13.5
今回のから次回の予告をすることにしました
「高級宿ですから普通の宿とは格が違いますわね。置いてある茶葉も種類が多いです。どうぞティア様、紅茶ですわ
「ありがとうセレスティーナ。それにしてもセレスティーナは宿の格の違いが分かるの?」
「少しだけですわ。学園に通っていた時に何度か旅行に行って宿屋に何度か泊まったものですから」
「そうなのね。でもセレスティーナが旅行に行くとは思わなかったわ」
「レティアやリーア達と行ったのです。ルエン様やユリア様も一緒の時がありましたわ」
「お父様やお母様も一緒に宿に泊まったの?とてもそんなことをするようには見えないのだけど」
「ちょうどルエン様とユリア様が街に視察に行った時に、庶民の生活を見たいとおっしゃられたので護衛を配置したうえでお泊まりになりました。その時私とリーアもついて行ったのですわ」
「レティアは居なかったの?」
「街の案内役でレティアも居ましたわ」
「レティアが案内するの?普通は領地の貴族がするはずよね?」
「行った領地がヴェルンティース領だったのでヴェルンティース子爵の息女であるレティアが案内をしたのです。そう言えばあの時は珍しくドレスを来ていましたわ」
「レティアはドレスを着るのが珍しかったの?学園ではドレスが普通と聞いていたけど」
「そうですわね。皆様、家から持参したドレスか学園側が用意したドレスを身につけていますわ、でもレティアは」
「失礼します。セレスティここにいたのか」
「リーア、私に用ですか?」
「ああ、この部屋の向かい側に私とレティアで一緒に泊まることにしたのだがセレスティも一緒にどうだ?」
「良いですが、何かなさるおつもりですか?」
「三人で女子会をしようと思ってな」
「女子会、楽しそうね」
「女子会ですか、いいですね。夜楽しみにしていますわ」
「楽しみにしててくれ、じゃあセレスティの荷物を運ばないとな。そう言えば私が来たとき何か話していたが何を話していたんだ?」
「昔宿に泊まった時ののことですわ。ほらレティアが珍しくドレスを着て領地を案内してくれた時の」
「あの時か、レティアのドレス姿綺麗だったな」
「レティアはいつも学園でどんな格好だったの?」
「男装でしたわね」
「男装だったな」
「男装してたの?」
「ええレティアはドレスだと動きにくいと言って学園側が用意したドレスを改造していたのですが、装飾を付けるとかではなく下をズボンにしてましたわ。それでも上はちゃんと制服を来ていましたわね。たしかスカートだと動きにくいっていって変えたはずですわ」
「その格好が男装に見えてな、意外にも似合っていいてカッコ良かったな。確か女子に人気があったはずだが」
「そうですわね、下級生が先輩と言って慕っていましたわ」
「レティアの男装見てみたいわ」
「お願いすれば見せてくれるかもしれませんよ」
「なら今度の誕生日にでも頼んでみようかしら」
「ふふ、誕生日なら着てくれるかもしれませんね」
「それでヴェルンティース領で宿屋に泊まった時のことだけど」
「そうでしたわね。あの時の宿屋はこの宿より少しランクか下の宿でした。それでもヴェルンティース領の中では一番いい宿でした。あの時はルエン様とレオン様が同室で私とリーア、レティアユリア様が同室でしたわ」
「やっぱり夜は何か話したの?」
「話しましたわね、たしかあの時は」
・・・・
「レティアが案内してくれるとは思いませんでしたわ」
「お父様が歳が近い方が良いだろうと言ったので案内することになったんです」
「でもレティアがドレスを着てる姿初めて見ましたわ」
「レティアのドレス綺麗よ」
「ありがとうございます、ユリア」
「学園でも男装しないで普通にドレス着れば良いじゃない」
「ドレスも学園のドレスも動きにくいんですよ。ヒール履かないといけませんから」
「でも私はドレスのレティアが好きよ!」
「そうですか。ユリアが帰るまではドレスでいることにします」
「レティアありがとう」
「それよりリーアは何処に行ったんでしょうか。先程から姿が見えませんが」
「確か素振りに行ってくるって言ってましたわ」
「リーアはここでも平常運転ですか、探してきます」
「行ってらっしゃい」
「ユリア様、レティアのドレス姿気に入ったみたいですね」
「ええ、とっても綺麗だもの。学園でもドレス着ればいいのに」
「ユリア様がお願いすれば着てくれるかも知れませんよ?」
「じゃあ戻ってきたらお願いしてみようかしら」
・・・・
「それでこの後リーアがレティアに連れてこられたんですわ」
「そうだったな、素振りしてたらレティアが来て、部屋に戻りますよ、って部屋に連れ戻されて」
「お説教されてましたわね」
「そうだったな、そのあとみんなでお風呂はいったな」
「お風呂あったの?」
「ええ、貸切にしてもらって入りました」
「ねぇこの宿って」
「部屋に備え付けてありますわ、用意しましょうか?」
「お願い」
「わかりましたわ、これが終わったら他の者と交代してもよろしいでしょうか?」
「いいわ、三人で楽しんでね」
「ありがとうございます。リーアこれが終わったら一緒に部屋に行きましょう」
「わかった」
ギィィ
「レティア、セレスティを連れてきたぞって本読んでたのか邪魔してしまったか?」
「リーア、セレスティーナ、大丈夫ですよ後で読みますから。どれくらい本を読んでいたでしょうか」
次話は三人で女子会して王都に出発です。それと同時に7.5話もつくる予定ですのでお楽しみに。
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