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ネガティブな俺、異世界転生して食通になる  作者: ちかず
第2章 キーナン国
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マルマーサ、どこだー?

寒いよー。

山って高いと寒いのかぁ。

こんなところに、マルマーサ本当にいるの?

歩くキノコだって。

二日目にして、行き詰まってます!

皆んなで探すけど、マルマーサいません。

ちなみに、メルビスはもう戻って来た。

フーに怒られたらしい。俺をほっぽって帰るなんてダメだって。

帰ってすぐに、俺の前に立つと頭を下げて謝ってた。

俺は、何の事?って感じだけど、気が済まないからって。真面目ー、それがメルビス!


さて、三時間くらい探すけど、マルマーサはいません。

だから、昼食にします。

俺とピー子と食材探し中。

皆んなは持って来たもので作ってるけど、やる事ないから。(やる気はあるよ。実力は。。。)

ピー子やる気なし。

俺も疲れて座り込んだ。

おー、クローバーもどきみっけ!

俺、昔四つ葉のクローバー探し得意だったんだ。

よしよし、四つ葉、四つ葉と。

うーん?なんだ、全部四つ葉じゃんか。

ふー、アホくさ。

クローバーの間に、小さな白い花みっけ。

コンピュータは、何も言わないから食材でも毒でもないね。

暇だったから、白い花を手にいっぱい持ってます。

「圭〜、出来だぞ。昼飯だ。」ヘルベルトが呼んでる。そういえば、腹減ったな。

ピー子と戻ると、ヘルベルトが俺の後ろを指差してる。ん?

「圭。動くなよ。」

何?何かいるの?

そーっと、振り返ると俺の後ろを歩いて付いてくるちびっこい何かがいる。

魔獣か!

「圭!それがマルマーサだ。すぐ逃げるから、ジッとしてろ。」

えっ、マルマーサ?

びっくりして、ガバッと振り返っちゃいました。

ちびっこいの。。。逃げました。

あーあ。

「圭〜!ジッとしてろと。」

ヤベ、ヘルベルトがお怒りか?

「だってさー、マルマーサって言うからさ。

見たかったんだよ。ごめん。」

ヘルベルトのお説教は、長い。謝るに限る!

摘んできた白い花を、プチプチしながら謝ってたら、千切れた花が風で飛ばされてった。

おーーー?

その千切れた花に、ちびっこいのが集まって来た!

なるほど、ちびっこいのは俺じゃなくて、この白い花が目的で付いて来たのか。

よーし!

しゃがむと、手の平に白い花を乗せてちびっこいのに向けて差し出した。

はい!手のひらは、ちびっこいのだらけ。

確保ー!

得意げにヘルベルトに差し出した。

【バカ圭!四つ葉は、食べ物ではないがその側に隠れて咲く白い花が、マルマーサの好物だ。

無論、人間にはどちらも食べれない。

マルマーサは、弱い生き物だからそっと扱え!】

了解!マルマーサをそれから沢山捕まえた。

白い花。本当に好きだなー。


下山は早かった。

カルエラ村へ戻るとすぐに、近くの森にマルマーサを離した。

ビューっと、ものすごく早いスピードで逃げてった。結果はしばらくお待ちくださいだね。


良い事もあったよ。

フーがかなり元気になってた。

パタナール。。。やる〜。

ヘルベルトが、パタナールを大事に梱包してサラディーナに送るらしい。

ヒューが見てるよ。

大丈夫かな?お役人様だから、国外へ出しちゃダメって言うかも。。。

「圭殿。私はパタナールをサラディーナに送る事に何も言う権利はないんだよ。

この世界ではね、見つけた者にこそこの権利が保障される。食材探し協会こそが、正義なのだよ。」

そっかぁ。探した人の物になるんだ。

良かった。

ん?まだ何かあるのかな?ヒュー。

「パタナールは、世界的大発見だろうね。もちろん、キーナンの森にあるが栽培できるのだから、商売として探す手間がかかり過ぎる。

栽培の仕方は、圭殿が知っている。

そうなると、圭殿のところへ皆が買いに行くようになる。

これは、大変な儲けだよ。」

何か含みある言い方だな。

「ヒューさん。俺は、この世界で儲けようなんて思ってない!安ーくすればいいんだから。

皆んなでお腹いっぱいになる事が大切!

難しい事、分かんないけど業突く張りじゃないから!」

久しぶりに怒った!

「フォフォフォ。ヒューの負けじゃな。

修行が足りんな。圭よ。ヒューはな、キーナンの行く末が心配なだけなんじゃ。

圭が、そんな人間でない事は、わしらが知っとる。食材探し協会もそんな圭を良く知っとるから問題ない。まぁ、怒るな。」

ドルタンドがそう言うなら。。。

ちょっと短気だったしー。

「圭殿、申し訳ない。

パタナールの凄さや、圭殿のお力を間近で見て少し焦ってしまっやもしれない。

情け無い。これでは後で叱られるな。」

頭をかきながら、ヒューがしきりに謝った。

「もう、いいよ。俺も短気だったしな。

仲直り。そうだ!美味しい夕飯食べて、もう忘れよう。」


ペユの炒めた、炒飯もどきが夕飯でした。

塩のみなのが、残念。

醤油〜。忘れてた。

俺、本当にアホだな。



明日には、フーも出発出来そうな感じ。

とうとう、港町へ向けて出発だー。

魚食べたーい。


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