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ネガティブな俺、異世界転生して食通になる  作者: ちかず
第2章 キーナン国
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『祭』開催〜!

「それなら、隣村のガナン婆さんが見た事があるって言ってたよ。」

「あぁ、もちろん知ってるさ。あの月のない晩に出るヤツだろ。知ってる。知ってる。」

「最近見たやつはいないよ。もう、無くなったと思うよ。」

「知らないねぇ。」

「あんた達担がれてるんだよ。湖が出たり消えたりする訳ないだろ。」

。。。

あー!もう嫌だ!

無理!だって、全然当てにならない情報ばっかじゃん。

「圭よ。そんなに簡単に見つかる様なものではない。だいたい、村人に聞いて回るのだってかなりの時間をかけねばの。」

ドルタンドの諭しきました!

そりゃ、わかってるけどこう全く情報無しじゃなぁ。。。。。!!

俺、また名案思いついちゃった。。



「お祭り会場は、こちらでーす。」

俺は、久しぶり張り切って呼び込みしてまーす。

俺の名案。。それは人を集めてしまえばいいじゃんかと、言うもの。

で、はい!日本人なら心揺さぶられる『祭』の一文字ですよねー!

ただ、

「圭よ『祭』と言うのは、我々も良く分からん。

だがな、その『金魚すくい』とか『クジ引き』だとかは、我々にはウケないと思う。

食べ物を売るには、近隣は貧しいし。

『盆踊り』と『芋煮会』を無料で開催するなら可能だろう。どうだ。」

と、ヘルベルトに言われ皆んなも同意するから、涙をのんで屋台系を諦めた。

少し前に、ヤンバルから味噌が送られてきたから、めちゃ大きい鍋での芋煮会もどきと、盆踊り大会にする。

意外な事に、こちらでの楽器演奏は、フーとマーリエの護衛隊コンビに。

マーリエの琵琶もどきの腕前は、凄いらしい。

こちらでも、有名なんだって。

で、

今!こちらは、『祭』会場な訳です。

ここは、国境付近のヌーバラスと言う村。

町長さんがいい人で快諾してくれた訳。

で、近隣から沢山の人、狙い通りです。

おー、やったね。

「美味しい。こんなの食べた事がない。」

「有難や、有難や。」

「奇跡だ。あのマーリエ様の演奏を生で聴けるとは。。」泣いてる。

まぁ、超興奮する人と感動して泣く人やらで盛り上がっているけど。。。

。。。情報は、無し。。。。

。。

でも、やっぱ祭いいじゃん。

最高だよ。俺は、楽しい。

ナリーナの目なんか怖くないし!

。。

あれ、おチビさんがひとりで来てるぞ。

親はいないのかな?

「おい、おチビさん。芋煮会か?

俺が取ってきてやるよ。」

小さな手にお碗をもたせる。

「熱いからな、気をつけて。」

おー、フーフーして食べてて可愛いなぁ。

ピー子もいつの間にか近くで食べてるし。

ん?んん?あれ?この子。。。?

<気づかれたわ。人間に。。でも美味しい物食べたから、いい事教えてあげる。

消える湖を捜すなら、風のない、日の出前に、濃霧が立ち込める場所がある。そこを捜しなさい。

運が良ければ、湖への道が開けるわ。>

身体が透き通ってるおチビさんは、空っぽのお碗を残して消えた。

。。。

消えた。。

水の精霊?湖の精霊?

とりあえず、ドルタンド。

報告、報告。

ちょっと、ビビってなんかないし。

。。



翌朝、我々は村人に濃霧のよく出る場所を聞いた。

「あそこはさ、物凄い濃霧で危ないから誰も近づかないよ。あんたらも、きーつけて行けよ。」

おー、怪しいぞ。

確実にヤバい系だね。

まぁ。。、

とにかく、ようやく掴んだヒントだ。

明日、その場所に向かう事になった。



ところで。。

『祭』の噂は、あっという間に広まった。

尾ひれをつけて。。。


後に、各国に『祭』が次々開催され、人々に歓迎された。

ただ、『祭』には、必ず鉢巻を巻くものだと伝わったと言う。。。




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