間話 私たちの日常
本編には、あまり関係してこないので、のんびりとエドたちの日常をのぞいてください。
目が覚める
うん、知っているところだ。
私たち「ルプスルチス」は今、バーシスのギルドマスターサクラの住んでいた家に住んでいる。サクラさんは、この前の戦闘で、完全に足をダメにしたから車椅子生活。今はヴェレナさんの手助けを受けながら、ヴェレナさんの家で一緒に過ごしている。
「エド〜起きた〜?」
「今起きた」
「朝ごはんできたから、降りてきて〜」
「ほーい」
今日は、私たちの家での生活をお教えしよう。
まずは、間取りから教えよう。
間取りは、3LDK?だっけ?
二階建てで、 二階は、私たちの寝室がそれぞれあって、もう一つは、洗濯物を干す部屋に使っている。
階段を降りて、一階部分には、リビング、ダイニング、キッチンがある。
リビングにはソファ、テレビ、エアコン、机がある。机の上には、干し芋が常備されている。
ダイニングには、まあ、机と椅子がある……としか説明のしようがない。
キッチンは、フォスの使いやすいようにカスタマイズされていて、たまに私も料理を手伝ったり、フォスがスイーツを作ったりしている。(大体、生クリームだけシリーズだが……)
他にも、お風呂や、洗面台、トイレなんかもある。
さてさて、顔でも洗いましょうかね……
さてと、ダイニングで、朝ごはんを食べましょうかね……
椅子に座ると、
To day Breakfast
Toast
Sarada
Fried egg
Wiener
Coffee
みたいな形をした記号が紙に書いてあった。
「フォス、これなんて書いてあるの?」
「あれ?エド文字読めなかったっけ?」
「分からん」
『エドは、森を中心に生きてきていましたから。』
おいカタナ、お前は余計なこと喋んな?
「あ〜なんだっけ?ずっと狩りしてたんだっけ?」
「まあ……」
フォスが椅子に座り、紙を指差し
「これね、最初の『To day Breakfast』は、『今日の朝ごはん』って意味ね?」
ほう?わからん。
「この次の『Toast』は『トースト』」
他にも、サラダとか目玉焼きとかコーヒーとかの説明を受けたが
「わからん。というか、これ私たちの喋っている言葉と違う?」
「うん……まあね。ちょっと調子に乗って書いてみたんだ……」
「フォス……私のために、たっっっっっっっっかい干し芋買ってきてくれるんだ!え!?しかも10袋も!?やっさしいな〜」
「わ〜ごめんって〜というか今そんなにお金な〜い」
「え!?お金はギルドの貯金から出してくれるの!?うわ〜そんなめんどくさいだろうに〜、しかも、貯金を削ってまで買ってきてくれるなんて!?やっぱりフォスは優しいな〜」
「ごめんって〜」
ふっふっふっふー、私は、やれる時にはやるタイプの人間だからな
「別にいらないけどね」
「よかった〜」
「え?買ってくるつもりだったの?」
「そのつもりは、さらさらなかったんだが、エドが、そんなふうに言ってくるから……少し本気にしちゃった」
「こういう時の私は、信用しなくていいのに……」
「え?信用しないとパーティとして上手くいかないでしょ?」
「そうだけど……」
グキョ〜
「フォスさん?」
「えへへへ……ご飯が目の前にあるのに食べれなくて……」
「そんなことだろうと思ったよ。たべよっか」
「「いただきま〜す」」
これが、私たちの朝である。
朝ごはんを食べ終わった後の皿洗いは私がやっている
フォス曰く、「エドのお皿洗いは早い上に、すっごく綺麗なんだよね〜」との評価を受けている。
なんかうれし/////
皿洗いの後も、私は家の掃除係に任命されている。
これも、フォス曰く「エドの掃除は、綺麗で、手際もいい。シミひとつ、ホコリひとつ残さないし、なんか床が輝いて見えるんだよね」との評価を受けている。
褒めてもなんも出てこねーぞ。/////
この二つの作業が終わったら、フォスと2人で洗濯物を干す仕事だ。
「ねえフォス?これ私のパーカーに色移りするかもしれないから別で洗ってって言ったよね?」
「それもそうだけど、私、エドのパーカーの紐で私のニーハイが破けるかもしれないからってパーカーは洗濯ネットに入れて洗濯してって言ったよね?」
ここでの言い争いも日常である
このあとは今日も明日も依頼がないので、自由時間である
そこで私は、ヴェレナ宅へ行くことにした。
理由は
「文字を教えてほしい。ですか」
「あなた方しか、教えられそうな人が周りにいないのです……」
「それなら、学校に行けばいいじゃない?」
