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ネガティブな俺、異世界転生して食通になる  作者: ちかず
第4章 ドワーフの国
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ムルス村の奇跡!

これを、俺にどうしろとーー!



マゼンの案内でドワーフの国の首都「ザザノット」に到着!

ドワーフにビビってたら、何でも装備の効果で人族には見えないらしい。

で、そのまま城へゴー!

本当に慌ただしいから、街とかちっとも目に入らない。も!大暴走だったよ。。

裏口っぽいところから、入城した後城の後ろにある高い塔に登る。

エスカレーターをくれーー!と心で叫びながら、到着したら部屋にはドワーフが待ち構えてた。

「伝令より、マゼン陛下がお越しになると聞いてはおりましたが、本当とは。。

光栄この上なく存じます。」

とか、挨拶した人の頭には王冠らしいものがある。うげー、やっぱマゼンって偉大な前王様なのかぁ。た、タメ口やめようかなぁ。。

「ふむ。皆集まってくれて感謝する。

実は、兼ねてよりの懸案である「レンゲルド高原」が、此度蘇ったのだ。

ここにおる、『圭』の魔術での。」

一斉にどよめき出す。

やっぱ、荒地。。意味ありだな。

「よって、ワシは彼等の力を借りて「ムルス村」の一件を解決し彼等を救い出す。

これまで、誰一人成功せなんだが、『圭』ならやってくれるであろう。」

おーーーい!!!!

なんつー無茶振り!!!

何の問題かも分からんのに、約束とかするな!

めっちゃプレッシャーで胃が痛いわ!

お、振り返ればドルタンド達も青い顔だー。

はーー。。これ、何かピンチなんじゃん?



で、ここでーす!

連れられて来たのは、首都を出てしばらく行くと、あの荒地そっくりの道が出現!

それから、荒地の道を進んで遠くに村らしきものが見えた時点で、

「圭よ。あれが先程言った「ムルス村」よ。

ここより近づく者は、皆村人と同じく塩で固められたように石像もどきになる。

突然の事で、それからあらゆる手段が尽くされた。だが、どの方法も誰があそこへ向かっても

、必ず戻らない。

あの荒地も同様。どんなに耕しても種を蒔いても芽ひとつ出なんだ。

頼む。あの荒地を花畑にしたように、村人も救ってくれ!」

いや、待てよ。

いくら、悲痛な叫びとかでも。。。

それは、俺には無理!絶対に石像へ一直線よ。

何言ってんの?

「圭様。我等がおります。行ってみましょう。」

おー!ピー子の裏切り者ーー!

人型になったら、ダメだよそんな事言っちゃ。

「圭様なら、石像になりません。」

パ、パオまで。。

こうなったら、ヤケクソだーーー!!!



で、今!

石像だらけのおっかない風景の村にいます!

動いてる物は無し!

「圭様。魔力の放出をすると、もしかして石像が壊れ中身がダメになります。どうしたらいいでしょう?」

お?

おーい。ピー子。。そんなん俺には無理ゲーよ。

チョロチョロチョロ。。。

水の音がする。。

ふらふらと誘われるように近づくと、村の井戸から水が溢れてた。

水の色は。。黒?

えーー?

よし、石投げてみて。。、

ぽちゃん!あー、石溶けた。。。

やべーよ。この水が石像にかかったら。。。

もー、怖すぎて逃げたい。。。

んー?

?

井戸の横の石畳みの端に、小さな光る石発見!

そっと手に取ると、おー?

石が膨らんでーー!!

どーして、この石から水が出るんだよ。

マジかー!!

不思議な石は、もうヤケクソほど凄い勢いで水を出す。水は、ピンク色の霞を纏ってやがて村全体をピンクの霞で覆う。

俺?

ただ突っ立ってまーす。

ピー子とパオは、元の魔獣の姿に戻って、ピンクの霞を吸い込んでは身体を膨らましてるしー。

えー?また、大きくなる気?

霞のような姿で輪郭がゆらゆらしながら、ピー子とパオの姿は村の中に消えた。

「ピー。」

「パオー。」

鳴き声がした気がする。

俺は、ピー子とパオを目で探したけど、見えない。

やがて、石は砕けた。

石を握ってた手のひらをマジマジ見ると小さなピンクのカケラを見つけた。

「井戸へ。。」

カケラの声が聞こえた気がする。

井戸へ。。。ぽちゃん。。

黒い水は、もう無かった。

??

声が聞こえる?

村に人は。。。?

振り返ると、村人が普通に生活してる??

??


それから、マゼンとドルタンド達が一斉になだれ込んできた。

「村人は、まるで石像の前のままだ。

石像になった事すら、知らんらしい。

圭よ。いったいどうなったのだ?」

マゼンの狐につままれた顔。


いつの間にか、元どおりの人型に戻ったピー子とパオが、同じく狐につままれた俺に変わって説明中。


「この村は、精霊の怒りをかいました。

圭様の魔力に触れた、村にただ一人残っていた精霊が村人を救ったのです。

ドワーフよ。何か覚えがありますね。」

。。。。

「もちろん、ある。

でも、城へ戻ってからでいいか。」

「もちろん。」


大混乱の俺たちを乗せて、馬車は城へと向かった。

説明の前に。。

ブラックアウトは、しないけど疲れた俺は。。。

結局寝落ちしたー!




寝落ちする前に、あのピンクのカケラの声が聞こえた気がした。

ーありがとうーと。


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