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76 訓練と魔法契約


 さて、何を話そうか・・・


 壇上から見下ろすと、随分と埃(ほこり)を被(かぶ)った神父が多いな。


 遠路はるばる歩いてきたのだろうか。

 酔狂(すいきょう)・・・の一言では片付けられないか・・・


 ええい! ままよ!!


 「毎回のように、遠いところから足をお運び下さり、感謝の念に堪えません。お話をさせていただく前に、皆様の中で『生活魔法』を使える方は手を挙げていただけますか?」


 おっと?

 今回は結構いるな。


 「では。その手を挙げた皆様の中で、火と水の魔法が使える方は前に出てください。」


 割と減ったが・・・お?シスターもいるか。

 この辺りから広げてみるかね。


 「ロデム。話がすんだらこの方たちを脇に誘導して、スズネ『ウォッシュ&ドライの魔法』教えてあげてくれる?」


 必要な指示を出していると、二階の窓からフェルナ様の声がした。


 「ちょっと待ちなさい!そんな魔法、聞いたことないけど!?」


 そうでした。

 フェルナ様は研究者でしたねw

 てか、良く聞こえたな!


 「僕のオリジナル魔法です。学びたいのでしたら、後でご一緒にどうぞw」


 『第一婦人』に丸投げ~ww


 「さて、これから教える『魔法』は僕の “オリジナル魔法” ですが、これは誰でもが使える魔法だと思っています。『魔法省』の研究員の方もいらっしゃるようなので、魔法の話も絡めて進めて行こうと思います。」


 「魔法と。神の教えと・・・関係があるのでしょうか?」


 お! 上手いこと “合いの手” が入ったねw


 「割と深く関わっていますよ。特に、今を生きているヒトにとってはね・・・話を続けます。僕は、ここにいる全てのヒトが魔法を使えると考えています。」


 「嘘よ!魔法は『魔法の才』がある人だけが使える力よ!!」


 二階から “否定論者” 現るw

 てか、魔道具でも使ってんのかね?

  “集音器” みたいな?


 「・・・とおっしゃっている方もいますが・・・実験してみましょう。この中で、生まれてこのかた、魔法を使ったことがないという方は手を上げてください。」


 うん。結構いるね。


 「では。全員前に出てください・・・あなたと、あなた・・・そちらの方も・・・失礼ですが、お名前をお伺いしても?」


 「ゼリアと申します。」

 「サミシャです」

 「ハイゼンです。」


 「では。ゼリア神父。シスター・サミシャ。ハイゼン神父。このグループから外れてください。後ほど、個別に指導します。」


 「なぜ我々を?」


 「これからやる実験は、少し刺激が強いかと思われます。失礼ですが、御三方のような人生経験を積まれた方には危険な可能性もありますので、後ほど指導させていただきます。グループから外れていただきますか?」


 「そういうことでしたら・・・」


 「では、残った皆様に実験の説明をさせていただきます。これから皆様は隣り合う方々と円陣を組んでいただき、手を繋いでもらいます。僕はその手を通して魔力を流していきますので、僕の流した魔力を感じ取ってください。そして、流れ込んだ魔力を反対の手を通して、隣の方に流してください・・・例えるなら、川の流れのようなものです。流れる魔力を堰(せ)き止めてはいけません。”魔力の流れ” を流れとして、反対側の手に誘導して下さい。これは ”魔力の循環” です。『魔法使い』の基本訓練ですが、初めての経験ですので感じかたは人によって異なります。驚かないで、平静を保ってください。」



 準備が出来たようだ。


 「では、実験を始めます。実験の間は、お互いの手を離さないように気を付けて下さい。では・・・いきます。」


 俺は、ほんの少しだけ『魔力』を通した。


 「・・・うお!?」

 「きゃあ!」


 悪くない反応だ。


 「手を離さないで!“流れ” に逆らわず、そのまま隣の人に流してください!」


 「・・・い・・・痛っ!」

 「し・・・痺れ・・・る!」


 おっと!?強すぎたか?

