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ネガティブな俺、異世界転生して食通になる  作者: ちかず
第2章 キーナン国
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温泉協会?

はーい!また、馬車もどき登場!

いいねぇ。有難さ特大!

海の匂いがしてきて、盛り上がってきました!




そうだよね。

忘れてた、俺のラッキースルースキル。。。

怪馬の前に、土下座する集団発見!

またなの?

俺、魚食べたいのにー!

「こちらは、『アーナとその仲間たち』御一行様でよろしいでしょうか?」

おっ、お爺さん。俺たち知ってるの?

とうとう、有名な冒険者になってきたかな?

俺!冒険者レベル上がってないかなぁ。

「いかにも。して、其方は何処のどなたかな?」

おー、ドルタンドの珍しく固い声。

「名乗りが遅れまして申し訳ない。

我々は、この先の『温泉協会』の者です。

有名な、冒険者の皆様に是非ともお立ち寄り願えないかと。」

温泉!来ましたー!

日本人なら、必ず惚れるその言葉の響き〜!

「温泉!あるの?」

「もちろん、ございますとも。」

「おー、」

二人の会話中、ドルタンドとヘルベルトは、難しい顔で目配せした。

「初めて聞く名前ですなぁ。『温泉協会』

キーナンにそんな団体である事を、王室もご存知無いのでは?」

えー、そうなの?

ふふふ。小さな笑い声が。乾いた笑いだけど。。。

振り向くと、ヒューが薄笑いだ。

こ、怖いかも。

「私は、キーナンの王宮に勤める者ですが聞いた事ございませんなぁ。」

迫力が!只者でない迫力が!

「そんなはずは。。。確かにこちらは温泉協会でございます。取り敢えずぜひお越しくださいませ。」

何か必死な感じが。。。

変!温泉にそんなに必死な感じがいる?

「お願いです。貴方方だけがら頼りなのです。」

はい!決定ーーー!

詐欺グループ発見です。

「何をお困りなのかな?」

ヒュー、急にどしたの?

あの、迫力は?

「はい。。。申し訳ございません。

『温泉協会』と言うのは、真っ赤な嘘なので。

実はこの先の温泉街の者たちなんです。

本当です。ただ。。。『温泉協会』

そう言えば、有名な冒険者の誰かが、来てくださるのではとの、浅知恵です。

困っていて、申し訳ないと思いつつ。

本当にどうしていいかと。」

俯く温泉の人。

「何がどう困っておるのだ?」

ヒュー。

「数日前から、温泉が出ないのです。

我々にとっては、生死の境にあるような状態です。

お願いです!助けて下さい!」

ヒューにしがみついてる。

うーん、困ってるって本当みたい。

でも、温泉が出ないって。。

それ、もう温泉街じゃないよね。

あぁ、温泉ないのかぁ。

がっくし。

だ・け・ど!

食材探し協会の人間は、温泉は分からんと思うよ。

何で?俺たち?

「それはお困りですなぁ。

圭、行ってみるとするかの。

確か。。。困った時はお互い様じゃろ。」

くーっ。ドルタンド。。うまい!

俺の前に言ったセリフ!

「いいけど、温泉分かんないよ。

いいのかなぁ?」

たぶん、役立たずよ。

ヒューが俺の側に来て、肩に手を置いた。

また、迫力がー。

「圭殿。私もぜひそうしてもらえたら嬉しい。

どうだろう。

もし、力添えをしてもらえたら、美味しい魚料理をご馳走すると、約束しよう。

どうだね。」

「やる。行きますー。」

はい、即答!当然です!

「期待通りとは、いかないかもしれませんがよろしくお願いします。」

ヘルベルトの決定打。

「「おー、」」温泉街の人、みんなで大喜び中。

お湯のない温泉。。。でも、美味しい魚料理を楽しみして頑張るぞー、おー!


細い山道を怪馬車もどきの列が進む。

地面が小さく揺れていたのに気づいた者は

なかった。


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