第8話 梶田光輝
〇梶田光輝
(さてと、的作るか!)
弓と矢は1000ゴールドで買ってあるので、的を作り練習するのだ。ちなみに見かけによらず弓道を嗜んでいるのだ、そして卓也のパーティーの弓戦士の3人はおんなじ道場に通っているため、構え方などほぼ同じなのだ
的は大きさ半径20㎝程度の円で、30m位先の木にくくりつけた。
まぁ、作るのはそれほど難しく無かった(的作成スキル使用)
そして、、、
きっちり的を射ぬいた。実力はゲームにより調整されてるとはいえど、強い。
「ふぅー、中々行けるな!やっぱ俺マジ神!」
まぁ、ウザイ。卓也に比べればマシなのかな?ナルシストに近いけど、
「うーん、矢を作ろう!」
そう言って近くにいた鶏型モンスター《炎鶏》を狩って羽を取り、肉は食べて、骨は削って粉にした。なにか色が必要なときに使えそうだ
まず鶏の羽を細工して、(弓矢細工のスキル使用)矢羽にする。それを木の棒に付けていき、更に矢じりに普通の鉄等ではなく、鶏の嘴を使った。材料費0円だ。
「なにか獲物はー、、、」
と、この矢の性能を確かめるために獲物を探してた。そこに、
大亀族
が現れた。普通なら弓戦士は逃げる。何故なら甲羅が固すぎて矢が刺さりすらしないからだ。
でも光輝は違う、実力もそこそこあへば、作成能力もそこそこある。なら弓矢の攻撃を試してみたいのだ。
「《射撃》!」
光輝の弓から放たれた弓矢はとても早く、キレイな放物線を描いて亀の甲羅に刺さった。一応モンスターの嘴は硬いのだ、攻撃手段も少ないし嘴で攻撃するから
「ふーっ、中々いいじゃん。」
殺すまではいかなくても大分ダメージを与えられた。この亀は駆け出しの天敵と恐れられているが、実力がそこそこつけばまず死なない。
「、、、なにしよう。」
なにもすることなくなった。まぁ矢を放ち職業熟練度上げてスキルも覚えればいいのだが、、、実践以外あまり上がらない。それもそうだ、いつ動かない物を警戒されずに命懸けの戦闘で撃てる?
「狩りでもするか。」
(どこら辺にいるのかな?)
まず探したのは草むらや林の中だが、中々経験値になりそうなモンスターは見つからなかったが、
(空、は?)
そう、鳥モンスターを撃ち落とそうと思い探し始めたのだ。そして、、
(あれは、、、Eランクモンスター狂大雀!)
見つけたのは大きめな雀の凶暴化している状態だった。雀だからそれほど強くないだけで鷲などが凶暴化すると普通に王国近衛兵4軍出動レベルだ。
光輝は弓を構えて、鶏の矢を引っかけ準備した。そして、、、
「《射撃》!………くっ、《射撃》!」
一度避けられ、こちらに敵意を向けてきたが、すぐ次の矢を射ち雀を撃ち落とした。
(雀か、、、焼き鳥だな!)
雀を普通の矢に刺して、近くにいた魔法使いに頼んで火をつけてもらった。女で年齢は同じくらいだ。ここでの人見知りの無さは強みだ、ちなみに何故魔法使いか分かったら三角帽に紫色の服を羽織っていていかにも魔法使いだったからだ。
「えーと、お願いがあるんですけど、、」
「なにー?」
「食べられなくて空腹で空腹で、、一緒に食べさせて貰えませんか?装備を買ったら金が無くなってしまって、、めまいもしてクエストでは危険なので収入がなくて、、」
「全然いいよー!なんならもっと狩るよ!経験値ほしいし!」
一応知らない人の前では神です!とは言わない。だから水無月たちも最初は明るい人なんだなー、と思っていたが、、仲良くなるとね?
「ありがとうございます!」
「じゃあ、食べてて!一人じゃ無駄に狩ることになってたから気が引けたんだよね!」
そう、お腹が一杯で食べれない事はないが、食べても意味のないときに食べても無駄になり雀の乱獲で雀保護活動が起こってしまうかもしれない。
「えーと、、なにかいい魔法は、、、」
「大丈夫!射ち漏らさなければなんとかなる!」
(さてと、、雀は見た感じいないし手頃なモンスターもいない、か。)
そう、とてつもなく強いモンスターもいるが大体知能を持っている。持っていない物が攻めてくるので倒すために頑張っているのだ。ちなみに王国近衛兵も多分NPCで強くなってったらプレイヤーに変わるのだろう。
空にはいないと悟った光輝は、陸を探した。さっきは居なかったが、空の敵から身を隠していた奴等が出てきてて、
兎、鶏、猪(Eランク)、
等が見つかった。それぞれを一匹残らず生肉にし、それをあの魔法使いに持っていった。
「狩ってきたぞ?」
「ありがとうございまふ!!」
その後ひとしきり食べたあとに、
「お腹一杯です。お礼と言ってはなんですが、、氷魔法凍結!」
魔法がかかった鶏肉がみるみるうちに白い霜で覆われいかにも冷たそうになった。
「これで冷凍保存になります!」
「おお、あ、ありがとな。」
「いえいえ、これくらい。では、」
そう言って魔法使いの子は帰っていったが、、、
「どーやってもって帰るんだよーー!」
最終的に矢に肉を刺して持って帰ることになったが、あまりあの子意味無かったと思う光輝だった