 徐々に出力を落とし、終了させた。


 「お疲れさまでした。いかがでしたかw」


 「変な感じでした。こう・・・体の中に、一本のヒモを通されたような・・・」

 「暖かい何かが、通っていく感覚でした。」

 「お腹の中に何かが・・・ぐるぐると回っているような・・・」

 「何と言うか・・・管(くだ)を無理矢理押し広げて行くような・・・」

 「途中で、痺れるような感じがしました。」


 「個人差はありますが、それが『魔力』です。何も感じなかった方はいらっしゃいますか?」


 ・・・二人だけか・・・


 「そこのお二人は、また個別に指導させていただきます。他の皆様は、今日の感覚を忘れないように、こう・・・両手を合わせて『魔力循環』の練習をしてみてください。」


 「あの・・・コレが、『教え』と何か関係が?」


 「そうですね。神様は自身の姿を模した我々を創りました。僕はそのことに異を唱えるつもりはありません。ですが、この世界は残酷(ざんこく)です。外を歩けば『神の似姿』をした我々を、ただのエサとしか見ていないような魔物が跳梁(ちょうりょう)跋扈(ばっこ)するような世界です。では、何故神様は、そのような世界に僕達を創造したのでしょう?」


 「それは、この世で “修行” するためだと・・・」


 「そうです。修行の為です。では、何のための修行でしょう?大人しく『魔物のエサ』になるための修行でしょうか?」


 「いえ・・・人々を救い、天国へ導くための・・・そのための “魔法” ということですか?」


 「そうです。魔法は。この残酷(ざんこく)な世界で生き抜くために、『神の世界』をこの地に再現する為に神様が与えてくださった “道具” だと、僕は考えています。」


 「道具・・・」


 「料理人は素手では料理はしません。まな板や包丁、鍋などの『道具』を使って料理をします。『書』を作るときも、紙やペン、インクなんかを使いますよね。それと同じものです。ただ、ヒトによって生まれ持った ”道具の形や色” に個性があるのだと思います。」


 「個性ですか」


 「個性です。その証拠に、先ほどの『魔力循環』の実験では、魔力に対する感じかたに差がありましたね。『ヒモを通された』とか『痺れた』とか『おなかの中がぐるぐるした』とか・・・魔力に対する感受性が違うからです。」


 「では、我々も魔法が使えるということですか?」


 「使えます。ただし、一般的に『魔法使い』というと、冒険者の間では『攻撃特化』の魔法が使える者を言いますが、僕が教えたいのは生活に根付いた『生活魔法』の方です。例えば、『クリーン』」


 俺はバカでかい魔法陣を展開した。

 光が降り注ぎ、埃に塗れた『神父』達の衣類や身体を、まとめて綺麗にしていく。

 ついでに屋敷もだ。

 『メイドさん』達もビックリするだろうなw


 「おお!?」

 「まあ!」


 身綺麗になった気分はどうかねw


 「・・・なんという・・・」


 「便利でしょう?『水の魔法』と『火の魔法』と『風の魔法』の複合魔法です。掃除や洗濯の手間が省ければ、その分『伝道』や “子供達の世話”に時間を割くことが出来ます。『道具』は使いようっていうことですよ。」


 「複合魔法・・・そのようは高等技術を、我々が?」


 「できますよ。皆さんが真剣に取り組めば・・・ただ『道具』である以上、それを使いこなすための技術が必要です。包丁だって、誤った使い方をすれば手を切ってしまいますし、何も考えずに振り回せば他人を傷付けてしまいます。まずは自分の中にある魔力を自覚する事。『魔力循環』は、魔法を知るためのキッカケです。」


 「・・・なるほど・・・」


 納得してくれたかね?


