰っていたがまったく上達しないうちにいなくなってしまったから。」
「分かりました。」
「私の友人になってくれるか?」
「…はい?」
「私はあまり友人がいないから。」
「私もいませんよ?私でいいんですか?会話も弾みませんよ?」
「いいんだ。」
「…じゃあ、よろしくお願いします…。」
エンゲル王国の皇女様の友人とか…気が重いな。
「そなた…面倒だと今思っただろう?」
「まあ。」
「…よろしくな。」
「はい…。」




