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双子と三つ子の五つ子な日々♪  作者: 紀之介
10.姫のご所望☆

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12.当日!その4

「うふ☆」


 真間家の和室。


 西側の壁の前に正座する真茉さん。


 東側の襖の前に立っている3人に、満面の笑顔を向けます。


「皆さん、本当にお可愛いです♡」


 ただ立っているのに飽きた那世さんは、左手を腰に当てながら右の親指と人差し指でスカートの裾を摘みました。


「こう言うポーズは、どう?」


----------


「那世さん、良きです☆」


 称賛する真茉さん。


 それを受けてドヤ顔をする那世さんを横目で見ながら、佐世さんは急いで同じポーズを取りました。


 場を空気を読んだ香夜さんも、続いて真似た姿勢を取ります。


 真茉さんは、お揃いのポーズを取った3人に小さな拍手を送りました。


「眼福、眼福」


----------


「ありがとうございました」


 制服姿披露の、なんちゃってファッションショーの終了後。


 真茉さんは、3人にお辞儀しました。


「お揃い制服の三つ子バージョンを見られて、真茉は感無量です♡」


 横目で自分に近づいてくる佐世さんを確認します。


「いつもの可愛さが、制服姿でさらに際立ってました♪」


 横に移動てきた佐世さんがしゃがみ終わったタイミングで、真茉さんはその首に抱きつきました。


「この後の、5人揃ってのお揃い制服を刮目して待ちます☆」


----------


「えーとぉ…」


 本日、何度目かのハグをする佐世さんと真茉さん。


 それを目の端にいれながら香夜さんは、隣に立つ人物の右耳に口を近づけます。


「… 那世姉さま?」


「あ。もしかして、あのふたりに呆れてる??」


「想定内の行動なので、まだ<微笑ましいレベル>で収まってます☆」


 香夜さんは自分の右腕を、那世さんの左腕に絡めました。


「ただ、真茉ちゃんさんの言葉遣いが、何か微妙に独特だなって」


「─ へ?!」


 自分の左肩に香夜さんの頭が触れる感覚を感じながら、那世さんが呟きます。


「── 言われて初めて気がついたけど、確かにそうかも」


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