精霊王の交代
えー。
クリスタル洞窟って…もう破壊済みなんじゃない?
「そうなの。
あの時、確かにクリスタルに閉じ込められていた精霊がいっぺんに飛び出して。
逃げるだけでも大変で記憶も曖昧なのよ。」
うーん。
やっぱり、ナリーナはマーナに帰ると変身するよな。
お淑やかって言うか…猫被りって言うか。。。
「圭!!
声に出てるわよ!!
最近、声に出してる独り言が、酷いから!!」
おー、いつものナリーナ。
でも、いったい誰が何の為に呼んだんだろう?
「圭。圭。」
ん?んん??
あー。緑龍じゃん!
潜り込んで付いてきたな!!
「僕は、必要だから来たんだ。
だって、僕も呼ばれもん!」
「分かったよ。じゃ一緒に行こうな。
。。、
て、どこ行くんだ?」
「しっかりしてよ。
クリスタル洞窟でしょ。圭。久しぶりに魔力解放
して。」
お腹のぐるぐるか。。
まぁ、やるしかないのか?
振り返ってナリーナを見たけど、壊しても大丈夫そうだな。。
ぐるぐるを前方へ飛ばす感じで。。。
ドーーーッン!!!
はー。びっくりした。
これ。改良の余地ありだな。
クリスタル洞窟は、めっちゃ丈夫じゃん!
全然ビクともしないし。
んーー?
小さなトンネルっぽい穴発見!
あ、緑龍が勝手に。。。
急いで付いて行く。
なかなか、しゃがんでる姿勢ご辛いなぁ。
早く立ちたい。。
ん?
あー、俺ひとり?
なんで誰も来ないんだ?
「圭。ここからは精霊界と同じ場所だから普通は、入れない。
さ、急ぐよ。」
何か、緑龍がちょびっと大きくなったような。。
それから、しばらく行くとようやく立てる場所に出た。
まるで作られた白いホールのような場所。
あのめちゃくちゃなに破壊されてた洞窟の奥とは思えない。。
「そうだよ。
ここは、クリスタル洞窟であってそうでもないとも言える。
何せ、私がいるからね。」
緑の長い髪のものすご〜く美人がいた。
でも、なんか身体が透けてるみたいな。。
「本当に見かけと違うわあなたって。
そうよ。私の役目もようやく終わるわ。
新しい精霊王が誕生するからね。」
??
もしやこの美人、精霊王なの?
でも、交代?誰に??
「そこは鈍いんだね。圭!
僕だよ。
新しい精霊王は。」
緑龍がいつの間にか少年になってる??
「立会いをお願いしたのは、緑龍の為。
この間の危機でかなりの力を使ったから、変化までの魔力不足が深刻でね。
私も、もう力がないの。
圭。頼んだわ。」
えー。返事とかしてないし。。
ま、待って…
ピカッーーー!
眩し過ぎる光が溢れて、思わず目を閉じた。
クリスタル洞窟が音を立てて崩れてるけど、う、動けない。。
ものすごい勢いで、ぐるぐるが放出してるし。。
これ?
俺大丈夫だよね。。。




