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ネガティブな俺、異世界転生して食通になる  作者: ちかず
第2章 キーナン国
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パオ。。拾う。

キーナンの王宮へ行く前に、ちょっと寄り道予定。。

もちろん、『釣竿』の出来を見に行く。

道具屋さん、出来てるかな。。


「ブナンベルト。圭達がこちらに向かうとの連絡が来た。私も少し出てくる。」

言い終えるや否や、部屋を飛び出す。

「お待ち下さい。この書類の山!また、私に押し付けるつもりですか!」


ブナンベルトの声が聞こえた気がするが、幻聴だろう。そう、幻聴だ!

圭達は、今度は何をやらかすやら。

急がねば、間に合わない。

影の報告だけでは、もう物足りないからな。



道具屋さんの前に、何故か森の中。。

ベルの元気をつけようと、来てみたはず。。

何故、ベルと俺とピー子しかいないの?

いや、また迷子とかないから。

迷子ばっかりやるとか。。。ドルタンドの般若なんて…怖すぎる…

ピー子が、やたらとすごいスピード出すから。もう、追い掛けるのに大変で。

ピー子め。何なんだ?

「ピー。」

おや、また発見?あいつ、この頃天才だからな。

何だろう??

?。。。!

や、こりゃ見つけちゃダメパターン。

ベルも引いてるし。

。。。

ほら、相手も睨んでる!友好的な感じ無しじゃん。

「パオ〜ン。」

象もどきとか。。。なんで子象なの?

わー、擦り寄るなよ。

母象に見つかったら、や・ら・れ・るー!

「ピー。ピピー。」ふむ。大丈夫なの?

あれ、俺何となくピー子の言う事わかるなぁ。

「ピピピーー!」

仕方ない。拾い象するかぁ。

あり得ないけど。象拾うとか。。

あーー、ドルタンド怒るよな。。。


はい!やっぱり般若中。

「圭よ。メルビスがいかに苦労が多いか。

ベルまで連れて行方不明とはのう。呆れるヤツじゃ。しかも、魔獣バルセまで連れてきおって。

はー。まぁ、ベルが喜ぶところを見るとピー子と同じパターンだな。連れて行くか。

。。。

フーよ。お主、先触れに参れ。

ブナンベルトへの連絡を頼む。」

良かった。象もどき、連れて行けるぞー。

「ピー。」おーピー子も喜んでる。

「よ〜し。お前を飼うとなったら、お前に名前つけなきゃな!うーん。

『パオ』で決まり。パオ、よろしくな!」

ピー子とパオとベルは、もうめっちゃ遊んでるし。子供達は、天真爛漫でいいな。

俺、ドルタンドとメルビス達のため息なんて聞こえない。「反省してないな。」とか聞こえてないから。


ようやく、次の村へ向かうその時。何やら悲鳴が。

「きゃー。

バルセよ。バルセが出たわー。」

女の人が叫びながら、逃げていった。

「圭よ。村に寄るのはやめじゃ。

パオは、やはりまずい。逃げるぞ。」

結局、村には寄れずに野宿祭り。。

「落ち込むな。圭。

大丈夫じゃよ。何とかするでな。」

う〜。こういう時は、優しい言葉が身に染みる。。

俺達が野宿の為に薪を燃やしてると、何処からか苦しそうな笑い声がする。

「あり得ん。魔獣バルセとか。

また、拾ってるとか。。面白すぎてあり得ない。」

笑い声の方へ振り向くとヒューがいた。

めっちゃ腹を押さえて苦しがって笑ってる。

もー、そこまでウケる事ないだろ。

「ドルタンド殿。お久しぶりです。

これはまた、派手な拾い物しましたね。」

「ヒュー、お主またブナンベルトを撒いてきたの。王がふらふらしておって、良いのか?」

「あれは、優秀ですから。まあ、怒りっぽいのがたまにギスですがね。」

ドルタンドのため息。

おー、俺以外でもため息攻撃受ける人がいた。

「冗談は、さておいてムルトングへ向かうから、紹介状が必要なのでは?」

「そうなんじゃ。ヒュー、お前さんに頼もうと思っての。」

お、得意げな顔のヒュー。

「そう思って持参致しました。

ただ、これを渡すにはひとつ条件がございまして。簡単な事です。」

「そう言う事か。はー、まあ、良いだろう。」

何?アイコンタクトで終了なの?

何の条件?

「ははは。圭殿。そんな悪い頼みではないから、心配ないよ。」

ヒューの顔には、あまり情報がない。

仕方ない。まぁ、ドルタンドが分かってればいいか。

「圭。これで王宮へは行かなくて良くなった。まあ、パオを連れておるしこの辺りで待ち合わせ場所に向かうかの。」

。。。『釣竿』。。。

パオの為なら仕方ない。また行けばいいしなぁ。


せっかくだから、俺が見つけたさつま芋もどき(名前は、ベザリアっと言うらしい)を焚き火に入れて『焼き芋』をご馳走した。

すごく感動してて、ちょっと煩かったけど。


深夜遅く、影から一言。

「宰相閣下のお怒りが物凄いです。

宜しければ、圭殿に『焼き芋』をもらって宰相閣下へのお土産にされては。。。」

「そうしよう。この驚異の美味しさを味わえば、ヤツも怒れまい。」

。。。

(それは、微妙です。)影のひとり言。


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