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ネガティブな俺、異世界転生して食通になる  作者: ちかず
第2章 キーナン国
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圭とヒュー。

西の山は、何処だー!

俺。。。限界です。

なぜなら、馬車もどきは使用不能。

西の山への道には、大量の倒木がありタイヤのある乗り物は無理。

当然、歩いています。

雪牛は、荷物持ち係。。。俺も乗せて〜。


ぶつぶつ言う俺に負けて、もう何回めかの休憩中。

まだ、出発して3時間くらいなのにー!

おー、ヘルベルトの目が怖くなって来てる。

うーむ、こう言う時は「モンスター○○ジー。」

無いよね。当たり前かぁ。

はー。

木の根元に座って、草をプチプチ抜きながら文句を小さい声で言ってまーす。

お、ピー子が何か掘ってるなぁ。

近づいてみると、人参?薄ピンクの人参もどき?

【バカ圭!これは、パタナールと言う根菜で食用だ。生でかじっても良いが、煮ると甘みが増し美味しい。また、滋養強壮剤としても大変優秀。

この世界には、たった3種類しか無い滋養強壮剤だ。無論、栽培可能。簡単に沢山採取出来る。】

おー、ヘルベルト達に言うといつも通り喜んだ?

ではなく、これを持って村に戻ると言い出した。

そうか!フーだ。

うん、戻ろう!(疲れてるからじゃないから!)

「ヘルベルト殿、私がひとりで往復致します。

その間、圭殿をお願い致します。」

メルビスは、やっぱり責任を感じてたんだな。

フーの偵察の命令を出した責任かな。

リーダーって、ツライね。

「メルビス。フーを頼むぞ。

こちらは、わしらで充分じゃ。

まぁ、圭がおるのでな、なかなか進まんじゃろうから、焦らんで戻るが良かろう。」

むー、ドルタンドめ!

こんなところで、ディスる事ないだろ!

俺は、やるぞ。

負けるかー!


俺のやる気が燃え上がったお陰で、今日の予定分を進んだみたいだ。

どーだ!ドルタンド!やったぞって言ったら、

「さすがじゃな。」って流された。

むー、何か一人芝居みたいで恥ずかしいじゃん。


夕方になり、テントを張ることに。

夜の森は、馬車もどき無しでは危険だってさ。

まぁ、常識らしい。

俺の常識も同じ!幽霊の出る時間は、危険!


夜の食事が終わり、近くの木の根に腰掛けて休んでいると、ヒューが来た。

「少しいいかい?圭殿。」

近くで見るとやけにイケメンが際立つなぁ。

ぬっー。

「もちろん。」ここは大人の対応だ。

相手は、お役人だしな。

「こちらに来てから、もうだいぶ経つのかな?

慣れたかい?」

優しい感じだ。良かった。

「ええ、まぁ慣れました。まだまだ、びっくりする事だらけだけど、ヘルベルト達と出会えて本当に幸運だと思うから。」

ちょっと照れるなー。

「そうか。サラディーナ国の印象はどうだったんだい?良い国だったかい?」

キーナンのお役人質問か?調査かな?

「良い国でしたよ。」

当たり障りのない返事。藪蛇は、やだからなぁ。

「ははは、役人としてではないよ。この世界の人間として、聞いてみたんだ。どんな印象かなと。」

ヒューの目は、騙してるようには見えない。

少し正直に話す事にする。

「実は国の事は、あんまりわからないんだ。

牢屋も入ったけどね。

ただ。。。みんなお腹を空かせて大変そうだった。」

初めて、サラディーナの事話すなぁ。

ちょっと、バタバタしどうしで考える暇もなかったしな。

「そうか。気の毒に思ったかい?」

「そりゃね。お腹が空くって大変だって、この世界に来てから知ったんだよ。

実はさ、俺、子分がサラディーナにいるんだ。

凄いだろ。子分なんて。。。

俺なんかの子分になりたいって。

ものすごくお腹が空いてたから。

理由は、それだけだった。

今は、離れてるけど、たぶん、頑張ってると思う。

本当はね、子分持つなんて、前は考えた事もなかったから、やだなぁとか思ってたんだけど。

今は違うんだ。

今は子分達をお腹いっぱいにしたいって思ってる。

あんまり、大した事出来ないお頭なんだけどさ。

俺の国の料理は、マジ美味い。

だから、皆んなに食べさせたいんだ。

その為にも食材探し頑張れるんだ。」

皆んな、元気かなぁ。。。

ナゼルやユーグス。部下が出来たみたいだし。

塩田、頑張ってるんだろうなぁ。

「圭殿。このキーナンの印象を聞かせて欲しいな。

もちろん、お役人としてじゃないから。安心して。」

なんか目が真剣だな。

「うーん、美味しい物をを食べに来たんだ。

ペユが欲しくて、それが一番かな。

だけど、キーナンに来て、いきなりこれだもの。

びっくりしてよ。

どこも同じみたい。」

「同じ?」

「うん、問題いっぱいって感じ。あっ、悪口じゃないよ。」

やっべーよ。つい、気を許して悪口言ったよ。

「大丈夫。正直に言ってくれてありがとう。

そうか、サラディーナと同じか。」

何か、元気なくなってない?

「元気出してよ。ヒューさんやゼッヘルみたいないい人も多いし、この国も好きだよ。」

ヒューさん、少し笑った。


その晩は、疲れて寝落ちした。



ー深夜、ヒュと。。。ー

「随分と圭にご執心じゃな。何か掴めたかの。」

「いえ、ちょっと思いもしない事を言われ焦りました。」

「わしとて、驚きの連続じゃ。圭の能力は、未だ未知数。見守るのみじゃよ。」

。。。

二人の会話は、そこで途切れた。



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