「サクラさん、私のコミュ力はそんなところでやっていけるほどのものではありません……」
「ええ?今スラスラと話してるじゃん?」
「それは、私があなた方に心を開いているからですぅ」
「まあ、そういうものか?せっかくヴェレナの母校の国立ディーベス総合学校に紹介状書こうかと思ったのにぃ」
え、そこまで考えられていたの?こっわ
「というか、なんでそんなことを?」
「今日、フォスに、字が読めないことをちょっといじられて……」
「それで見返したいと……」
うなずく
「まあ、いいですけど」
「うっし」
思わずガッツポーズ
こうして、ヴェレナの書き読み教室が開かれ、私は、文字を書き読みできるように勉強を始めた。
夕方
「すごい……エドさん、1日でほとんど読み書きをマスターしてますよ」
ふっ、どうやら私は、天才らしい
「エドさん、飲み込み早いですよ。もしかしたら天才型の頭ですね」
くっ……天才と言って欲しかった……
「これぐらいだったら、ちょっとした小説も読めるかもしれませんね」
そう言って、ヴェレナは、一冊の本を出してきた。
「この本はですね、妖怪と戦うお話なんですけどね、その戦う人たちは自分の名前に由来した能力を使って、それで妖怪と戦うんですよ。異能力バトルアクションファンタジー系なので読みやすいと思いますよ」
ほう、告知か……
このやろう、同じ作者だからって、いいように使いやがって
「お借りします」
「うん、後で感想。聞かせてくださいね」
「そういえば、エドあの時の魔話の相手って誰だったの?なんかエドらしくない反応だったけど」
「知っているんだけど、知らない相手です」
「どー言うこと?」
「なんだろう、頭では分かってないけど、体がわかっている感じ?」
「ふーん、なるほどね……わかった。すまないね呼び止めでしまって」
「いえ大丈夫です。ではまた」
「うん、ではまた」
「またいつでも遊びにおいでな」
「はい」
こうしてヴェレナ宅を後にした。
夜 家にて……
「エドが……ご飯を食べながら本を読んでいる……」
「まあね。私、天才型だから」
くっそ、これ面白いな…主人公強すぎね?
なんだよ、スカッからのパアアンって。
「お行儀悪いからやめなさい」
「ちえっ」
「はぁ……」
フォス大変そう
ま、私関係なさそうだけどね!
そして、お皿洗いを済まし、お風呂に入り、歯磨きをして、2人でテレビを見る時間
「テレビってさ、買おうと思うとすっっごく高いんだよね」
「どんくらいよ」
「テレビひとつあるだけで、いっくら遊んでもお金がなくならないくらいに」
「まじか、私たち冒険者だよね?」
「うん、そのはず」
「でも、家を持っていて、テレビを見ている」
「うん、そうなっているね」
「贅沢すぎやしませんか?」
「うん、贅沢すぎる。今私、強盗とかこないか不安なんだけど、不安すぎて今日エドの部屋で一緒に寝たい」
「こないから…多分……」
「ねえ!今多分って言ったよね?やだよ〜その多分が現実になりそうだよ〜」
そんなこと言うから、くるんでしょうが!
「はあ、もう寝るね、私」
「え!?やだ!まだ起きててよ!怖いんだって!せめて!せめて一緒に寝よ?」
「いやだ」
「いいじゃん〜」
そんなキュルキュルした目で見たって、何も変わりませんよ〜
「おやすみ」
「え!待ってよ〜。ってはや!もう消えた」
下からそんな声が聞こえた。
はあ、なんか疲れた、寝よ
これが私たちの、日常である
ちなみに、翌朝起きても、テレビはリビングにあったそうな
えっと、エドが行っていた通り、告知が入っています。
現在、「フトゥルム」を連載していますが、息抜きとして、「佐藤だけの、この日本で、俺が神様からもらった名字【渡辺】で妖と戦い日本救います 〜【渡辺】は、妖特攻の最強名字〜」を不定期ですが連載をしています。
あらすじ
2531年。
日本人の名字は、なぜか全て「佐藤」になっていた!
その結果、かつて名字の力によって封じられていた妖たちが復活。日本は未曾有の危機に陥る。
そんな中、普通の高校生・カイトは、日本を治める神から告げられる。
「お前、佐藤じゃなかったら渡辺本家の当主だったぞ」
そして授かった名字は【渡辺】。
鬼退治の英雄・渡辺綱に連なる、妖に対する最強の名字だった。
「つまりこれ……俺TUEEE状態じゃん!」
突然、対妖怪最終兵器となったカイトは、復活した妖たちとの戦いへ身を投じる。
名字の力を巡る異能力バトルアクションファンタジー、ここに見参!
ぜひぜひ、読んでみてください。
ほんとに、「スカッからのパアアン」がありますので楽しんでください!
では、次章でお会いしましょう。




