第21話 ジャグジールの決戦
「謎の大会が開かれる」
ラドミールは全く関係ないことをしているような気がした
ジャグジールに来たラドミールであったが仲間を探すどころかイドタンの関係性のためにターザン的な大会に出ることになった
1回戦はレースて10人中8人が残る
2回戦は持久力勝負
3回戦目は戦闘
持久力勝負で1人になれば戦闘を避けられるが、暴力OKな以上回避や体力音像に専念したいし、そもそもレースで負ける可能性もある
そして今行われようとしていた
「この大会で勝てばいいんだろ?」
「そう、ターザンコンクールで優勝するんだ!」
「って言われしてもねー...」
「大丈夫さ!まだ始まってもいない!」
「心配ってのは始まる前に来るものだと思うんだけど...まあ、とりあえずやってみますか」
「この大陸一番早くつけよ。話しかけられても無視しろ、標準語で話さないから」
チサルタ大陸では、よくある事だ
ジャグジールはひとつの町であるのだがほとんどがこのように木に囲まれている
その真ん中に城は設置されている
そのため、このまわりには標準語を話せない者で溢れかえっている
何語かは未だに解明されていない
「試合を開始します!」
ザワザワ...
「もう始まるのかよ...」
何も合図なしに一斉に走り始めた
「え、ええ!」
「早く行け!」
「ああ...は!はい!」
(意味わかんねぇーよ!)
木に垂れているツルなどを用いどこかにあるゴール地点を探しながら探すのがこの種目の醍醐味だ
全く見つからないのも含めてな
「ねぇーだろこれ」
「は、ハーン」
「これが標準語じゃないのね...」
(ん?真っ黒の物体...ドロイドか?)
ラドミールは咄嗟に木の裏に身を潜めた
ドロイドの様子を伺うために顔を出した瞬間ドロイドは爆破された
間違えない、これはただの競技じゃない
「まずいことになったな...」
「は、ハーン、!ハハハハーン!!!」
ナイフを取りだし、いきなりラドミールにめがけ腹部をえぐる
咄嗟に動けず攻撃をまともに喰らう
「...まじかよ」
ラドミールは倒れ込み仰向けになる
血が大量に出る
止血は難しそうだ
「ててめぇこにゃろー...」
「ハーン...」
さらに攻撃してこようとしてきたので仰向けになりながら何度も避け続けた
足をつかみ、相手を倒す
剣を抜き、首元にやった
「ゴールは見つかったか?」
「は、ハハーン!」
(さっぱりわからない...とりあえずもう殺すか)
振りかぶろうとしたその時背後から声を掛けられる
「その剣、かっこいいね!」
ラドミールと年齢が近そうな女の子だ
「...?」
「君もこの大会に出てるの?」
「う...うん」
と小さくいい、その後聞こえていないと思い頷いた
「へ〜そうなんだ...でもなんで?」
(まずい...ヒーロー気取りかよってバカにされる!)
「息抜きに来たらたまたま会った人に声かけられてこの大会に出たら良いって言われたそのまま来た」
「すごいね...今日始めて来たんでしょ...?」
(まだ俺は今日来たなんて言った覚えがないが、多分跡をつけていたのかあの黒い物体で偵察していたのかもしれない...あまり刺激するのは良くないな)
「えへへへ」
「やっぱりアホだな...」
(なんて言った?聞こえなかった)
「...」
「その剣よく見せてよ!」
(騙しか...もうやるしかねぇ)
「はい」
ラドミールが貸そうとした瞬間銃口を向けられる
銃...なぜ今ここに
「君にはニミディオ大陸に来てもらう必要がある...」
「は?」
「イドタン大陸の新生勇者ラドミールを連れてこいとクレシェフさんから依頼があったので」
「クレシェフ...」
「知ってるでしょ?あなたのおじさんの殺害を計画したクレシェフよ」
「じぃちゃんの暗殺計画を企てただと...」
ラドミールは闇に取り込まれそうになっていた




