噴火?ピー子。。?
この話の中に、噴火や避難の場面があります。
無理な方は、次話にお進み下さい。
次話で分かるように記載していきます。
結構な山道だった。
途中、小川なんかもあって長閑な風景だよ。
そう言えば。。。
「変だな?こんな所に小川なんか。。。」
とか、
「硫黄の匂いが強いなぁ。」
とか。
温泉街の人達がざわざわしてたけど。
。。。
溢れ出す水??硫黄の匂い?
温泉の水が出ない。。。。。。
「やばい!!!ストップー!みんな!止まれーーーーー!」
冷や汗が滲む。
だって、確か地理の授業で『噴火の兆候』って科目があったんだけど。。
これ!ちょっとマジピンチじゃん!
「圭。落ち着け。お前自身が慌てても誰にも何の事か分からない。こんなにたくさんの人間がいるんだ。大丈夫だから、ゆっくり話しなさい。」
ヘルベルトの落ち着いた声で我に返った。
。。。。
はい!説明したら真っ青な顔色の集団の出来上がり。
特に、温泉街の人達は、ほとんど真っ白よ。
「街にはまだ大勢の人間が。。。
助けなくては。」
呟くように、温泉街の人達が言うや否や、走り出した。
「待てーー!」
ど迫力のヒューの声でみんなが立ち止まった。
「慌てれば、助けられる者も助けられない。
まずは、街の状況の把握を。そして本当に噴火するなら、何処へ避難するのかをキチンと把握してからだ。圭殿。本当なのか?」
ヒューの厳しい表情に俺も真剣になる。
「もちろん、俺の世界での話だから本当はどうか分からない。
けど。噴火の兆候は俺の知ってるものと今の現状が一緒。」
誰もが考え込む。
「圭よ。いったいどのように避難するのかを知っておるか?」ドルタンド。
「うーん。詳しくはないけど、たぶん硫黄の煙を吸うと生命に危険があると思う。
噴火自体は、火災流っていうドロドロの溶岩が燃えながら流れてくる。結構なスピードで。
これがやばい。
あとー。。。。噴石。結構広い場所までおっきな岩が飛んでくる。
遠くに逃げたほうがいいと思うよ。」
ヒューが頷く。
「影!出でよ!この事、直ちにブナンベルトに報告。近衛隊と国境警備隊の全軍に集結を支持。
近隣に避難の命を下せ。
また、ラーバンのマナザル公爵に避難民の受け入れ指示。マナザルには、私軍の派遣を要請の事。
行け!」
誰?誰ですか?
影って。。。?
あれ、人間が影から沸いて出た?
ヒューって、お役人だったよね。
お役人って、こんなに偉い人なの?
いやいや、違うよね。
俺の頭でも分かるから。それ!
「圭殿。名乗りは、もう少し違う形でしたかったが。。。
我が名は、オーガスト・ドルエラ・ヒューベルト。このキーナンの国の王をしている。
挨拶は、無事避難が済んでから改めて。
ドルタンド殿。お力添えを。」
「メルビス。協会へ飛べ。仔細を報告。全面協力を依頼の事。わしの名で命令として伝えよ。」
。。。人は驚きの連続だと思考がストップする。
もう、訳がわからん。
あーー!ヒュー?噴火?避難?
何を考えれば、いいのかな?
俺がパニックってる間に、あちこちでバタバタして、今!温泉街の中です。
危険だけど、女性や子供たちもいるから避難のお手伝い中。
色んな人が、あちこちから来て避難がどんどん進んでる。
急ぐぞー。
間に合いました。
みんなで何とか脱出して逃げてる最中に、
はい、やっぱり噴火しました。
唖然とする、温泉街の人達。
誰もが、山にくぎ付けのその時!
ピー子が突然、俺の腕に飛び乗った。
何?ピー子どした?
「ピー!」ひと鳴き。
あれっ。。俺の魔力をピー子が取ってる?
ピー子を見ると、ブルブル震えてる。
ピー子は、身体を捻って地面に降りると
大きく足踏を始めた。
ドドド。。。ピー子、どした?大丈夫か?
えー!ピー子の身体が膨らんでくー!
グングン、豆の木じゃあるまいし。
おー、何?
ピー子が怪物に変身したのか?
めちゃめちゃ大きくなったピー子は、恐竜くらいの大きさに変身!
魔獣なの?
その時。
「ピーーーーーーーーー。」
耳をつんざくピー子の鳴き声がして、
ピー子の身体から眩しい光が溢れてた。
周りの人間全員が、目を瞑った。
おー?
目を開けたら、そりゃびっくりな出来事が。
マジか?
噴火は、終わりました。
へっ?
いや、本当だから。
俺も、信じられないけど本当だから。
噴火はどこに?
。。。
ちなみに、ピー子は、縮んでます。
元通り。ブヒブヒしてるだけ。
ピー子。。。お前なに?
知りたい事はあるけれど、俺もヤバいみたい。
久しぶりにブラックアウトかな?
目の前が真っ暗になった。