 「では、続けてやってみましょう。メル、一般的な『魔力循環』お願いしていい?」

 「一般的なやつで良いのかい?」


 「いいよ。『チャクラ』の概念は危険だし、説明しだすと一日じゃ足りないだろ?」

 「それもそうだな。分った。」


 「今度は『生活魔法』が使える方もどうぞ。」


 火と水の魔法が使えるグループは、スズネさんが『ウォッシュ&ドライ』を教える。


 いつの間にかフェルナ様も混じってやんのw

 好奇心に負けたかねww


 『魔力循環』はメルに任せた。

 メイはサポートだ。


 俺は。人生経験を重ねた神父とシスターと、『魔力循環』を自覚できなかった二人の神父を “個別指導” した。



 夕方頃には、全員『魔力循環』を覚え、うち二人の神父と一人のシスターが未完成ながら『ウォッシュ&ドライ』を体得。


 フェルナ様は残念ながら・・・水魔法が不得意らしい。

 イロイロ燃やしてたしww


 コクウさん大爆笑・・・失礼だからやめなさいw


 「今日はお疲れさまでした。もう日が暮れて来ていますので、今晩はお泊り下さい。話の続きは早朝行います。ロデム。食材とワインを出すから料理長に炊き出しを頼める?」


 「承知いたしました」


 慇懃(いんぎん)に頭を下げる執事君は、何気に『ウォッシュ&ドライ』を収得してらっしゃる。


 もともと『魔法使い』の資質もありそうだし・・・

 練習を重ねれば『クリーン』まで行けるか?


 ロデムの歩いた後は塵一つ残さない『清潔空間』が広がりそうだww


 アストラスの執事、恐るべし・・・



 少し興奮したように、わいのわいのと炊き出しの準備を進める神父達を尻目に、俺達は再び2階の貴賓室へ戻った。


 「大変お待たせいたしました。」

 “臣下の礼” 再びw


 「お気になさらず。大変興味深い内容でした。いつもこのような集まりを?」


 「いえ、今回で三回目です。求められない限り、このような事は致しません。」

 余計な出費は避けたいしねw


 「そうですか?その割には手慣れた御様子で・・・フェル?どうしました?」


 それまで俯いていたフェルナ様が、俺を見た。


 おメメに涙貯めて・・・どないした?


 「・・・理不尽よ!インチキだわ!!」


 あらま?

 イキナリナンザンショ??


 「失礼ながら、インチキとは?」


 「何もかもよ! “才は一人に一つ” が常識よ! “才が二つ” で天才!三つで神童! 魔法の祖であられる『アシュタロ・ホロギネス』様もそう書いておられるわ! 二つ以上の複合魔法なんて、出来っこないわ!!」


 あ~

 『魔導書』書いた人ね。

 『才=(イコール)スキル』の方式だと、俺の『才』は、すでに “渋滞” しとるんだがw


 無自覚にフェルナ様の『レーゾンデートル(存在意義)』を壊しまくっちゃったか・・・

 こりゃ刺激が強すぎたかな?


 「大変失礼いたしました。どうかご容赦のほどを・・・」


 「白状なさい!どんなインチキをしたの!?」


 インチキねぇ・・・


 「『ウォッシュ&ドライ』は『水』と『火』の複合魔法でして・・・」


 「違うわ!『クリーンの魔法』よ!あんなの理論上ありえない!言いなさい!どんなトリック使ったの!?」


 そっちか・・・しくじった・・・


 「お気に障(さわ)られたのでしたら、謝罪いたします。しかし『クリーンの魔法』は存在しますし、フェルナ様も体験されたのでは?」


 敷地一杯に魔法陣広げたからね~

 もれなく下着の中まで “キレイキレイ” の “サッパリさん” になってるはずだがw


 丁度いいから「破談よ~」とか言ってくんないかな?

