つかの間の休息
チャチャチャ♪♪♪〜
心の中で○ュピー○○クッキングの放送が流れてまーす!
そう、今こそ『生クリーム』の夢の時間ーー!
サマンさんは、『生クリーム』の話をした途端に別人に変身中。。
もう、積極的でウキウキみたい。。、
「で、生乳をどーするって?」
あっちで、ヘルベルトも興味津々。。
「はい、まずは加熱殺菌、あと遠心分離機がー」
あーーー!大事な事忘れてた!
無いよね、
遠心分離機。。。
「圭よ。まずはその仕組みを皆に話してみい、
もしかすると、魔術で出来るやもしれんしの。」
出来るの?
さすが、ファンタジー!
俺の必死の説明はなんと成功!
いや〜、それにしても現代文明ってすごくねー。
風魔法で何とかなるかな??
いや、召喚魔法??なの??
「難しいから、考えないで。
すごく珍しい魔術で私だけが『風伯』と言う風の精霊でも高位の存在を呼べるの。
だから、頼んでみるわ。」
マ、マーリエ様〜。
今日からついて行きます!!!
すっげー!かっこいい。
「マーリエの声に応えよ!
風の精霊!『風伯』顕現せよ。」
<久しいのう。我を呼ぶとは余程の事態か?>
。。。か、かっこいい〜。マジか!
翠色に輝く髪を長く伸ばし、完璧なハンサム!
マーリエ様、凄すぎです。。。
マーリエ。。。生クリームから説明中だけど。。
おや、ちょっと雲行きが。。。
<マーリエよ。そちはその様な戯言で我を呼ぶとは。。情け無い、我はその辺の精霊とは違うと言うに。。>
た、大変だ。さ、説明は、俺の役目なのに。
マーリエが責められてるし。。
「あ、あのー。じ、実は俺の頼みをマーリエが聞いてくれて。『生クリーム』マジ美味いです。
ぜ、絶対。。」
ゆ、勇気出しました。ちょっと噛んだけど。
これでわかる?う〜ダメかな。。
うー、でも諦められないし。。
<珍しい者がおるな。ふ〜ん。。。。
まぁ、良かろう。
ただし、我も食べてみるぞ。良いな!>
「風伯。こちらの食べ物に興味を示すなんて。。」
マーリエのびっくり顔?おー、
そういえば、精霊は食べないような。。。
再びクッキングタイム開始!
取り敢えず、『生クリーム』作り中。
サマンさんに、生クリームから『バター』
の作り方、それらからまたまたと。
次から次へともう、俺、力説中!
もう、台所は、大変!
。。。
か、完成でーす!!!
生クリーム、クッキー、ケーキもどき、
アイスは、また今度って。。
だ、け、ど!!
テーブルの上に並べられた数々の生クリーム作品
おーーー!
す、素晴らしい。。
お、風伯さんがジロジロ見てます。
「俺が作ったんじゃないけど、皆、ぜひ食べてみて!」
ーそこからは、生クリームパーティ!開始ー
<おお、この様な食べ物は、初めてだ。
しかも、甘い。。美味いではないか!圭。
ふふふ。マーリエ。また来る>
ほっぺに生クリーム付いてます。。あっ、間に合わず。。。まぁ、いいかー、
だって、今このサマン家で戦いが起こってます。
そう、生クリーム戦争。
よ、良かった〜。トーラン持ってて正解だ!
甘味なしでは、生クリームは生きないしね。
外は、激しい吹雪。
つかの間の、休息中。
家の周りには、雪だけが積もっている。




