怒れる桜花
はい~皆さん、桜花こと作者です!
今回は神奈子戦と言う訳で戦闘回となっております。
とは言ったものの…、神奈子のスペルカードが一枚も出てません…。
いや…、こう…、書いているうちに、神奈子は御柱で戦うイメージが強すぎて…。
次回から神奈子が本気を出すと言う事で…。
~守矢神社奥 広大な湖 夕~
桜花視点
「このッ…分からず屋!!」
自分はそう言った後
弾幕を神奈子へ放つ。
「ふんっ」
神奈子は、右手を前に出し
弾幕を片手だけで防ぐ。
「この程度では私は倒せんぞ?」
余裕の笑みを見せながら
喋ると同時に、こちらを威圧してくる神奈子。
チッ…、余裕って顔してますね…
ならば!
自分は蒼空紅刀を手にし
鞘から刀を抜く。
ただでさえ紅い刃が、夕日に照らされて
さらに紅く光る。
接近戦ならッ!
自分は神奈子に一気に近付いて
接近戦へと持ち込もうとする。
しかし、そんな突っ込んでくる
ただの的な行為を、神奈子は見逃すはずもなく
こちらを迎撃する。
何本もの御柱が、こちらに向かってくる。
自分は、御柱をギリギリで避けながら神奈子へと近付く。
普通に避けれるのだが、絶え間なく御柱が飛んでくる為
ギリギリで避けながらじゃないと神奈子へと近付くのは無理だ。
文みたいなスピードがあれば別ですけど…。
そんなこんなで
心の中で少し愚痴を言っていると…。
「なかなかとしぶといな」
神奈子はそう言い、右手を空に向ける
すると、御柱がどこからともなく出現する。
そして、神奈子は
空へと向けていた右手を、こちらを指差す様にして向ける。
それが攻撃の合図だったか…
突如出現した御柱は、こちらに向かって
斜め上から迫ってくる。
自分は、御柱をすれすれで避けて
御柱の上に乗り、駆け上がる様に御柱の上を走る。
長い御柱の先端まで走り
先端にたどり着いたとこで、自分は御柱から飛び上がる。
御柱から飛び上がった先に、神奈子が御柱を手にして待ち構えていた。
「くらいな!!」
神奈子は、御柱を軽々と横になぎ払う。
「チィ!」
自分は体を寝かすようにして避け
そのまま、手に持つ蒼空紅刀で反撃する。
「おっと!」
自分の攻撃を、御柱で防ぐ神奈子。
くっ…!回転がはやい!
「ふっ…、久々だな、ここまでやる相手は」
そう言って、再び余裕の笑みを見せる神奈子。
「余裕って顔してますねぇ…、さすが軍神と言ったとこですか」
こっちも負けじと、神奈子のような笑みを見せる。
「これでも結構苦戦してる方なんだがねぇ…、だが…」
「…?」
「これならどうだい!!」
神奈子はそう言うと、御柱を両肩に出現させ
キャノン砲の様にして、出現した御柱から
弾幕を放ってきた。
「くっ!」
自分は弾幕を蒼空紅刀で弾きつつ
少し距離を空けて、様子を見ようとする。
「安心するにはまだ早いぞ?」
「何…ッ!?しまった!!」
御柱が自分の真下から迫ってくる。
正面からの攻撃に集中していた為、真下からの攻撃に対しての
警戒が甘かった。
「くそっ!!」
御柱の速度と大きさからして
今の自分では回避不可だ…。
無理に避けようとすれば、逆にダメージが大きくなる
ましてや、御柱に対する迎撃は間に合わない…。
これは受け止めるしか!!
自分は全身を固める様に力を入れて
不意打ちの御柱を受け止める。
「ぐぁっ!!」
防御したとはいえ、御柱は自分に直撃し
態勢を崩し、自分は無防備となる。
それを神奈子は見逃すはずもなく
「もらった!!」
神奈子が弾幕を自分に向かって放つ。
直撃コース…避けなければ…。
しかし、さっきの御柱による攻撃で
動きが鈍い自分。
避けようにも、体が言う事を聞かない。
「くっ…」
自分は目を閉じて、無防備のまま
神奈子の弾幕を受けようとした。
そして、神奈子の放った弾幕は
爆発したかのような音をたてる。
だけどおかしい…。
確かに爆発するような音は聞こえた…
だけど痛みを感じない…。
自分はゆっくりと目を開けた。
そして、そこに映っていた光景は…。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
「早…苗」
自分の目の前で
大の字になって、自分を神奈子の弾幕から
体を張って守ってくれた早苗が居た。
「桜…花さ…ん」
こちらを振り向き
自分の名前を、途切れ途切れに言うと
早苗は崩れるように落ちる。
「早苗!」
自分はすぐに崩れ落ちる早苗を支える。
「早苗!早苗!!」
「桜花…さん…怪我…は?」
「俺のことはいい!早苗こそ怪我は!?どこか痛いとこは!?」
「あはは…怪我は…ないですけど、体中が痛いです…」
早苗はそう言って、自分に笑顔を見せる。
くそっ…、自分のせいで…!
自分のせいで早苗が!!
「アリシア様!」
咲夜が自分の名前を呼びながら
自分と早苗のもとへ近付いてくる。
「お怪我は?」
「自分は大丈夫、それよりも早苗の手当てを御願いします」
「わかりましたわ」
自分は咲夜に、早苗を頼むとお願いし
咲夜は早苗の腕を首に回して、横腹を支える形になる。
よし…後は咲夜に任せれば大丈夫でしょう。
少しだけホッとしていると…
「所詮は人間か」
「何…?」
自分は神奈子の方を向き、キッと睨みつけた。
「簡単に情に流され、平気で裏切る」
「違います!神奈子様!私は裏切ってなんか「やはり屑だな…人間は」ッ!!」
「ちょっとあなた!!この子はあなたの為に真剣に「咲夜」アリシア様…」
自分は咲夜と呼んでから、咲夜を手で制止た。
「ここは自分に任せて早苗を安全な場所へ」
自分は咲夜に、早苗を安全な場所へと言う。
あなたの気持ちはわかりますよ…咲夜。
コイツは言ってはいけない事を…
やってはいけない事をやった。
自分を信じる人を裏切った事だ。
誰よりも考え
誰よりも頑張った早苗を…
コイツはいとも簡単に裏切った。
怒りの感情が、底からわき上がる程に
久々に自分はキレていた。
当然、怒り狂いそうな程に
自分はキレている訳で、人の姿を保ってきていた枷ははずれ
吸血鬼である自分の姿が現れる。
黒い羽に紅く染まる瞳
吸血鬼と現したかのような尖った歯。
「ッ…アリシア様…」
咲夜は自分の姿を見て察したのだろう
何も言わずに、早苗を連れてこの場を離れる。
「なるほどねぇ…桜花から感じていた奇妙な力の正体はそれか」
自分の姿を見て言う神奈子。
「久々に本気を出さないとねぇ」
そう言って御柱をグルグルと軽々に回して構える。
この姿でも、十分に神奈子は倒せるが…
「紅進符「スカーレット・デストロイ」」
容赦はしない…
コイツは…コイツだけはッ!!
はい、今回はここまで!
桜花がブチギレ状態と言うわけで
心理描写を自分から俺に変えようと思ったのですが、なんかな~…っと思ってしまい
自分のままです。
次回では、自分から俺へと変えます。
さて、次回は神奈子も本気と言う訳で
神奈子もスペルカードを使います。
※神奈子 信仰者の皆さん
ごめんなさい!




