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12 仕事をしなさい!

悪役令嬢や聖女が登場してくる話が大好きで、読んでいるうちに楽しくなって、自分でも書いてみたくなり挑戦しています。

2作目はSFの世界が舞台ですが、書いていて異世界も宇宙も変わらんなあ……と思っています。

最後までお付き合いいただけたらうれしいです。

よろしくお願いします。


 通信は礼からだった。


『アキラは無事ついた? 

 連絡ないからこっちからしちゃったわよ!』


「「連絡忘れてた!」」


 アキラとヴェスは同時に叫んだ。


 あわてて仕事の進行状況をヴェスとアキラでそれぞれ補足し合いながらする。


『まあ、仲良くやってるようならいいわ! アキラ、明日昼までには戻ってきてね!』


 通信が切れた。


「仕事の連絡を忘れるなんて……」


 アキラが呆然と言うと、ヴェスもがっくり大きくうつむいた。




   ◇ ◇ ◇




 コントロール室で食事をしながら話をしようということになり、アキラがキッチンでサンドイッチを作って戻ると、ヴェスが細かく進路をチェックを確認しているところだった。


「自動運転にできそう?」

「ここまで行けば自動運転に入っても大丈夫そうだけど……、しばらくは見ている必要がある」

 ヴェスがマップを指差して説明する。


「そっか、はいサンドイッチ」

「ありがとう」

 

 ヴェスは受け取るが、何かに気づき、口にくわえると空いた両手でキーボードを叩き出す。


「持ってようか?」


 アキラはヴェスの口から出ているサンドイッチをつかもうと覗き込むように身体を寄せ、左手を伸ばした。

 その時、ヴェスは顔を上にあげ、口からはみ出ていたサンドイッチを大きく口を開けて中に入れた。

 アキラの左手の指がヴェスの口に入る。


「わっ! ごめん!」

 アキラが一瞬固まるが、我に返るとあわてて指を引っこめる。しかし、ヴェスが素早くアキラの左手の手のひらのあたりを右手でつかんだ。


 左手をヴェスにつかまれ、右手には自分のサンドイッチを持ったまま、あわあわしたアキラが早口で話し続ける。


「ごめん、ヴェス! サンドイッチ作るために手はきれいだったから大丈夫だよ! ほんとごめん!」


 口に入れたサンドイッチを食べ終えたヴェスが言った。


「食べたい……」


「へっ?」


 左手の指を口の方に引き寄せるヴェスにさらに焦ったアキラが右手のサンドイッチを突きつける。


「これあげるから!」


 ヴェスはそのサンドイッチもアキラの右手から直接、口で受け止め食べてしまい、ぺろりと舌なめずりした。


 そしてアキラの左手を口に……。


 その時、通信の音が鳴った。

ラブコメみたいなわちゃわちゃは書いてて楽しいですね!

ヴェスがぐいぐい来てますが……。仕事忘れないで、おふたりさんという感じです。


読んで下さりありがとうございます。

次も頑張ります!

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