 即ノワールに “手紙” 運んでもらうのに・・・


 「!・・・・」


 押し黙っちゃったよw

 ホレ、もう一声ww


 「フェル。そのくらいにしておきなさい。『クリーンの魔法』は確かに存在しました。魔法に疎(うと)い私にも、その程度のことは解ります。研究者であるフェルには理不尽極まりない魔法でしょうけども、存在する以上 “受け入れる” のが本分ではありませんか?」


 理路整然と攻めて来るね~


 「はい・・・失礼いたしました・・・」


 あっさり折れちゃったよ・・・残念w


 研究者さんは DEX と INT が低いのかね?

 ダンジョン入る??

 言わないけどw


 「グレイ様。フェルナのことは許していただけますか?」


 「許すも何も、不快な思いをさせてしまい、申し訳なく存じます。」


 「そのお言葉だけでも救われます。ありがとうございます。」


 ずいぶんと腰の低い姫様だな。

 やりづらい・・・


 「では次の “議題” へ。」


 憶えてたか。


 「じき “夕食” 時です。明日に致しませんか?」


 「いえ、このままでは、グレイ様が何を言いかけたのか気になって眠れそうにありません。教えていただけますか?」


 にっこりと笑う。

 眩(まぶ)しいとも言える笑顔だが、『議題』の内容としては少々気が重い。


 その時、ドアがコンコンと鳴った。

 ロデムがメイドを連れて夕食を運んできたようだ。


 なんて間の悪い。


 ドアを開け、人数分の食事を乗せたワゴンを押して入って来たロデムは、場の空気を読んで直立不動になった。


 勘のいい奴。

 今回は裏目に出たがな。


 「ロデム。下がっていいよ。」


 「いえ。給仕がありますので・・・」

 だろうな。


 「じゃあ、メイドを下げて。大事な話をするから。」

 「は。」


 メイドが部屋から出たのを確認した俺は、執事に話しかけた。


 「ロデム。君はすでに僕の秘密を幾つか知ってるね。」


 「はい。」


 「だけど、これから話す秘密は、最も重要度が高い。最重要機密になる。」


 「はい。」


 「外部にこの機密が漏れると、最悪、チームの存続に関わってくる。」


 「はい。」


 「命懸けになるけど・・・いい?」


 「もとより、グレイ様に一生遣えると誓った身。そのためならば、この命の一つや二つ、いつでも差し出す覚悟でございます。」


 重い・・・重いよ、ロデム君。

 やれやれ・・・


 俺は、室内に結界を張った。


 「これは。結界!?」

 フェルナ様、正解w


 「クレアリス様。断りもなくこのようなマネをして申し訳ございません。」


 「よいのです。それだけ大事なお話と言うことですね?」


 「はい。その前にクレアリス様、フェルナ様、サフリー様、ロデム。『魔法契約書』にサインしていただけますか?」


 「なんだと!?」

 「魔法契約書」



 魔法契約、本来なら神官の立ち合いの下に取り交わされる最も重い契約で、反故(ほご)にすれば天罰が下るとされている。

魔法契約には幾つかの種類があるが、なにより『契約の神』は、何よりも平等であり、苛烈な『女神』だと伝われている。


【 魔法契約の意味、分かってらっしゃいます? 作者: 暁海様  から参照】



 俺はコクウさんのアドバイスを参考に、屋敷に着く前に “自分の血” で複数枚の契約書を書いていた。


 気の重い作業だったのは否めない。


 だが妥協(だきょう)も出来ない。


 スズネさん達の進退、下手すりゃ『命』にも関わってくるからな。


 「これは冗談ではありません。退くなら今の内ですよ。」


 俺は契約書をテーブルに並べた。


 クレアリス様は一枚を手に取り、しげしげと読んだ。


 「グレイ様や許嫁(いいなずけ)様方の秘密に関わる一切の言動を禁ずる・・・もし契約を破れば、爆散(ばくさん)・・・これはグレイ様の血文字ですか?」


 「そうです。遺体を残せば、レイスやゴーストなどに記憶を探られる可能性があります。また、黒魔術の中にも、似たような方法で死んだ人間から情報を聞き出す輩(やから)もいると聞いたことがあります。爆散(ばくさん)させるのが一番かと・・・」


