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ネガティブな俺、異世界転生して食通になる  作者: ちかず
第3章 ムルトング国
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屋台の旅ーある冒険者の独り言ー

ー屋台の旅ー


俺の名前は、カーナ。

ただの食材探し協会のCランクの冒険者だ。

ただ、少し料理人の経験があったに過ぎない。

だから、この任務を自分に指名された時、おどろきと嬉しさで飛び上がったのは、一生忘れないだろう。。


「味噌汁は、いかがですか〜。

こちら、『豚のシッポ店』の屋台でーす。

評判のお握りもあるよ〜」


本当は、呼び込みなんて必要無い。

とにかく、あっという間に人だかりが出来る。

だが、あのホンペイユ殿の厳しいレッスンでは必ずせよとの事だから。

あの。。。レッスン。。

あぁ、あれだけは指名された事をほんの少しだけ後悔する事件だった。

。。。わ、忘れよう。。。


実は、この『屋台作戦』は、多数で多方面に展開している。

それも、屋台の中身は様々。


『豚のシッポ店』系列

『アーナの薬局』系列

『ヤンバルの酒蔵』系列。。。

これは、ちょっと腕に自信のある人が担当らしい。酔っ払い相手は、大変だと仲間うちでも評判だ。良かった。。。違って。、。

まだある。

『ナゼルの味噌屋』『セリナの甘味処 』等。。

正直、冒険者育成協会から苦情もきてるらしい。

冒険者の数が不足だと。いくら育成しても不足が解消されないと。


屋台を引くのは、怪馬だ。

この屋台の台車も、初めて考案されたものだ。

鍋や食材などかなりの重量でも問題ない。


今日は、久しぶりにカナベルの街に仕入れに戻る。一週間振りかぁ。。

原料の調達は、このカナベルの協会だけが窓口だ。そのせいか、犯罪も耐えない。

なんでも噂では、塩田村からの食材の運搬や保管は、AランクもしくはBBランクの冒険者のみが担当するらしいとか。

。。。


「屋台52号のカーナです。ただ今戻りました。」

まずは、大事な書類の提出。

セリナ様への提出を忘れた者は、罰としてセリナ様の元で書類整理の仕事を命じられる。

これが。。いや、真面目が一番。


次にホンペイユ殿に報告。

「セパランド地方は、まださほどの知名度はありませんでした。人々の生活は、貧しく食材も不足しがちでした。

指令に従い、セパランドの各村長に食材の提供を行い人々には、食事の提供をしてきました。

魔獣の出没する割合も高く、それも生活の困窮の原因ではないかと。

他に、異変等は見当たりませんでした。」

ホンペイユ殿は、静かに頷く。

「カーナ。お疲れ様です。

規定に従って、必ず休みを取ってからまた、屋台の旅に出かけて下さい。」


次の旅まで、一週間のお休み。

今度は、何処かな?



屋台の決まり

ただ一つ。。安い!

(みんなでさ、お腹いっぱいにならなけりゃ、美味くないじゃん by圭)


やがて、何処の村や街でも屋台の姿を見かけるようになる。

カランカラン♪鐘の音と共に。


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