マルマーサ、どこだー?
寒いよー。
山って高いと寒いのかぁ。
こんなところに、マルマーサ本当にいるの?
歩くキノコだって。
二日目にして、行き詰まってます!
皆んなで探すけど、マルマーサいません。
ちなみに、メルビスはもう戻って来た。
フーに怒られたらしい。俺をほっぽって帰るなんてダメだって。
帰ってすぐに、俺の前に立つと頭を下げて謝ってた。
俺は、何の事?って感じだけど、気が済まないからって。真面目ー、それがメルビス!
さて、三時間くらい探すけど、マルマーサはいません。
だから、昼食にします。
俺とピー子と食材探し中。
皆んなは持って来たもので作ってるけど、やる事ないから。(やる気はあるよ。実力は。。。)
ピー子やる気なし。
俺も疲れて座り込んだ。
おー、クローバーもどきみっけ!
俺、昔四つ葉のクローバー探し得意だったんだ。
よしよし、四つ葉、四つ葉と。
うーん?なんだ、全部四つ葉じゃんか。
ふー、アホくさ。
クローバーの間に、小さな白い花みっけ。
コンピュータは、何も言わないから食材でも毒でもないね。
暇だったから、白い花を手にいっぱい持ってます。
「圭〜、出来だぞ。昼飯だ。」ヘルベルトが呼んでる。そういえば、腹減ったな。
ピー子と戻ると、ヘルベルトが俺の後ろを指差してる。ん?
「圭。動くなよ。」
何?何かいるの?
そーっと、振り返ると俺の後ろを歩いて付いてくるちびっこい何かがいる。
魔獣か!
「圭!それがマルマーサだ。すぐ逃げるから、ジッとしてろ。」
えっ、マルマーサ?
びっくりして、ガバッと振り返っちゃいました。
ちびっこいの。。。逃げました。
あーあ。
「圭〜!ジッとしてろと。」
ヤベ、ヘルベルトがお怒りか?
「だってさー、マルマーサって言うからさ。
見たかったんだよ。ごめん。」
ヘルベルトのお説教は、長い。謝るに限る!
摘んできた白い花を、プチプチしながら謝ってたら、千切れた花が風で飛ばされてった。
おーーー?
その千切れた花に、ちびっこいのが集まって来た!
なるほど、ちびっこいのは俺じゃなくて、この白い花が目的で付いて来たのか。
よーし!
しゃがむと、手の平に白い花を乗せてちびっこいのに向けて差し出した。
はい!手のひらは、ちびっこいのだらけ。
確保ー!
得意げにヘルベルトに差し出した。
【バカ圭!四つ葉は、食べ物ではないがその側に隠れて咲く白い花が、マルマーサの好物だ。
無論、人間にはどちらも食べれない。
マルマーサは、弱い生き物だからそっと扱え!】
了解!マルマーサをそれから沢山捕まえた。
白い花。本当に好きだなー。
下山は早かった。
カルエラ村へ戻るとすぐに、近くの森にマルマーサを離した。
ビューっと、ものすごく早いスピードで逃げてった。結果はしばらくお待ちくださいだね。
良い事もあったよ。
フーがかなり元気になってた。
パタナール。。。やる〜。
ヘルベルトが、パタナールを大事に梱包してサラディーナに送るらしい。
ヒューが見てるよ。
大丈夫かな?お役人様だから、国外へ出しちゃダメって言うかも。。。
「圭殿。私はパタナールをサラディーナに送る事に何も言う権利はないんだよ。
この世界ではね、見つけた者にこそこの権利が保障される。食材探し協会こそが、正義なのだよ。」
そっかぁ。探した人の物になるんだ。
良かった。
ん?まだ何かあるのかな?ヒュー。
「パタナールは、世界的大発見だろうね。もちろん、キーナンの森にあるが栽培できるのだから、商売として探す手間がかかり過ぎる。
栽培の仕方は、圭殿が知っている。
そうなると、圭殿のところへ皆が買いに行くようになる。
これは、大変な儲けだよ。」
何か含みある言い方だな。
「ヒューさん。俺は、この世界で儲けようなんて思ってない!安ーくすればいいんだから。
皆んなでお腹いっぱいになる事が大切!
難しい事、分かんないけど業突く張りじゃないから!」
久しぶりに怒った!
「フォフォフォ。ヒューの負けじゃな。
修行が足りんな。圭よ。ヒューはな、キーナンの行く末が心配なだけなんじゃ。
圭が、そんな人間でない事は、わしらが知っとる。食材探し協会もそんな圭を良く知っとるから問題ない。まぁ、怒るな。」
ドルタンドがそう言うなら。。。
ちょっと短気だったしー。
「圭殿、申し訳ない。
パタナールの凄さや、圭殿のお力を間近で見て少し焦ってしまっやもしれない。
情け無い。これでは後で叱られるな。」
頭をかきながら、ヒューがしきりに謝った。
「もう、いいよ。俺も短気だったしな。
仲直り。そうだ!美味しい夕飯食べて、もう忘れよう。」
ペユの炒めた、炒飯もどきが夕飯でした。
塩のみなのが、残念。
醤油〜。忘れてた。
俺、本当にアホだな。
明日には、フーも出発出来そうな感じ。
とうとう、港町へ向けて出発だー。
魚食べたーい。