 「切る、」

 サフリー嬢がスラリと剣を抜くが・・・


 「な!?」

 殺気と共に俺に向けるはずの剣は、根本(ねもと)から切られていた。


 メルさんの『村雨丸』がサフリー嬢の剣を切り落とし、メイさんの『神剣』が彼女の喉元に突き付けられていた。


 「困るのよね~御主人様を切られるとw」

 「ボク達の大事な “未来の旦那様” だからなw」


 腕を上げたな~二人ともww


 「メイ、メル。僕は大丈夫だから刀を引いて。殺伐(さつばつ)とした雰囲気じゃ話が進まないよ。」


 「はーい。」

 「それもそうか。」


 レベル70を超えた俺とサフリー嬢では勝負にもならないが、けん制の為に動いてくれたのだろう。


 今更のように汗が噴き出るサフリー嬢が、少し気の毒に思えた。

 主(あるじ)の前でなければ、その場でへたり込みたいだろうに・・・


 「サフリー様。申し訳ございません。僕達もある意味 “命懸け” なので・・・ご容赦いただければ幸いです。」


  “命懸け” というより、この『大陸』から逃亡だな。

 『魔王・魔神退治』は別ルートからの侵入を考えれば良いし、いざとなったら『転移』もある。


 『転移魔法」に関してはレベルも上がってきているから、多少の無茶も何とかなるだろう。『魔国』ギリギリまで『転移」して、魔力の回復を図った後に攻略を進めればいい。国の支援(バックアップ)は期待できなくなるが・・・


 ともあれ、誠意は見せた方が良いだろう。

 俺は丁寧に頭を下げた。


 「サフリー。命令です。引きなさい。グレイ様のお覚悟は拝見いたしました。サフリーは私達の護衛としての役割を果たそうとしただけです。この契約内容に不満はございません。フェルはどうですか?」


 「いいわ。貴方の秘密、全部暴(あば)いてもらうわよ。」


 「結婚すれば、遅かれ早かれ知ることになりますよ。ただ、初対面の方々に全てを打ち明ける勇気がないだけです。」


 「それで良いと思います。王宮も、一皮むけば智謀策略(ちぼうさくりゃく)の渦巻く『魔窟(まくつ)』です。昨日今日出会ったばかりの御方に、私達の全てを信じろという方が可笑しな話です。」


 『魔窟(まくつ)』ときたか・・・『魔国』といい勝負になりそうだなw


 クレアリス様とフェルナ様、そしてロデムは躊躇なくサラサラとサインをした。


 気でも触れたか!?ロデム君!


 「サフリー様はどうしますか。部屋を出て行くなら結界を解きますが?」


 「馬鹿にするな!私はクレアリス様の専属護衛(せんぞくごえい)だ!主(あるじ)であられるクレアリス様がそのお命を掛けるというのであれば、当然、私もそれに従うまでだ!」


 う~ん・・・困ったね・・・


 「良いのですか?御両親や御兄弟は勿論のこと、将来の旦那様や御子様(おこさま)にまで、明かせぬ秘密を一生抱えて生きることになりますが?」


 「当然だ!」

 即答かよ!


 奪うように契約書を剥ぎ取り、サインする。


 なんともまあ、重いサインだ。


 「・・・確かに受け取りました。では打ち明けましょう。僕は『パーフェクト・ヒール』が使えます。その魔法でもってクレアリス様の御病気を治せる可能性があります。」


 その場の空気が固まった。



おっちゃん「ココに住みたい・・・」


 相方 「滞在費だけで破産しますが?」


おっちゃん「現実が容赦ない・・・」


 相方 「さっさと荷物まとめて下さいよ。」

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