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 彌眞達三人は邸閣に通されて、沙汰があるまでと待たされた。


(このクニはすごい)


 興奮冷めやらぬ十六夜は、目を丸くし通ってきた邪馬台国の姿を思い出していた。


 まずクニに入って、最初に見えたのが楼閣だった。

 自分の両手で輪っかを作ったぐらいの大きな柱が、六本整然と並び、はるか上空にそびえ立つ楼閣を支えている。

 しかもそれが何棟も立っている。

 今までとは桁違いのクニの大きさに、彼女は驚きを隠せない。


 全体を見渡すと、その場が少し傾斜していた。

 くぐった門は、ほぼ中腹に位置していて、眼下には無数の竪穴住居があり、民達の生活が営まれている。

 住居は大小、様々で貧富の格差によるものだろう。

 さらに住居群から下は、広大な祭場となっており、祭祀あとの彼女の見たこともない銅鐸や土器等が無造作に壊されていた。

(当時の祭祀用の土器等は、使用後壊す風習があったらしい。発掘によって土器が軒並みバラバラに出土することからもうかがえる)

 さらにその下段は、高床式倉庫が整然と並び、見渡す限りの水田があり、水を配する濠が張り巡らされている。


 十六夜はあまりの壮観さに溜息をつき、視線を上げる。

 大小の土が盛られ乱立している場所がある。

兵士に聞くと、それは墓だと答えた。

 その先に大きな居館、城郭、一番上に巨大神殿が聳え立つ。


 十六夜は改めて、邪馬台国の光景を思い出していた。

 彌眞はじっと邸閣の先を見つめている。

 采乎は落ち着かないのか、そわそわしている。


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