分かれ道
ムルトングへすぐ行くと思ったら、難題発覚!
ムルトングのビザは、超大変らしい。
こっちでは、ビザじゃなくて紹介状って言う。
いい案出ず。。。
「あのー。私からよろしいですか?」フー。
珍しい。。普段は護衛に徹底してるからほとんど喋らないのにな。
「フー。何かいい案が?」
「オーガスト王は、確かムルトング王宮と繋がりがあると聞きました。オーガスト王に頼むのは、いかがですか?」
お、ヒューかぁ。
「二手に別れましょう。キーナンの王宮に頼む者と、私はサラディーナに少し当てがあるのです。
確実とは、言い難いですが。。」
ヘルベルトは、サラディーナか。
「うむ。では二手に分かれる方が良かろう。
わしと圭は、キーナンへ。
ヘルベルトとナリーナは、サラディーナへ。
良いか?因みにおチビさんは、この際はナリーナから離れてわしらとじゃ。」
翌日、分かれて俺達は、キーナンへ向かう。
ヘルベルトの背中見て、ちょっと心細くなったのは、秘密。。
キーナンの王宮は、ちょっと遠い。
「ナリーナ。俺達は馬車を使わないで怪馬に騎乗して進む。少しキツイ旅だが、頑張ってくれ。」
ナリーナは、小さく頷く。
ーヘルベルトのひとり言ー
圭と離れるのは、出会ってから初めてだ。
何故だか、不思議と心許ない。
圭は、不思議と何とかなるさと思わせるものを持っているようだ。
あれから、色々あった。圭に対する気持ちも変わっていった。。
サラディーナには、あの人に会いに行く。
ずいぶん久しぶりだが、会ってはくれるだろう。
ただ、紹介状は正直自信はない。。
アーナ。。カノン。。
元気でいるだろうか。
塩田村に寄ってくれと圭に頼まれた。
ものすごくニヤニヤしてたが、手紙を言付かった。ヤンバル殿宛・ホンペイユ殿宛・ナゼル宛など。
圭は、何故だか「ニクイネェー」とか言って、肘鉄をグイグイしてきたけど。。
ひとり嬉しそうで、謎だったが、
また、
師からも、塩田村の様子。
『豚のシッポ店』の様子(料理屋の名前。。圭が名付け)
ホンペイユ殿の様子など。
他にもいくつかある。
不思議な少年、圭。
その横に、自分がいる。
それが、一番の不思議。
。。。




